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自衛隊ニュース   1119号 (2024年3月15日発行)
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後顧の憂いなく職務に専念するために(安否確認システム)
陸幕厚生課家族支援班

システム導入に伴う態勢充実

 陸海空自衛隊は、今年度から、災害等発生時に隊員が後顧の憂いなく職務に専念することのできる環境構築の一助とするため、「安否確認システム」を全部隊に導入しました。
 システムは、大規模災害等発生時などで通信が不通となる状況でも優先的に通信が確保されており、確実な安否確認が可能であるとともに、365日24時間の有人によるシステム監視により、個人情報流出等のリスクに対する態勢も万全のものとなっています。通常(一般)のインターネット回線からつながり、スマートフォンなどでも閲覧・確認が可能です。
 システム導入以降は、災害等発生時に自動または部隊等担当者が手動によりシステムに登録した隊員及び隊員家族に安否確認メールを送信。
 メールを受信した隊員及び隊員家族は、メールに対して自身の安否を回答することで部隊等はその安否を速やかに確認・掌握することができるとともに、部隊等の所要・負担を軽減することが可能となりました。
 導入前における部隊からの電話連絡等による安否確認要領を併用することによりさらに確実な安否確認が可能となり、隊員の不安払しょくの一助となります。
 システム登録者が部隊ごとの各サイト内において共通して書込み・閲覧可能な掲示板機能、隊員及び隊員家族間のみのやり取りが可能なメールといった部隊からの情報提供、隊員家族からの要望等についての共有も容易な機能も備わっています。
 1月1日に発生した能登半島地震(震度7)においては、システムサーバから自動でメールが送信され、発災後約3時間で該当する隊員及び隊員家族の90%以上の安否(※)を確認することができました。
 ※熊本震災(平成28年4月発生)では、24時間で対象者の約70%程度の安否を確認

隊員のみならずご家族の登録も

 大規模災害等が発生した状況において、安否確認を始めとした隊員及び隊員家族の要望に努めて速やかに応ずるためには、システムの活用は非常に有用です。
 令和6年2月現在における登録者数については、隊員が99・6%とおおむね100%に近い一方、隊員家族の登録者数は、約50%程度と低い状況です。
 今後、いついかなる状況においても隊員の皆様が後顧の憂いなく職務に専念し得る環境を構築していくため、隊員はもちろんのこと、ご家族の方にも本システムをご理解いただき、多くの皆様に「安否確認システム」への登録をお願いしたいと思います。


UNMISS司令部要員
陸幕長に帰国報告
 2月22日、国連南スーダン共和国ミッション(UNMISS)第14次司令部要員として派遣されていた野呂瀬敬子3陸佐と藤原大樹3陸佐が、森下泰臣陸上幕僚長に対して帰国報告を実施した。野呂瀬3佐は兵站幕僚として、藤原3佐は航空運用幕僚として約1年間、首都ジュバの国連施設で勤務、日本の代表としてUNMISSの円滑な活動に貢献した。森下陸幕長は「司令部要員として日本に対する信頼性の向上に寄与してくれた」と労った。
 野呂瀬3佐は「南スーダンの厳しい現状を知り、また諸外国の軍人・文民の方々と公私にわたる良好な関係を築くことができた」、藤原3佐は「患者や人道支援物資の空輸任務という重要な任務に携われた」等と充実した日々をそれぞれ振り返った。2名には今派遣の功績を称えて、第3級賞詞が授与された。

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