「感動しました」のメッセージも
名寄駐屯地(司令・藤田明大1陸佐)は1月10日〜2月12日の間、「第72回なよろ雪質日本一フェスティバル」に協力。第4高射特科群(群長・南俊之1陸佐)の第317高射中隊(中隊長・相澤崇之3陸佐)が祭りの目玉である巨大雪像を製作した。
約4週間の製作期間中、氷点下5度を下回る寒さの中、一日約30名が重機で集めた雪をチェーンソーやスコップで削り、一丸となって製作にあたった。
祭り初日のオープニングセレモニーで昨年より一回りスケールアップしたメインステージ(高さ10、幅40、奥行き34各メートル)と滑り台、子どもたちから大人気のキャラクター雪像が群長から加藤名寄市長に引き渡された。
祭り期間中は、多くの来場者が訪れ、滑り台とチューブ滑りには多くの子どもたちが長蛇の列を成し、歓声を上げながら滑りを楽しんだ。
夜には会場にきらびやかなイルミネーションが灯される中、北の天文字焼きの開催と合わせ、市内は多くの市民や観光客でにぎわいを見せた。
雪像製作の作業隊長を務めた相澤3佐は、「記録的な暖気で製作に苦労したが、子どもたちが楽しむ姿を見て協力の甲斐があった」と述べた。
会場では初の試みとして自衛隊へのメッセージコーナーを設置。来場者から「自衛隊の働きに感動しました」など多くの温かい言葉を頂いた。
「世界一の火文字」完成さす
2月10、11の両日は、「第33回北の天文字焼き」に協力した。本行事は2017年に「世界一大きい火文字」としてギネス記録に認定されている。
駐屯地曹友会(会長・又村公得陸曹長)の指示の下、78式雪上車で設営場所の雪を均し、駐屯各部隊から約30名が実行委員会の人々とともに270個のドラム缶を大きさ縦220メートル、横150メートルの天文字に配置した。
初日の点火式には、加藤名寄市長、駐屯地司令及び群長らが参加。漢字の書き順に合わせ、点火棒からドラム缶へ次々と炎が移され、雪の斜面に赤く燃える壮大な「天」の文字が完成した。
駐屯地は引き続き近隣市町村で開催される各種行事やスキー大会に協力し、地域からの「自衛隊のまち名寄」との親しみと信頼に応えるべく日々隊務に励んでいく。 |