第6即応機動連隊(連隊長・河村友則1佐)は1月15日から19日までの間、「令和5年度第1次旅団部隊スキー指導官練成集合訓練」を旅団で初めて連隊が担任し、北見若松市民スキー場及び美幌駐屯地において本部管理中隊松田1曹(上級部隊スキー指導官)が実施した。
本訓練は旅団が担任する部隊スキー指導官の再認定を必要とする者に対し練成訓練及び遭難者救助法等の訓練を実施し、部隊スキー指導官として必要な知識及び技能の向上を図った。併せて、旅団が実施する上級スキー指導官養成集合訓練参加者のための旅団選考要員12名に技術指導を実施し練度向上を図った。
遭難者救助法も
専修員に対し、雪崩遭難者救助時の生地での山地機動及び遭難者救助法「3SABCDE(バイタルサイン)教育」も実施。傷病者が出た際にその場で治療することは難しく症状を悪化せずに早期に医療機関に搬送または引継ぐこと、そのために適切な処置と的確な行動判断(初期評価)を行わなければならないことを学び、仲間や遭難者救助のための生命を脅かす状態を回避する訓練を行った。
最後に第1次練成訓練を終えた専修員から「旅団初の北見若松市民スキー場で練成できたこと、美幌駐屯地の素晴らしい環境で過ごせたことに感謝しています」、上級部隊スキー指導官を目指す専修員からは、「教えていただいた技術を体に染み込ませ、上級部隊スキー指導官になった際には部隊に普及して行きたい」の言葉があった。参加した専修員はスキー技術の向上を図るとともに、上級及び部隊指導官養成集合訓練参加のための準備の万全を図ることができた。 |