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   2007年3月1日号
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本部長がテレビ出演
《青森》
募集広報など活動を広くPR
 青森テレビの制作番組「この人に」へ青森地本・石田隆本部長に出演依頼があり、1月30日に地本部長室で番組収録が行われた。
 収録では、はじめに青森に赴任しての印象について質問があり、「東北勤務は初めてで、八甲田山、岩木山など自然がとても綺麗だと感じ、自衛隊に対しての理解が深く、とても人情が厚い県民性を感じました」と話した。また、本部長の経歴や青森地本の任務である募集・就職援護・予備自衛官等業務などの質問に対して、丁寧に答えていった。最後に青森地本部長としての抱負を聞かれると、「いかに優秀な装備品を持っていても、それを運用するのは『人間』、自衛隊の能力を発揮するために人材の確保と育成は極めて重要です。しかし募集状況は少子化、景気の状況などの背景があり厳しいですが、地本が一丸となって、優秀な人材の確保に努めたい」と語り、約15分間の収録を終えた。
 青森地本では、今後もこのような機会を活用し、地域に根ざした、地域とともに歩む地本を広く県民のみなさまにPRしていきたい、としている。

自衛隊を身近な職場に
《宮崎》
 宮崎地本(本部長・宇都定史1空佐)は1月31日から2月2日の間、宮崎市大淀中学校で自衛隊の職場体験学習を支援した。
 これは大淀中学校が実施している総合的な学習の時間においての協力依頼があったもので、参加したのは2年生10人。1日目は陸自都城駐屯地で、2日目は空自新田原基地で、3日目は宮崎地本での職場体験となった。
 今までは都城駐屯地や新田原基地での依頼が多く、宮崎地本での職場体験学習は初めて。学生は朝8時半の朝礼から始まり、朝の体操、国旗掲揚、本部長に敬礼を行った。続いて、会議室に移動し、地本の任務説明を受けたあと、本部内の各課を見学。会議室の戻ってからは自衛隊組織の概要説明を受けた。
 また、1日目は陸上自衛隊、2日目は航空自衛隊を研修し、海上自衛隊を研修していないことから、海上自衛隊の説明と結索(ロープワーキング)の体験を実施した。結索体験では、4種類の結び方を教えると戸惑いながらも習得していった。
 学生は、「自衛隊にこんなにたくさんの職種があるなんてびっくりした」「3日間、いろんなことを教わり、本当に勉強になりました」「自衛官も将来の選択肢の一つとしたい」など、色々な感想が聞け、自衛隊をより身近に感じた様子だった。

剣道部員14人が隊内生活を体験
《佐賀地本》
 佐賀地本(本部長・塚本和重事務官)は1月20、21の両日、久留米駐屯地で第4特科連隊の支援を得て敬徳高校剣道部14人の生徒に対する生活体験を実施した。
 この生活体験では、広報史料館研修、防衛講話、基本教練(停止間及び行進間の動作)、体力測定(腕立て、腹筋、3km走)の他、喫食、入浴、清掃、点呼など日常的な隊内生活を体験した。
 初めは参加者たちに緊張も見られたが、担当教官の温かい出迎えもあり、早くも馴染んでいった。広報史料館研修では、初めて目にする展示物と、館長の真摯かつユーモアに富んだ説明に、興味津々な様子を見せた。また、今回参加した生徒は、普段から剣道部として団体生活をしているためか特に集合動作、移動間の部隊行動及び基本教練では整斉としていた。
 生活体験に参加した生徒の一人は、「何もかも初めてのことで、いい経験になった」と述べた。佐賀地本では今後とも学校や企業などに対する隊内生活体験を積極的に実施していきたい、といしている。

企業展に参加
《愛知》
 愛知地本(本部長・南安広1陸佐)は2月2日、ナゴヤドームで開催された募集説明会に参加した。
 この企業展は来春大学卒業予定の学生を対象に開催されたもので、最近の東海地域の景気が上昇傾向にあるのを反映してか、約250社の企業が参加、やりがいのある職業を求め、約1万2000人の学生が会場を埋め尽くした。
 自衛隊ブースには、一般大学から幹部候補生で入隊した小出広報室長をはじめ、3名の幹部自衛官の熱の入った説明に、次々と学生がブースに集まり、常に満席の状態。立って説明を聞く学生が出るほどブースは大盛況となり、約430人の学生が説明を聞いた。
 防衛省へ移行し、イラク派遣や各種災害派遣等の活躍ぶりなどに国民の自衛隊に対する関心は高まっており、愛知地本は有能な人材確保のため、各種イベントやセミナー、学校説明会などで広く防衛省・自衛隊をPRしている。

中吊り広告で自衛官募集の呼びかけ
《函館地本》
 函館地本(本部長・日向錦次郎1海佐)では、2士の厳しい募集状況の中、帰省する若者たちに向け、12月28日から1月26日までの1ヶ月間、函館バスと函館市電中吊り広告で自衛官募集を呼びかけた。
 中吊り広告は、函館バス主要路線13台、函館市電10台に掲示し、函館市民、近隣在住者及び函館を訪れる観光客の目の前に飛び込むようにデザインされた。自衛隊災害派遣の写真をメインに、自衛官採用時の処遇を前面に打ち出し、函館地本携帯電話サイトへアクセスするQRコードも添付されている。
 函館地本では、広報官の勧誘に併せてメディアなどを活用した募集で自衛官の確保を図っている。

図上訓練に参加
《徳島地本》
 徳島地本(本部長・神宮万和1海佐)は1月17日、徳島県が実施する南海地震発生を想定した徳島県図上訓練に参加した。
 この訓練は3年連続で行われ、今回は地震発生から24時間経過した2日間の対応、特に情報発信と情報の共有の在り方について検証を行った。県庁4階に災害対策本部を設置し、徳島地本をはじめ、陸自第14旅団第15普通科連隊、海自徳島教育航空群及び小松島航空隊、国土交通省、海上保安庁など関係者約300人が参加した。
 徳島地本は、国民保護・災害対策連絡調整官が県の災害対策本部の連絡員として、所在する海自基地等の被害状況と救援活動の確認などの調整業務を担当した。
 地本では、今後も各種訓練における地本に求められる任務・役割などを検証し、関係機関との連携強化に努めるなど、積極的に訓練参加を図っていきたい、としている。

就職ガイダンスでの募集に手応え
《山形地本》
 山形地本(本部長・津田智雄事務官)は2月5日、東北公益分科大学構内で行われた就職ガイダンスに参加し募集広報を行った。
 このガイダンスへの参加は3回目で、自衛隊の他に自動車販売業、運輸業、建築業、サービス業など多種多様な業種の27社が参加した。当日はガイダンス開始とともにリクルートスーツに身を包み緊張した面持ちの生徒が各ブースを埋め尽くした。
 自衛隊のブースでは一般幹部候補生及び平成19年度から新設される一般曹候補生について各種パンフレットをもとに説明を行った。この説明会の特徴としてブースに訪れた学生の7割が女性で、「自衛隊イコール男性の職場」というイメージを払拭し、女性が働く職場としての人気をうかがわせた。
 山形地本では、今年のガイダンスに来年度の募集の手応えを感じることができた、としている。

東方幕僚長が激励
《新潟》
 新潟地本(本部長・深津孔1陸佐)は2月14日、東部方面総監部幕僚長・千葉徳次郎陸将補の激励を受けた。
 新潟地本に到着した千葉幕僚長は、本部講堂で訓示を行い、「省移行に伴い自衛隊の任務が拡大され、海外派遣が本来任務化された。これにより今後、より一層優秀な人材の確保が重要となる」と述べ、また援護に関して「自衛隊OBが在隊間の職務が十分に活かせ、真の意味で国民とのパイプ役となれる再就職先の確保に努めてほしい」と今後の募集・援護の方向性を明確に示した。
 本部長の状況報告では、特に本年から逐次隊友会員に委嘱を行っている地本独自の施策である「新潟災害情報官」制度の説明に対し、「国民を守ることは決して自衛隊だけではできない。このような制度をより普及させ、機能化の充実を図ってほしい」と要望した。
 その後、庁内巡視を行い、部員一人ひとりに声をかけ新潟地本での激励を終了した。

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