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   2006年8月1日号
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日米など8ヵ国参加
RIMPAC2006
海自、米海軍、戦術訓練を実施
ハワイ周辺海域
 リムパック(RIMPAC)2006が6月26日から7月28日までの間、ハワイ周辺海域で実施された(=写真)。今回のリムパックには日本をはじめ米国、英国、韓国、ペルー、チリ、カナダ、オーストラリアの8カ国の艦艇約40隻、潜水艦約6隻、航空機約160機が参加した。海上自衛隊は▽護衛艦部隊(指揮官・泉三省1護群司令=護衛艦「ひえい」「さみだれ」「ありあけ」)▽航空部隊(指揮官・佐藤誠7空隊司令=P―3C哨戒機8機)▽潜水艦部隊(指揮官・佐藤広憲くろしお艦長=潜水艦「くろしお」)を派遣、米海軍と共同して対潜戦・対水上戦・対空戦など各種戦術を訓練したほか、ミサイル発射訓練なども実施した。リムパックは1971年からほぼ隔年で行われており、今回で20回目。また、海上自衛隊の参加は1980年から始まり、今回で14回目となった。

陸自イラク派遣部隊600名、無事帰国
額賀長官「2年半にわたる任務を見事完遂した」
羽田空港に無事帰国、緊張の中にも一瞬安堵した表情を浮かべながら日本航空チャーター機のタラップを降りる陸自イラク派遣隊員(7月20日)
 額賀福志郎防衛庁長官の撤収命令を受け、イラク南部のサマーワ宿営地からクウェートのアリ・アルサーレム空軍基地に移動していた陸自第10次イラク人道復興支援群(群長・山中敏弘1佐以下約500名=12旅団主力)と陸自第5次イラク人道復興業務支援隊(隊長・小瀬幹雄1佐以下約100名)が7月20、23、25日の3派に分かれて日本航空のチャーター機で羽田空港に無事帰国した。同空港で、陸自隊員や関係者多数の出迎えを受けた派遣隊員一行は、相馬原駐屯地や市ヶ谷駐屯地などの各々の所属部隊に大型バスで移動、先崎一統幕長をはじめ防衛庁・自衛隊の高級幹部、留守家族らの盛大な出迎えを受け、無事の帰国をお互いに喜び合っていた。
 これに先立って、額賀長官は7月16日から19日までの4日間にわたってクウェートを訪問、イラクのサマーワ宿営地から移動してきた陸自派遣部隊を出迎えるとともに陸自イラク後送業務隊(隊長・加治屋裕一1佐以下約100名)と空自イラク復興支援派遣輸送航空隊(司令・西野厚1佐以下約200名)を視察、直接隊員に声をかけて激励した。額賀長官はアリ・アルサーレム基地で陸自、空自の派遣隊員が整列する中、訓示に立ち、2年半にわたる陸自派遣隊員の復興支援活動を称えながら「見事に国から与えられた任務を完遂した。この経験を糧として、今後も自らの人生、社会、国、世界のために活かすよう」要望した。また、引き続きイラク人道復興支援活動を継続していく空自派遣隊員に対して、安全確保を第一に任務に励み「最後の殿役としての目的を達成するよう」要望した。
 また、額賀長官はクウェート国防相や外相を表敬して会談したほか、米陸軍キャンプ・アリフジャン、キャンプ・バージニアを視察、精力的に意見交換した。
米陸軍キャンプ・アリフジャンに到着、ウィットコム中将との会談に向かう額賀長官(7月16日)
空自C―130でアリ・アルサーレム基地に到着した陸自派遣隊員を額賀長官が出迎え固く握手して労をねぎらった

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