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   2006年1月1日号
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陸海空幕僚長「年頭の辞」2面

陸自第8次イラク復興支援群・第4次業務支援隊の約600派遣隊員が活動を続けるサマーワ宿営地の日の出。クウェートのアリアルサレム空軍基地では、空自派遣隊員約200名が現地で正月を迎えた。

新年のメッセージ
3月末に新たな統合運用体制に移行
統合幕僚会議議長 先崎一陸将
 全国及び海外の各地で勤務している隊員諸君並びにご家族の皆様、明けましておめでとうございます。
 さて、昨今の国際情勢を見ますと、国際社会が各種協力体制を構築して、テロや大量破壊兵器等の拡散など新たな脅威に対応しているのが特徴であります。
 このような環境の中で、我が国は、陸上自衛隊、航空自衛隊のイラク・クウェート派遣、及び海上自衛隊のインド洋派遣を継続しております。また、ゴラン高原への輸送部隊の派遣、広範多岐にわたる災害派遣等に加え、スマトラ沖及びパキスタン等大地震に際しての国際緊急援助活動を実施してきました。
 これらの新たな脅威や多様な事態により迅速かつ効果的に対応するため、三月末に自衛隊は、新たな統合運用体制に移行します。陸海空自衛隊五十年の歴史、伝統、文化を継承しつつ、その持ち味を十分に発揮 し、心を一つにして国民の皆様の期待と信頼に応えていかなければなりません。
 一方、隊員にあっては、「国を守る」ための「武力集団」であるという自衛隊の原点を深く認識し、謙虚さを忘れず、国民と共にあって公に尽くす精神と、事に臨んでは危険を顧みない勇気をもって、プロとして日々練磨を重ねることが益々求められております。
 自衛隊の大きな変革期に当たり、ご家族の皆様方の更なるご理解とご支援をお願い申し上げ、また、隊員諸君とご家族皆様のご健勝とご多幸を祈念し、年頭のご挨拶といたします。

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