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自衛隊ニュース   912号 (2015年8月1日発行)
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南海レスキュー27発災72時間〈初動を重視〉
10師団「南海トラフ対処計画」を検証
 陸自第10師団(師団長・山本頼人陸将=守山)は、7月6日から12日の間、中部方面隊が実施した「南海レスキュー27」に参加して、地区内各駐屯地及び各自治体、部隊展開予定地等における指揮所演習・実動演習を通じて「師団南海トラフ対処計画」を検証し、計画の実効性向上を図った。この際、発災から72時間の初動を重視して、自治体及び関係機関との連携について検証・演練するとともに、転用・増援部隊との連携について検証した。訓練実施にあたり山本師団長は、「最も厳しい任務を自ら進んで行い、これを完遂せよ」と要望した。
 本演習は南海トラフ地震発生を皮切りに状況が開始され、逐次判明する状況に応じて、方面隊内の転用部隊、他方面隊からの増援部隊及び各関係機関と連携を図りつつ被災地に部隊を展開させるとともに、愛知・三重県庁内に設置された災害対策本部において部隊運用、航空機運用、生活支援等について集約された被害情報・ニーズに基づく、県担当者を中心とした各機関連絡員との各種調整を実施した。
 指揮所演習に連携した実動訓練では、計画に基づき航空偵察及び地上偵察を実施し、師団地区内の全般被害状況を把握するとともに、関係機関との情報共有を迅速に行った。
 また、師団地区内の部隊の活動拠点への前進に際しては県警との連携要領を、中部方面隊内外からの増援部隊とは到着後速やかに活動を実施するための具体的な引継ぎ要領について検証した。
 最終日の機能別の実動訓練においては、津波被害等により発生する孤立地域に陸空自衛隊及び米陸軍のヘリコプターを使用して部隊及び通信器材を空輸、さらに、ホイストによる要救助者を救助後、応急処置を施し次第災害拠点病院まで搬送する手順を確認した。

27JXRで隊友会と連携訓練
 東京地本(本部長・竹本竜司陸将補)は、6月29日、27JXRにおいて実施された災害情報伝達訓練の枠組みを活用し、公益社団法人隊友会東京都隊友会(会長・直海康寛氏)との連携訓練を実施した。
 本訓練は、平成24年3月16日に東京都隊友会と東京地本との間で締結された「大規模震災発生における公益社団法人隊友会東京都隊友会の自衛隊東京地方協力本部に対する協力に関する協定」に基づき、連携の強化と災害対処能力の向上を目的としている。
 訓練当日は、地本本部から隊友会会員の携帯電話へ「午前10時13分、東京都23区震度7」を一斉にメール送信して状況が開始された。平日にも関わらず22名の隊友会会員から、それぞれの所在する地域において撮影された周辺の道路や橋梁の状況等24件の情報を受信した。提供された情報は速やかに地本本部から方面総監部に報告され、発災当初における被害情報等収集に寄与する事が出来た。
 参加した隊友会会員からは、「非常に有意義な訓練であり、機会があればまた参加したい。OBとしてこのような形で自衛隊に貢献出来て嬉しい」とのご意見を多数頂いた。
 東京地本は「今後もこのような機会を捉え、相互の連携強化を図り、防衛基盤の醸成を図っていく」としている。

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