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   2005年12月1日号
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再発防止策など検討
薬物問題対策会議
 第3回薬物間題対策検討会議が11月18日、副長官室で行われた。参加メンバーは、木村太郎副長官(議長)、愛知治郎政務官(副議長)、人事教育局長(委員)、衛生参事官(同)、陸幕人事部長(同)、海空各人事教育部長(同)、統幕第1幕僚係室長(同)、人事第1課長の計9名で、木村副長官の挨拶に続いて各自衛隊の事案概要や再発防止策の検討状況などが各幕から報告され、活発に意見交換した。防衛庁では今後とも会議を継続していくとしている。

米空軍軍楽隊がコンサート開催
<防衛庁>
 自衛隊音楽まつりに出演するため来日中の米空軍合同軍楽隊が11月17日昼、防衛庁D棟前東儀仗広場でランチタイムコンサートを開催した。
 この米空軍合同軍楽隊は、日本所在の軍楽隊からだけでなく、アメリカ本土やドイツなどに所在する11ヵ所の軍楽隊から選りすぐられた約30隊員により特別に編成されたもので、空幕広報室がこの日のコンサートを支援した。
 抜けるような青空のもと、防衛庁職員多数がコンサート会場を訪れ、軍楽隊のすばらしい演奏を堪能していた。特に、昔懐しい「ジャンバラヤ」「スタンドバイミー」などの名曲が演奏されると、手拍子が沸き起こり、軍楽隊と聴衆が一体となって最高潮に盛り上がった。また、「涙そうそう」「世界に一つだけの花」など、日本のポピュラーソングが演奏される場面では一緒に口ずさむ聴衆も。
 最後に、軍楽隊指揮官に空幕広報室の女性職員から花束が贈られ、心和むコンサートが終了した。

海自東京音楽隊が定期演奏会を開催
 海上自衛隊東京音楽隊が第45回定期演奏会を開催します。日時、場所、応募方法などは次のとおりです。
 〈日時〉平成18年2月19日(日) 13時30分開場、14時開演
 〈場所〉東京オペラシティ コンサートホール タケミツメモリアル
 〈曲目〉▽第2交響曲作品44/J・バーンズ▽交響曲第2番 ニ長調作品43/J・シベリウス、ほか
 〈指揮者〉渡仲郁夫、熊崎博幸
 〈入場料〉無料(座席指定引換券が必要
 〈応募方法〉往復はがきに住所、氏名、年齢、電話番号を記入してお申込み下さい。平成18年1月13日(金)必着。応募は、1名につき1枚までとし、応募多数の場合は抽選(不備はがき等は返信できませんので、ご注意下さい)。座席指定引換券1枚で1名様入場可(未就学児童の入場は、ご遠慮下さい)
 〈応募・問い合わせ先〉 〒158-0098東京都世田谷区上用賀1の17の13 海上自衛隊東京音楽隊「防衛」係 電話03・3700・0136

「市ヶ谷台ツアー」
見学者15万人達成間近!!
各種記念イベントを開催
 平成12年に防衛庁が市ヶ谷へ移転してから始まった「市ヶ谷台ツアー」は、見学者がまもなく15万人を迎えようとしています。防衛庁では、これを記念して「市ヶ谷台ツアー見学者15万人達成記念イベント」を次のとおり実施します。
 〈15万人達成記念イベント(15万人達成日)〉15万人達成時には記念セレモニーが行われ、15万人目の見学者には豪華プレゼントを贈呈
 〈15万人違成日予想クイズ(現在受付中、12月31日消印有効)〉インターネットまたはハガキのいずれかで応募して下さい。見学者数15万人の達成日を的中させた先着150人にプレゼントを贈呈。※ヒント・11月21日現在、見学者数は148,291人です。応募要領は防衛庁ホームページに掲載中
 〈カウントダウン期間中の特別プレゼント(12月1日から15万人達成日まで)〉12月1日から15万人達成日までをカウントダウン期間とし、期間中の見学者全員に防衛庁グッズを贈呈
 〈その他〉詳細にちては、防衛庁ホームページをご覧下さい
 〈市ヶ谷台ツアーの概要〉▽毎週・月曜日から金曜日までの平日に実施▽午前・午後の各1回、定時ツアー▽受付は、正門面会受付所(見学の20分前から開始)▽受付時間は午前9時10分からと午後1時10分からで、それぞれの所要時間、コースは異なります(詳しくは防衛庁ホームページで)

<論陣>
年末は金銭トラブル急増
新手の「貸します詐欺」にご注意
 師走になると「犯罪」の発生が目立って増える。強盗、窃盗はもちろんだが、「お金」にかかわる犯罪が急増する。特に詐欺の手口が極端に悪質化する。最近、最も横行している「貸します詐欺」などは、つい引っかかってしまう新手の手口である。主に狙われているのは、20代から30代の女性である。
 ある日、「お金をお貸しします。利子はサラリー口ーンよりもお安く、返済も楽です」という甘い言葉が並んでいるダイレクトメールが舞い込む。どこから入手したのか、所属先、正確な課や班名までも記入するという細かい情報にもとづいたメールである。差し出し先は「マスター○○」や「銀行名そっくりの金融会社」などで、ちょっと見には、さも大手の金融機関が、新しい金融商品を売り出しているかのように装っている。「この一流会社の勧誘だからだいじょうぶ」と思わせるのが手口である。
 詐欺はこのダイレクトメールから始まる。電話やファックスで連絡すると、もっともらしい貸付け申込書が送ってくる。さらに借りたい旨を申し出ると「当社は、まず、会員になっていただき、身元を調べさせていただいたうえ、会員資格を与えます。借りたい額を申し込まれれば300万円までなら無担保で、すぐお貸しします。ただし、300万円の場合だと、事前に保証金20万円を納めていただきます。保証金が指定の口座に振り込まれたら、翌日、必ず現金で300万円をお届けします」というもの。20万円を振り込むと、あとはナシのつぶて。連絡しても「責任者不在」の一点張り。結局、虎の子の20万円をとられっ放しということになる。"年末にお金が必要"な心理を巧みについた詐欺である。
 ――そんなに簡単にだまされない――と思うかも知れないが、東京、大阪では実際に被害にあっている若者が多い。現に東京では6月ごろから312件もの被害者が出ている。東京都では、さる11月1日、銀行や生命保険、信販、証券会社、貸金業などの団体と警察庁、金融庁などを一堂に集め「貸し金詐欺」を共通のキャッチコピーとして対策会議を開いた。「年末に向けてこれ以上、被害者を出さないため」に先手を打った形である。都では貸金業対策課に相談ホットラインを設けている。「師走になると詐欺が増える。大手会社の名前を使った巧妙な手口だ。注意してほしい」と呼びかけている。
 銀行関係を利用した被害も増えている。現にUFJ銀行の現金自動預払機(ATM)に隠しカメラをとり付け、利用者の暗証番号を盗撮していた事件は有名である。まだ、被害者は出ていないようだが、同銀行だけで東京、神奈川、千葉、埼玉のATM57カ所で隠しカメラで盗撮されたと発表している。年末にかけて"何らかの動きがある可能性が強い"として捜査当局も緊張する一方、銀行側も防犯ビデオの店内外増設を急いでいる。
 千葉県では地元銀行の名前をかたって会社(法人)向けインターネットサービスのセーフティシステムを利用して会社が知らない間に数百万円が引き出されたケースもある。また、インターネットショッピングで「注文して金を振り込んだが、品物が送ってこない」なども新手の詐欺のケースでも発生している。特に、インターネットショッピングによる詐欺の被害は目立って増えている。警察庁関係の調べでもことし11月までに全国で83,012件もの詐欺被害が出ているという。
 金銭にからんだ犯罪は悪質化の一途をたどっているのが常識的な見方であるが、これに引っかからないためには「金を借りない」ことが一番であるのはもちろんだが、もし、どうしても金融業者から借金する場合には、事前に「借りるために相手が出してくる条件」をよく理解した上でそのこの手続をするべきである。とにかく、相手が出す書類に簡単に印鑑を押したり、サインをしないことが大切である。一度、印鑑を押してしまったら、あとから無理難題を押し付けられても「あんたが納得したから印鑑を押したのでしょう」と言われる。詐欺だといって騒いでも刑事的にはほとんど立件できないことが多い。師走――世の中は金をめぐるトラブルが増える。NTT、ドコモが12月から「オサイフケイタイ」に参入する。これも詐欺師の狙い目になる。

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