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   2007年3月1日号
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ウィンターコンサートを開催
2音が高校生と合同演奏
《旭川》
 旭川地本(本部長・山田伊智郎1陸佐)は2月3日、市民文化会館大ホールで陸自第2音楽隊と旭川北高等学校及び旭川明成高等学校の両吹奏楽部による合同演奏会「ウインターコンサート〜スクールバンドとともに〜」を開催した。
 公演は第2音楽隊と両校の吹奏楽部がそれぞれ単独で演奏を披露する第一部と、三者合同で演奏する第二部に分けて実施した。それぞれの持ち味を活かした第一部では「粉雪」や「サザエさんアラカルト」といった誰もが聴いたことのある曲を演奏。第二部では総勢100人以上のオーケストラで「明日に架ける橋」などの名曲を大迫力で披露、会場を埋めた約1200人の聴衆に大きな感動を与えた。演奏に参加した吹奏学部の生徒からは、「演奏指導してもらったことで自衛隊が身近に感じられるようになった」との声が聞かれた。

ガイダンスで自衛官採用制度を説明
《静岡》
 静岡地本(本部長・池川昭司1空佐)は、県内3会場・沼津(2月6日)・浜松(同7日)・静岡(同8日)で開かれた合同企業ガイダンスに参加した。
 このガイダンスは、来春卒業の大学・短大・専門学校生などに就職情報を提供するイベント。静岡会場では団塊世代の退職者等による人手不足を背景に、県内に事業所を置く200社近い企業がブースを開設した。
 リクルートスーツに身を包んだ多くの学生が採用情報を求めて来場し、自衛官の採用制度説明コーナーにも約60人が訪れた。
 学生は幹部候補生、一般幹部候補生など自衛隊採用制度について静岡地本部員の説明に真剣に耳を傾けた。防衛省昇格や国際貢献などについても熱心に質問を投げかけ、自衛官を将来の職業の選択肢の一つとして考える姿が見られた。
 静岡地本では年間を通じて、県内各地で制度説明会を行うなど人材の確保に努めている。

会場設営の14普連を地本部長が激励
《富山地本》
 富山地本の梶井本部長が1月30日、第56回全国高等学校スキー大会の会場設営支援に当たっている第14普通科連隊を激励した。
 この大会は2月2日から2月6日の5日間に県内のスキー場で開催され、支援隊員66名は1月29日から各会場で作業を開始していた。ジャンプ台の着地ポイント付近の安全ネットの天張などを実施し、クロスカントリー競技、アルペン競技の会場となる南砺市のたいらスキー場で20名が通信、救護等の支援準備を行い、大会に万全を期した。
 梶井本部長は、「同じ陸上自衛官として、君達の支援を頼もしく思う。隊員達は万全の体調で大会をバックアップしてもらいたい」と激励、隊員の労をねぎらうとともに、激励品を贈った。

県内行事を支援
《長崎》
地域住民との交流に貢献
 長崎地本(本部長・濱田暢喜1海佐)は1月13日に「雲仙・小浜ハーフマラソン」を、同28日に「時津町招待駅伝大会」をそれぞれ支援した。支援内容は、大会審判長と審判員の車両運行であり、本部及び琴海地域事務所広報官が担当した。
 雲仙・小浜ハーフマラソン大会には約9000人が参加した。澄み切った青空の下で、選手達は大きな拍手と歓声に包まれた小浜の街を力強く駆け抜けた。一般男子ハーフには陸自大村駐屯地の松田2曹が参加。スタートから先頭となり他の選手を引っ張ったが、レース終盤に追い抜かれ惜しくも2位となった。松田2曹の粘りある走りに審判車内で支援にあたった地本部員はハンドルを握る手にも思わず力が入ったと述べている。
 時津町招待駅伝大会は今回50目を迎え、町全体が駅伝ムード一色の盛大な雰囲気の中で実施された。大会には陸自大村駐屯地から3チームが参加、第3位に入賞するなど日頃の訓練の成果を十分発揮した。また、50回記念の祝賀会も行われ、これまで長年にわたって大会を支援し続けてきた琴海地域事務所は、時津町体育協会から感謝状を受賞した。
 長崎地本では、今後もスポーツ支援を通じて地域住民の方々との交流を深めて、自衛隊に対する理解を得ると同時に、募集広報につなげたい、としている。

氷まつりで広報
《帯広》
 帯広地本(本部長・佐藤次郎1陸佐)は1月26日から28日に開催された帯広氷まつり会場で地本コーナーを開設、広報活動を行った。
 帯広氷まつりは帯広三大祭りの一つで、今年も第5特科隊の隊員が作成した大雪像「戦艦大和」の滑り台が子供達の人気を集めた。夜になればライトアップされ幻想的な世界を作り出す「氷雪像」を一目見ようと3日間で約16万7000人が会場を訪れた。
 帯広地本は昨年に引き続き、帯広百年記念館の協力を得て、館内に海上自衛隊の砕氷艦「しらせ」が南極の氷山から採取した「南極の氷」を展示するとともに、南極での活動の様子や南極の風景・動物等の写真の展示や大型モニターを使った「第47次南極観測隊」の活動の放映を行った。
 また、今年初の試みとして、帯広市商工観光部の協力により「NPO法人日本氷彫刻会」に氷像の作成を依頼し、氷まつり会場に南極の氷で作った氷像を展示した。小さいながらも見事なペンギンの氷像が出来上がり、氷まつり開催中は大勢の市民の目を楽しませた。
 地本コーナーでは、来場者に戦闘機の写真や陸海空自衛隊のパンフレットを配布し、自衛隊の概要や活動状況をPRするとともに、自衛官採用試験案内のチラシをパンフレットに折りこむなど受験者獲得に努めた。
 帯広地本では、地域住民との交流を更に深めるとともに、一人でも多くの人々が自衛隊に関心を持ってくれることを願い、今後もイベント会場でのPRをしていきたい、としている。

3兄弟で三幕制覇
太田市父兄会員 西岡 美知江
 この度、我が家の三人息子の長兄がついに航空自衛隊に入隊致しました……というのは、まず次男(真典)が2002年の春に幼少から憧れ続けてきた陸上自衛官になりました。当時は初めて我が家から離れる息子に一抹の寂しさと不安を感じ、小さな鞄ひとつで家を出発した息子のことが親心として、とてもやるせない気持ちで一杯でしたが、子供が自分で決めた道なので、グッと気持ちを飲み込んだことを昨日のことのように思い出します。
 二番目は三男(聡記)で就職も決まらず、毎日沈み込んでいたところ、広報官の温かい勧めと、やはり本人に興味があったのか積極果敢に受験して、無事に合格。2004年の夏に海上自衛隊に入隊しました。
 そして今回の長男(正一郎)、小さい時からやんちゃで、どうしようもない弟二人とは全く違い、三人の中で一番身体も細く、運動も不得意で「この子、大丈夫かな」と思っていたのですが、逞しく成長する弟たちの姿を見て、自分にも出来ると思ったのでしょうか、7年近く勤めていた職場を退職して2006年春に航空自衛隊へ入隊となったのです。長男については、一般社会の厳しさや、仕事の辛さなどを人一倍知っておりますので、私自身心配はしておりません。
 こうして三人の息子たちを、陸海空自衛官と送り出しましたが、この写真は主人が記念にどうしてもと、照れがあるのか嫌がる三人を「親父の威厳」で無理やり休暇を合わせ、制服を持って来させて、やっと撮ったものです。
 いま自衛官となった三人の息子に対して敬意を表したいと思います。これからも、親としての心配は数え切れませんが、帰省する度に“大人の男"に変わっていく息子たちの姿を見ると、とても嬉しく、また頼もしく、今まで心配していたことが、ちっぽけなことに思え、全て吹き飛んでしまう今日この頃です。

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