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自衛隊ニュース   919号 (2015年11月15日発行)
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平成27年度自衛隊統合演習
各地で大規模に陸海空協同訓練

 防衛省・自衛隊は、10月23日から11月13日まで、武力攻撃事態への統合運用による対処能力の維持・向上を目的とした「平成27年度自衛隊統合演習(実動演習)」(27JX・FTX)(統裁官・河野克俊統合幕僚長)を実施した。同演習には統合幕僚監部・情報本部・陸海空自衛隊・自衛隊指揮通信システム隊・中央病院・佐世保病院・那覇病院から人員約25000人・車両約5200両・艦艇等約10隻・航空機約250機が参加。実動統合演習は、このJXと、日米共同統合演習(Keen Sword)を隔年で晩秋〜初冬の同時期に行っており、いずれも、国内では年間最大規模。陸自西部方面隊計画の鎮西演習(鎮西27)、陸自北部方面隊計画の北部方面区→西部方面区への協同転地演習、第1空挺団の空挺降下訓練やヘリボン訓練等を主体とした陸自中央即応集団計画の演習を連接し行われた。
 27JXは、陸自西方普通科連隊の水陸両用作戦(水路潜入による着上陸訓練及び上陸後の戦闘訓練)をはじめ島しょ防衛における作戦や、その他の地域でも陸海空協同による作戦が数多く訓練された。レーダーサイトのある空自襟裳分屯基地、同基地沖の訓練空域等で空自警戒管制部隊や陸空自高射部隊による防空作戦(対空戦闘訓練)、同じく、レーダーサイトのある空自輪島分屯基地、空自小松基地及び同基地沖の訓練空域と洋上等で海自護衛艦や空自航空機、陸自特科部隊などによる海空作戦(艦隊防空・対艦攻撃)を訓練した。
 九州でも、地理的に離れた九州本土から南西諸島等への装備品の輸送等を想定し、空自C-130H輸送機に陸自地対艦ミサイル・88式地対艦誘導弾(SSM)を、海自C-130R輸送機に陸自地対空ミサイル・03式中距離地対空誘導弾を積載し輸送する訓練等も統合後方補給(統合輸送訓練)の一部として行われた。
 また、西部方面隊、北部方面隊隷下の特科部隊等が日出生台演習場、鹿児島県の大隅諸島・奄美群島に展開し、協同の防空・対艦訓練に参加した。27JXには北部方面隊隷下の第2師団、第5旅団、第1特科団、北方施設隊等が西部方面区へ転地。90式戦車、99式155mm自走りゅう弾砲を含む計500両以上の車両が民間チャーター船や定期船等を活用して長距離機動。奄美群島における訓練にも姿を見せた。
 今回、常設統合部隊である自衛隊指揮通信システム隊隷下のサイバー防衛隊(平成26年3月新編)等によるサイバー攻撃等対処訓練もJXの枠組みで初計画された。また、敵勢力による海自・空自基地への急襲を想定し、海空の警備部隊と陸自普通科部隊・陸自特殊武器防護隊等の協同による警備訓練も、全国各地で行われた。


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