防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2009年7月1日号
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日本の文化を紹介
《沖縄曹友会》
在沖米軍の小学校で餅つき披露
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 沖縄曹友会(会長・山西一陸曹長)は5月6日、米空軍嘉手納基地内に所在するステアリーハイツ小学校で、同校の児童達に日本の伝統的な正月行事の一つである「餅つき」を実演披露した。
 これは、アジア諸国の伝統・文化を児童達に学んでもらおうと、同校が毎年5月に学校行事の一環として実施している「アジア祭」を支援したもので、当日は県内のボランティア団体等が、空手やエイサー、大正琴の演舞等を紹介する中、曹友会は、集まった生徒達に「餅つき」を実演披露し、餅のつき方や食べ方等を紹介した。児童達は、めったに体験できない「餅つき」を会員の手ほどきを受けながら体験し、つき上がった餅を丸めたり、「きな粉餅」にして食べたり、楽しみながら日本の伝統・文化を学んでいた。
 「餅つき」終了後、沖縄曹友会の高良事務局長は、「色々な国の伝統・文化を学ぶことは、とても良いことで、これを機に日本に興味を持ってくれたらうれしい。また、機会があれば積極的に日本の伝統・文化を紹介していきたい」と語った。

新入社員の隊内生活体験に協力
《2普連》
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 第2普通科連隊(連隊長・徳田純1陸佐)は5月19日から22日に越後製菓株式会社(社員22名)、6月3日から5日は東京電力株式会社(社員53名)の隊内生活体験に協力した。
 それぞれの生活体験には今春入社した新入社員が主に参加し、防衛講話、装備品展示などを通して自衛隊への理解を深めると共に自衛隊の基本動作や救急法(AEDの取り扱い)及びロープの取り扱いなどにより自衛隊の一部を体験した。
 この生活体験で参加者は団体行動の難しさや規律、団結の大切さを体感し、その中で社会人としての責任感と基本マナーを向上させた。2普連広報では、「自衛隊に対する理解と親近感を深めてもらう良い機会となった」と話している。

射撃競技会を実施
《48普連》
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 第48普通科連隊(連隊長・山崎倫明1陸佐)は5月2日から5日の間、即応予備自衛官出頭先駐屯地近傍の各射場(上湯谷・大日原・小野・宇都宮)において平成21年度連隊基本射撃競技会(前段)を実施した。この競技会では常備自衛官と即応予備自衛官を含めた平均点数で競う「中隊対抗の部」と「個人の部」が実施され、今回は常備・即自合わせて296名が参加した。
 連隊長は開会式で「勝利の追求」「正々堂々と」「安全管理」を要望し、各射場においては「勝利の追求」のため、中隊長自ら熱心に即自隊員に射撃術を指導する場面も多く見られた。各隊員は、逐次掲示される他射場の結果速報に刺激されつつ真剣に射撃にとりくんでいた。即自隊員の中には常備自衛官をしのぐ高得点を叩き出す者もおりレベルの高い戦いが繰り広げられた。
 競技会は、即応予備自衛官の出頭の便を考慮し、5月(前段)と11月(後段)の2回に分けて実施されるため、前段は第2中隊が一歩リードしている状況だが、11月に行われる競技会(後段)で雌雄を決することとなる。

離島における防災態勢の確立を図る
《第8特科連隊》
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 第8特科連隊(連隊長・高橋俊哉1陸佐)は5月10日、天草市御所浦島で実施された天草市総合防災訓練に第5大隊(大隊長・波多江2佐)をもって参加した。
 この訓練は、天草市が「離島における防災態勢の確立と防災関係機関との連携強化、市民の防災意識の高揚を図る」ことを目的として離島で初めて実施され、自衛隊をはじめとし警察、消防、海上保安本部、島内町民など13団体、約400名が参加して行われた。
 訓練は、八代海を震源とする震度5強の地震が発生したとの想定で行われた。第8特科連隊は、県知事からの災害派遣要請がなされたとの想定のもとフェリーにて第5大隊を現場に派遣しつつ、ヘリで島内の災害状況を情報収集し、その結果に基づき海上輸送したオートバイにより島内の災害状況を確認した。

「頑張っています」新しい職場
活躍するOB シリーズ
経験を活かし再就職に挑む
小嶺江藤病院 西田勝美
西田氏は平成18年9月、第2高射群第6高射隊を3空尉で定年退職。56歳
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 私は、平成18年に自衛隊を定年退官いたしまして、北九州市八幡西地区にあります「義翔会 小嶺江藤病院」で勤務し、早2年半が過ぎました。小嶺江藤病院は、開院してから50年以上経つ大変伝統ある病院です。今の職場は、芦屋基地援護室の紹介で入りました。紹介していただいた援護に大変感謝いたしております。
 現在の仕事の内容については、患者さんの送迎および病院環境の整備並びに建物内外の軽微な修繕等です。職務の細部については次のとおりです。
・外来患者様の送迎
 外来患者さんで、バスを利用して来院される方をバス停から病院までシャトルバスで送迎しています。
・デイケアー患者の送迎
 月曜から金曜までの間、毎日黒崎と中間方面へ運行しています。
・入院患者の送迎
 うちの病院で診察できない患者さん(外科・耳鼻科・皮膚科等)を近傍の病院へ送迎しています。
 以上が主に担当している患者さんの送迎です。送迎時には、常に安全運転を心がけ絶対に交通事故を起こさないという信念を持って運行しています。
 環境の整備については、病院内外の清掃等です。外来で受診される患者さんが少しでも明るい気持ちで来院できるよう注意を払っています。
 建物内外の軽微な修繕とは、水道の水漏れ等の整備などです。ベッド数200以上もある病院ですので、色々な職場から様々な修理の要請が来ます。私としては、他の職員や入院患者さんが少しでも不便を感じないよう早急に修理するよう常に心がけています。
 以上のように多種多様な仕事で毎日に変化があり、とても充実しています。
 皆様も、再就職に際しましては多少不安もお持ちかと思いますけど、今までの経験等を活用すればそれほど心配するようなことはないと思います。最後に健康管理には十分気を付けられ、健全な身体と精神を持って第2の人生にチャレンジしていただきたいと思います。

寄せ書き

援護奮闘記
霞目援護班長 福田 秀美
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 私は、今年3月の異動で約25年の部隊勤務から畑違いの地方協力本部で援護担当者として赴任して以来、企業の方々と真正面にお付き合いさせて頂いている最中であります。
 先日、駐屯地広報室から広報紙作成のため援護班にOB便りの投稿依頼があり援護係が昨年退官したOBの方にお願いをして提出された記事に対し「班長、添削お願いします」と言われました。「手を加えないほうが良いのでは?」と思いながらも、どうしても気になる文面があり、ちょっと手を加えてしまいました。今考えると先輩OBの方の真の意思表現を邪魔したのではないかと後悔の気持ちが頭をよぎってなりません。
 今回の投稿記事の件はほんの一例であり、企業の方々と接する援護担当者として私の配慮不足を情けなく思うことが結構あり、その結果自衛隊の顔を汚してはいないかと自問自答する日々を過ごしています。
 赴任以来、企業開拓の為に企業訪問し、ある程度のノウハウを修得したかに思っていましたが5月の適時に行われたキャリア・コンサルティング教育は自惚れた自分を確認するものでありました。部外講師の方の高いプロ意識と知識の豊富さに圧倒され続けました。援護業務は人間的に深みがなくてはならないものであり、年齢でもなく、ましては階級でもありません。そのためには、この時期に何をなすべきか何をしなければならないのかを自ら考える必要があります。自衛隊の教育は、どの教育をとっても質の高い教育を行っている事は確かでありますが、その後、いかに教育効果を高めるかは本人の意識と努力に他なりません。先輩援護マンが度々口にする「感謝される喜び」を一日でも早く味わえるよう日々勉強しながら企業の方々と良きお付き合いさせて頂き、退職隊員の喜びを自分の喜びに感じられる援護マンを目指し、これから益々奮闘することをお約束し記事を締めたいと思います。

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UNDOF活動を振りかえって
第6特科連隊(郡山) 3陸曹 竹中 俊一
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 ゴランでの半年は今では遠い昔のことのように感じます。活動中のことを振りかえってみるとたくさんの出来事がありました。まず現地人との交流ということで、言語の違いからか、伝えたいことが伝わらないといったことが多々ありました。けれど誠意を持って接すれば伝わることもあり、日が経つにつれ相手の言いたいことが何となく解るようになってきました。
 日々の仕事については、糧食やローカルスタッフ等の輸送・送迎が主でした。これといって難しい任務ではありませんでしたが最後まで気を抜くことなく任務を完遂できたのも一緒に行動を共にした仲間、原隊の人達、家族の支えがあったからこそだと思っています。良い経験とともに、国際人としての第一歩を歩めたことに感謝してします。
 2月25日に長男が誕生し、父として我が子の成長を日々楽しみにしています。これからは不在だった半年間をうめるべく家族を大事にしていきたいと思います。

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