公益財団法人水交会は海上自衛隊の募集強化の必要性に鑑み、海幕募集推進室と調整して本年1月から水交会ホームページ内に海上自衛隊ホームページの「採用情報」のリンクを掲載している。
水交会は「海洋安全保障に関する調査研究や政策提言に取り組むとともに、海上自衛隊が行う諸活動への協力や先人の慰霊顕彰、地域社会活動への参加、諸団体との交流等を行いもって国政の健全な運営の確保に寄与することを目的とした公益財団法人」。名称の由来は中国古典「荘子」の「君子の交わりは淡きこと水のごとし」から。
「孝」の実践も
水交会ホームページへの海上自衛隊採用情報のリンク掲載は水交会からの提案に対し、海幕募集推進室が協力・助言し、実現した。
リンク先である海上自衛隊の「採用情報」のページには海自全般の採用情報が掲載されており、海自の自衛官候補生や一般曹候補生などの採用の各種コースや職種、待遇等が紹介されている。より詳しい採用情報が掲載されている「自衛官募集ホームページ」へもリンクされている。
協力・助言を行った海幕募集推進室は、「海軍とも縁が深く歴代首相の指南役と言われた東洋哲学者安岡正篤氏は『孝』の字について、単に親を大事にして親に尽くすという意味だけではなく、親子・老少、先輩後輩の連続・統一を表す文字でありここに人間の進歩がある、と説明している。水交会をはじめ自衛隊協力団体との連携はこの老少、先輩後輩の連続・統一という『孝』の実践でもあり、このような意義を踏まえつつ募集においてさらに連携を強化していきたい」としている。 |