防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   1021号 (2020年2月15日 発行)
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開庁60周年記念・令和元年度
小牧基地オープンベース特集
(最終回)

入場者数は約61,000人。
沢山のご来場ありがとうございました。
また会える日を楽しみにしています。
小牧基地隊員一同

 ★華やかなイベント開催のなか、縁の下の力持ちとして頑張る案内、受付や交通統制・誘導員等。我々第1教育部は主にそれらを担当していました。そんな私達の一番の楽しみは、来客の皆さんの笑顔。良き思い出に出来た証をたくさん確認でき、役割を果たし達成感で一杯になりました。

 ★会計隊にはご家族が来基された隊員も多く、中でも岡戸事務官のご両親は千葉県の陸の孤島(笑)という遠方から2日間かけて来てくれました!ご両親が愛娘に案内され基地見学している様は、ブルーの飛行との相乗効果も相まって、こちらにもとても爽やかな気持ちを届けてくれました。来年は、私も陸の孤島から両親を誘ってみようかな(笑)。

 ★オープンベースは、小牧管制隊にとって最も重要なイベントの一つです。今回のオープンベースにはブルーインパルスが飛来したこともあり、事前の飛行訓練から、本番の展示飛行まで様々な関係部署との調整に奔走し、対応することとなりました。非常に困難な状況に直面することが多かったですが、無事航空交通の安全な運航を確保する事ができ、すばらしいオープンベースに。

 ★放送装置、通信回線の補強や身近にある通信関係全般を通信隊が尽力しました。皆さんの携帯電話が繋がりやすいようKDDIさんにも手伝って頂きました。この場を借りてご協力頂いたすべての方々へお礼申し上げます。

 ★「ただいま帰りました。」総合案内係I1空曹が満面の笑みで職場に戻って来た。勤務者全員が無事任務を終了した瞬間だ。懇親会受付係長N3空佐、紙飛行機係長I3空佐、室屋様担当T2空尉、M3空尉はじめ学校職員全員が校務と並行し "来場者の笑顔" を糧に準備から撤収まで一生懸命頑張った。冒頭登場のI1空曹は、任務外の横断幕等作成を課業外黙々と大型印刷機と向い合い実施した。こうしたI1空曹のように学校職員は至る場面で気概を持ってオープンベース成功のため心をこめて務めた。


全国の基地から
JASDF
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小牧
河野大臣が基地を視察
機動衛生ユニット等を巡視
 令和元年12月8日、小牧基地(司令・船倉慶太空将補)は河野太郎防衛大臣の視察を受けた。主要幹部による出迎えの後、慰霊碑に献花を捧げ儀じょう隊による栄誉礼、施設等(管制シミュレーター、C-130H、KC-767、機動衛生ユニット)を巡視した。
 訓示では「自衛隊の運用の根幹を支える小牧基地での役割をもった重要な任務に、日々士気高く取り組みその職務を全うしてくれている諸君一人一人に、防衛大臣として敬意と感謝を表したい。また、我が国の平和と安全は自らの双肩にかかっているという責任感を持って、日々の任務に精励し小牧基地司令をはじめとする各部隊指揮官の指揮系統の下、自身に課せられた責務の重さを認識し、一層奮励努力することを期待する」と感謝の念と激励の意を述べられた。昼食はビビンバ丼(温玉付き)を召し上がって基地を後にされた。
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美保
在京武官団が基地研修 25ヵ国42名の武官と夫人らが参加
 11月27日、美保基地(司令・塩川壮空将補)は、在京武官団による美保基地研修を実施した。研修には、25カ国から42名の武官と夫人らが参加した。
 午前11時30分頃、入間基地からC-2輸送機で美保基地に到着した武官団一行は、飛行場地区において記念撮影に臨んだ。昼食後、武官団を代表してメキシコ合衆国、オズワルド・イヴァンカ・ガリシア・ガリシア陸軍准将ほか2名が塩川基地司令を表敬訪問した。
 ガリシア准将が「美保基地を訪問する事が出来てとても嬉しいです。日々の業務が忙しい中、我々を受け入れてくださったことに感謝を申し上げます」と挨拶し、塩川司令は「本プログラムにより、我々と皆さんが共に学び、大きな成果を挙げることを期待しています」(要旨)と述べた。
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百里
安全ダルマ目入れ式 飛行訓練初め
 百里基地(司令・佐川詳二空将補)は、1月6日、「令和2年安全ダルマ目入れ式」を執り行った。
 快晴の空の下、基地全隊員が見守る中、各部隊長等が代表し、今年1年の飛行及び地上安全を祈願し、安全ダルマの左目を書き入れた。ダルマには、「百里一心」の文字。全員で安全を確保していく決意を新たにした。
 また、翌日7日には、「飛行初め」として、令和2年最初の飛行訓練を実施した。UH-60J、U-125A、RF-4E/EJ、F-4EJ改と、基地所属機が次々と離陸。
 今年度末には偵察航空隊(RF-4)の廃止、また年内には第301飛行隊(F-4)の部隊移動とF-35Aへの機種更新が予定されており、今年は、F-4ファントムにとって、まさにファイナル・イヤー。半世紀近く、日本の空を守ってきたファントムの「終わりの始まり」が始まった。
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静浜
田沼意次候生誕300年記念大祭
 11月17日、静浜基地(司令・西野一行1空佐)は牧之原市立相良小学校グラウンドで行われた「田沼意次候生誕300年記念大祭」を支援した。
 田沼意次候生誕300年記念大祭というのは、牧之原市ゆかりの偉人「田沼意次候」の生誕300周年を記念して、その功績を顕彰するとともに、牧之原市の誇りの熟成などにつなげようと、牧之原市が企画したイベントだ。
 記念大祭は「お国入り」をイメージした大名行列で始まり、地元の学生によるダンスやクイズ企画、寸劇が行われるとともに、和太鼓や木遣りの演奏なども行われ、意次候にちなんだ各種催し物で大いに会場が盛り上がった。
 静浜基地は基地所属のT-7初等練習機編隊による祝賀飛行を実施するとともに、広報ブースを設置し、静浜基地の紹介や自衛隊装備品展示等の広報活動を実施した。
 今後も静浜基地は様々なイベントに、積極的な支援を実施していく。
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体験搭乗を経験
教育部施設班長 澁佐2空尉

 教育部施設班長の澁佐2空尉です。このたび体験搭乗を経験させていただき誠に光栄に思います。
 正直、乗り物には苦手な分野があり、心境はドキドキしていました。離陸から5分、駿河湾や静岡市の景色を眺めながら上空を飛行し、その後同乗訓練のループ等を行いました。
 搭乗後、約15分で目が回り憂鬱な気分になり、体全体から奇妙な汗が噴出してきました。
 着陸後、顔は真っ青な状況で写真を撮られましたが、「ホッ」とした部分と、「学生は毎日このような訓練をして大変だ」と感じました。
 我々施設の任務は、有事においては「戦闘力発揮の基盤である航空基地の機能を確保して、各種作戦の遂行に寄与すること」であり、平時においては隊員の業務及び生活環境を整えて、施設の管理及び整備や補修等をしていくことです。
 最後に、このような体験搭乗を様々な形で支援して下さった方々、本当にありがとうございました。お蔭様で貴重な体験ができました。


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