防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
スペーサー
自衛隊ニュース   1016号 (2019年12月1日発行)
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HOME's English Class
(防衛ホーム英語教室)
ハ ヴ ア セイフ トリップ ホウム
Have a safe trip home!
気をつけて帰ってね!

Hi! How are you doing? 皆さん、いかがお過ごしでしょうか。11月の最終木曜日(11月28日)は、米国では感謝祭です。七面鳥のロースト、ハムなどお祭りに由来のご馳走が食卓にならび、家族と楽しみます。そのサンクスギヴィングデイ(感謝祭)もおわり、いよいよクリスマスへ突入ですね。街もクリスマスの飾りつけで美しく飾られます。年末まで色々とイベントや仕事の追い込みで自分のリズムが乱れがちになります。ちょっとしたひと時を静かに過ごす余裕が欲しいですね。

 さて、今回の表現は、"Have a safe trip home"「気をつけて帰ってね!」です。これから、宴会や友人宅などでのパーティで過ごすことも多くなると思います。別れの挨拶で相手への気遣いを表現することは、気持ちの良いものです。そんな時にこの表現はぴったりです。日本語では「気をつけて帰ってね!」となっていますが、「気をつけて、『家へ』帰ってね!が原文の訳です。Homeは、「自宅へ」という意味です。とても温かい表現です。玄関先や宴会場をあとにするときに、一言かけるとほのぼのとして、来てよかったなと思います。

 日本でも、ブラックフライデーと呼ぶ大バーゲンセールがネットで展開されました。お財布の紐は緩んだでしょうか?寒さも厳しくなってきました。師走の声を聞いた途端、世の中が急に忙しくなってきます。そういうざわつきに自分の生活のリズムを乱されるのは、避けたいですね。一日一日を大切に、日々のリズムを整えて、ストレスの少ない生活を楽しく陽気にお過ごしください。それでは、皆さん。See ya!
<スワタケル>


「頑張っています」新しい職場
活躍するOBシリーズ
  千歳ファシリティーズ株式会社 長崎支店 中島辰広
早期のビジョンの確定が何より重要
中島氏は平成30年1月に長崎地方協力本部を3等陸尉で定年退官。54歳(記事作成時)
 私は、平成30年1月に自衛隊長崎地方協力本部募集課勤務を最後に、定年退官いたしました。在隊間は、職務に集中するあまり、自己の再就職に対する取組みを、先送りに避けていた様な観がありましたが、そのような私でも定年を意識しなければいけない時期になり、再就職を真剣に考えるきっかけとなった業務管理教育受講の機会を得ました。約1カ月の教育で今後のライフプランの作成、労働情勢、再就職の状況等様々な教育を受け、同じく受講中の他の隊員との懇談等を通じ、やっと自分の再就職に対する意欲とイメージが形成されました。
 教育終了後、就職援護担当者との面談を幾度となく実施して頂いた結果により、企業との面談を経て採用の決定を頂きました。
 現在における私の職務概要ですが、「千歳ファシリティーズ株式会社」に勤務しており、「三菱UFJ銀行長崎支店長」の操縦手として車両運行業務を行っています。
 勤務地が長崎市内であることから、車両運行にあたり、狭い市街地の主要道路に路面電車が走行し、狭く急勾配な坂も多く、これに悪天候が重なれば、更に運転に神経を使うこととなり非常に苦労することもありますが、そこは自衛隊勤務で培った「基本・基礎」を意識し、安全・確実をモットーに業務遂行を心がけています。
 振り返ってみれば、20代での指揮官の操縦手、また40代後半での部隊先任業務を経験できたことが、現在の業務に大きく反映できているものと思います。
 最後になりますが、定年退職後の再就職を希望される自衛官の方は、再就職へ向けた早期のビジョンを確定させることが何よりも重要であり、また自衛隊勤務での経験及び保有資格を踏まえ、部隊のご理解の元、確実な準備を進められることが肝要かと思います。

防衛ホーム俳句コーナー
膝をもて漕ぎゆく今朝の積りし雪     足立  徹
煤逃の円居明るき老の声         生嶋千代女
晋山式畳百畳替へにけり         久保 英美
闇汁のなつかしき友誰もをらず      友国 博子
合唱を解き四肢を伸ばす柚子湯かな    中村徳次郎
宮総代振舞ひ巡る神楽宿         鬼本英太郎
共に来し五十余年の柚湯かな       大島 愛子
書込みの隙なくなりし暦果つ       岩原 滋利
火花散るビル建設の師走の夜       川村 和栄
ひもすがら掃除し冬至風呂立てる     加川 師享
秩父盆地師走の風の吹き渡る       明田 眞雅
枯葦をくれなゐにせる入り日かな     山岡仁美子
ぼろ市の売る気なささう腕を組み     水谷美智子
花石蕗の眩しかりける瀬戸の海      田中あやめ
無住寺の欠けゐし鯱の虎落笛       小和田一男
笹鳴きを頼りに眺めゐて見えず      福本 祥子
朝餉には今朝掘りたての衣被ぎ      小窪美和子
選 者 吟
命あるもののあぶくや冬の池       畠中 草史

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