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自衛隊ニュース   980号 (2018年6月1日発行)
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春日基地へ機動展開訓練
<第2高射群第6高射隊>
 航空自衛隊は、弾道ミサイル等対処に係る戦術技量の向上を図るとともに、訓練を公表することにより、国民の安全、安心感の醸成にも寄与することを目的として各所において定期的に機動展開訓練を実施している。
 このうち、第2高射群第6高射隊(芦屋基地)の機動展開訓練が、報道公開のもと春日基地で実施された。
 午前6時30分ごろ、第6高射隊の発射機など約10両の車両が春日基地へと進入を開始し、所定の陣地へ器材の配置を完了させた。部隊は日頃の訓練成果を十分に発揮し、迅速安全かつ確実にPAC-3ミサイル・システムの立ち上げを行い、機動展開訓練は終了した。
 第6高射隊長の草野守彦3空佐は、報道関係者に対し、「今回の訓練は、PAC-3の機動展開を迅速に行えるよう手順の習熟度を確認し、技量の向上を目的としております。また、この訓練を公表することにより、国民の方々の安全、安心感の醸成に繋がると考えております」と語った。

宮古島市に対する災害派遣 1万490リットルを給水
<南西航空方面隊>
 4月29日から同年5月2日の間、南西航空方面隊は、沖縄県知事の要請を受け、宮古島市に対する災害派遣を行った。災害派遣は、同市伊良部島南区の断水に伴う給水支援であり、第53警戒隊(宮古島分屯基地)は、派遣期間中、延べ408人の隊員を派遣し、約1万490リットルを給水した。
 復旧後、下地俊彦宮古島市長が古田佳子第53警戒隊長を訪ね、「給水車が足りないなか、急なお願いにもかかわらず丁寧に対応していただいた」と謝意を述べた。市長の謝意に対し古田隊長は、「島の皆様のために少しでも力になれたのであれば光栄」と応じた。南西航空方面隊は、このような災害が発生した場合に備え、関係自治体等との連携を強化するとともに、防災訓練等を通じて地域の方々の安心・安全につながる活動を実施していく。

ANA施設で研修
<航空支援集団・飛行点検隊>
 3月28日、埼玉県入間基地所在の航空支援集団飛行点検隊は、東京都大田区にあるANAグループ安全教育センターANA Safety Education Center(以下、ASEC)にて研修を行った。これは、安全意識の高揚と事故再発防止施策の一環として行われ、飛行点検隊の搭乗員と航空機整備員の14名が参加した。一般的に安全を継続するほど、過去の事故は記憶から遠ざかってしまうため、平成28年4月6日U-125航空大事故のような悲劇を2度と起こさないためにも事故の記憶を風化させてはならないという強い意識の下での計画・研修となった。
 ASECは、ANAグループの全役職員が過去の事故の経験とヒューマンエラーについて学び、日々の行動に活かすため「安全の学び舎」として、2007年1月に設立された施設で、「事故の悲惨さを体感する」、「エラーの現実を体験する」、「安全の維持を体得する」という3つのコンセプトに基づいている。1971年7月30日の自衛隊機と全日空機との空中衝突事故、いわゆる「雫石事故」の全日空機の残存機体の展示やANAがこれまでに体験した事故の映像を通じて安全への意識を高める教育等を行っている。過去に起きた事故に向き合うことで安全堅持の重要性を再認識できる内容や、事故原因の60%を占めるというヒューマンエラーについて体感実習を通じ、一人一人が「自分には何ができるか」を考えられるカリキュラムとなっている。
 今回ASECでの研修を通して、「航空会社として、過去の経験を踏まえ、記憶・教訓の風化を防止し安全文化を醸成していくという堅固な意志を感じた」、「安全を担う人作りを通じて、安全を最優先する安全文化の醸成に積極的に取り組んでいる組織としての姿勢に感銘を受けた」、「この『安全の学び舎』を作るきっかけが、若手スタッフから『安全が根付いた企業風土を醸成していくための教育施設が必要ではないか?』と言う提案から、当時の社長が強く賛同し取り上げ、本施設を設立したことに感動した」「全職員に対して順に本施設における教育を実施していることに、『安全』に対する組織としての強い決意を感じた」と安全を最優先

第26回連合准曹会代表評議委員会
 連休明けの5月10日11日の2日間にわたって防衛省隣のグランドヒル市ヶ谷にて第26回連合准曹会代表評議委員会が盛大に開催された。全国から参加した評議員(支部会長等)は、80名を数え「連合准曹会代表評議委員会」の重要さが感じられた。
 初日は、航空自衛隊連合准曹会・杉本孝哉会長の挨拶から始まり、会計報告及び予算提案、連合本部報告、支部の活動報告、統合幕僚監部最先任・荻野浩幸准空尉による講話、そして最高顧問である航空幕僚副長の荒木文博空将による訓話と続いた。
 その後、陸自・海自・米軍等からの参加者も含め145名が参加した懇親会となり、その中で、航空自衛隊連合准曹会優秀若年隊員表彰式が行われた。
 優秀若年隊員表彰は、准曹会の理念を理解し、各種活動を通じて准曹士隊員の模範となる顕著な功績があった2曹又は3曹(35歳以下)の隊員を表彰するもので、受賞した全国の73支部から推薦された隊員10名は以下のとおり。
 鈴木淳士2曹(3高群・長沼)、大宮佳奈3曹(4空団・松島)、樋口祐介2曹(空シス隊・市ヶ谷)、太田隆司3曹(1高群・習志野)、藤田和磨3曹(11教団・静浜)、瀬尾岳大2曹(中警団・串本)、足立伸洋2曹(気象群・防府北)、森美月士長(西警団・見島)、豊田和孝2曹(5空団・新田原)、福井貴大士長(警空隊・那覇)
 また、下記の10名には、支部准曹会会長を2年連続して就いたとしてその功績を讃え特別功労賞を贈呈した。
 飛澤一喜1曹(根室)、吉田智曹長(奥尻島)、新家宏身准尉(山田)、紺野栄吉曹長(大滝根山)、山田知美1曹(横田)、小原英一曹長(峯岡山)、森田俊慶1曹(奈良)、吉岡伸樹1曹(経ヶ岬)、橋本潤一1曹(久米島)、福山豊曹長(宮古島)
 荒木副長から表彰盾等を一人一人に手渡され、握手をし「部隊に帰って、皆に賞を見てもらい、更に若い人たちの模範になるよう頑張る」と最高の笑顔を見せる受賞者たち。陸・海・空そして米軍との横の繋がりも益々強くなっている准曹。その姿を多くの後輩に見せ育て、益々「准曹会」を発展させていくことだろう。

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