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   2005年4月1日号
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スポーツよもやま話
根岸直樹
どう出る?「飛ばないボール」の影響
 三月中旬、日本プロ野球機構71年の歴史で初のシーズン統一スローガン「フルスイング」が発表された。球場に直径2.3メートルの大きなボール"メッセージ球"が置かれ、選手達がそれぞれの思いのたけをサインした。
 昨季は異例の選手会ストライキなど、球界が再編問題でゆれにゆれたこともあって「球団・選手・機構が全員一致して野球全盛時代を取り戻したい」(長谷川コミッショナー事務局長)という願いを込めての、文字どおり「誓いの白球」だ。巨人・清原は力強いタッチで「オレのフルスイングを見ろ」と書き込んでいる。
 そこで思い出したが、プロ野球機構は新機軸として今季からセ・パ両リーグとも「飛ばないボール」使用に踏み切った。打高投低野球を是正する意をも含めての「低反発ボール」使用だが、清原のサインを見るまでもなく、オープン戦に限っていえば、フルスイングの打球は高く、遠く、以前と変わりなく飛んでいたように見受けられた。
 公認球を作製している会社では、ボールの中心部となるコルクのシンを覆うゴム素材を変えたり、縫い糸を麻から綿にしたりしているが、果たして結果はどう出るのか。ホームランは「野球の花」といわれている。豪快な一発、ドタン場の逆転サヨナラ一打…。見る人を興奮させてやまない。
 本塁打が減ると"花"がなくなってしまわないか、とか逆に二塁打、三塁打が増え、野手の連けいプレー、外野手の強肩と走者の足の勝負など、スリリングなプレーを楽しめていい、などの見方もあり、ファンの意見は千差万別だが「とにかく、プロなんだから面白いゲームを見せてくれ」というのが本音だろう。
 清原のように「フルスイング」の打者の本塁打数が減ることはないと思う。昨季、セ・リーグは414試合して1,074本の本塁打が出た。1試合平均2.54本だ。パは399試合で920本、1試合平均2.31本。ここ数年来、1試合平均2本強の本塁打が飛び出し「投手がかわいそう」という声も耳にしてきたが、一方では「打たれる危険性を感じたなら、慎重な配球を心掛けること。それがプロの投手の技だ」(巨人・桑田投手)という現場の声も出ている。
 しかし、本塁打の多寡は必ずしも勝利に結びつかない。過去、シーズン最多のチーム総本塁打を記録した上で優勝しているのは'80年の近鉄(239本)'85年の阪神(219本)'00年の巨人(203本)'01の近鉄(211本)の4チームだけ。'04年、巨人は史上最多の251本を打ちながらリーグ最少106本で優勝した中日に負け3位だった。
 「要はバットのシンでとらえ、フルスイングした打球が飛ぶということ。清原のフルスイングがファンを魅了してくれることは間違いない」とは、シーズン55本の記録を誇る(巨人時代の'64年)王貞治・福岡ソフトバンク監督の弁。「飛ばないボール」の結論がどう出るのか。注目してみたい。

<雪月花>
 巷にはダイエットの新刊本や商品があふれ、サプリメントの広告も目を引いております。こんどこそはとダイエットを目指している方々に朗報です。山中昭栄防衛施設庁長官から昨年の夏頃聞きました。長官もNHKテレビを見たのだそうです。用意するのは体重計のみ、これは10g単位のものが必要です。朝晩食事のあとこの体重計に乗るだけで長官は3ヵ月で8kgダイエットに成功したそうです。たしかにひと頃よりも顔もウェストも引き締まり、顔色もいいように見えました。なぜか?寝る前に体重計に乗ってみると朝より20g減っている、嬉しくて嬉しくて…翌朝食後に計ってみるとまた20g増えている、ガクッ。これを見て脳が指令を出します、うまくいった人はもっと痩せよう、失敗した人はもう一度やり直そうと無理のない指令で「食べるのを控えるように」と。特別に意識して減食するわけではありませんし、今まで通り何を食べても飲んでもOKですので苦痛もなくリバウンドもないそうです。このことを友人のK氏に話したところ、理屈に合っているといってすぐ実行に移しました。驚きです、2ヵ月後には立派なあのお腹がなくなり小顔になってきました。10kg痩せたそうです。それから半年、長官は引き締まった体型を維持しK氏も相変わらずよく食べ、よく飲んでいますが洋服を作り直す状態です。2人とも朝晩もちろん体重計に乗っていますがそれがまた楽しみだと言っています。私もりんごダイエットや耳ツボダイエット、一口残しダイエットなどに挑戦しましたが全て途中退場でした。でも、これなら続けられるのではないかと思っています。お心あたりの方ご一緒にいかがですか? 数ヶ月後にはそれはそれは美しい体型になっているはずですよ。でも、今から新年度の異動で歓送迎会がいろいろ続きますね。

HOME's English Class(防衛ホーム英語教室)
I FEEL FIRED UP!
アイ・フィール・ファイアード・アップ
燃えてますから
 Hi! 皆さん。思いもよらぬ天変地異が起きています。春がちかいというに明るい話題があまりありませんね。沖縄はこの季節例年「でいご」の赤い花があちらこちらで見られます。昨年は、でいごの花が多く咲き、昔から言われている「でいごの花が多いと、台風が多発する」が、そのまま現実になってしまいました。今年は、未だに花が咲いていません。ひょっとすると台風が少ないかもしれません。沖縄の夏は断水になるかも知れませんね。
 さて、今回の表現は、“I fee1 fired up!”「燃えてますから」です。Fireは燃えるという意味ですね。Upをつけて行為が強調されています。Fireには「首にする、解雇する」という意味もありますので、“I'm fired"「首になった」という表現もあわせて覚えておくと冗談も言えそうですね。
 前回・沖縄での最終原稿と申しましたが、諸事情ありまして、この原稿を最後に、沖縄から東京に異動します。3年半の沖縄勤務でしたが、思いきって仕事ができたように感じます。まさに、I felt fired upでした。沖縄に研修にきてくださる多くの方々に出会うことができ、大変嬉しく光栄に思っています。今後は関東で、精進して参りますので、今後とも宜しくお願いします。それでは、また。See ya!(陸幕防衛部=在沖縄米海兵隊司令部キャンプ・コートニー勤務)〈スワタケル〉

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