11月から12月にかけて、航空自衛隊補給本部(十条)において補給本部長(三谷直人空将)と全国に営業所等を有する建設機械レンタル会社等5者との間で「災害時における資器材の提供に関する協定」の調印式が行われた。
本協定は、災害派遣活動において、運用ニーズの柔軟かつ迅速な対応に資するため、レンタル会社等から建設機械、生活家電等を優先的に借り受けることができる協定として締結されたものである。その効果は、(1)必要な資器材を早期に現場へ提供(2)建設機械のほか、派遣部隊の生活環境改善物品にも幅広く対応(3)5者と締結することにより、日本全国において多様化する部隊ニーズへの対応等が見込まれる。また、資器材については、ブルドーザー、油圧ショベル、ダンプといった一般的に災害現場で活躍する建設機械のほかに、洗濯機や冷暖房器具など派遣隊員の生活環境の改善を図るとともに活動意識の高揚に?がる多種多様な物品をレンタルの対象としている。
今後は、レンタル会社等と各種訓練や調整の実施により、さらに連携が緊密となる見通しであり、より円滑な部隊支援の実施に期待が持たれる。
協定締結レンタル会社等下記の通り。
一般社団法人日本建設機械レンタル協会、株式会社アクティオ、株式会社カナモト、西尾レントオール株式会社、株式会社レンタルのニッケン |