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自衛隊ニュース   977号(2018年4月15日発行)
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陸上総隊新編行事を盛大に挙行
陸自の新たな歴史始まる
 4月4日、東京都と埼玉県を跨ぐ朝霞駐屯地で「陸上総隊新編行事」が行われた。陸上総隊は、5個方面隊を束ねる司令部機能を持つことで、統合運用の下作戦基本部隊等の迅速で柔軟な全国的運用を可能とし、また、統合幕僚監部・自衛艦隊司令部・航空総隊司令部・在日米陸軍との運用に係る調整を一元的に調整するため、統合運用や日米共同の実効性向上を図ることができるようになる。
 式典に先立ち小野寺五典防衛大臣、河野克俊統合幕僚長、山崎幸二陸上幕僚長、そして小林茂初代陸上総隊司令官による「司令部庁舎除幕式」が行われた。庁舎正門にある白い布を紅白の紐で引くと真新しい「陸上総隊司令部」と書かれた看板が出現、同時におびただしい数の報道陣によるシャッター音が鳴り響いた。
 式典では小野寺防衛大臣から小林司令官に陸上総隊司令官旗が授与され、小林司令官による編成完結報告が行われた。式典には防衛大臣を初めとした衆参議員、統幕長、陸幕長、〓橋官房長、北方総監、東北方総監、東方総監、中方総監、西方総監、西田整備計画局長、自衛艦隊司令官、航空総隊司令官、支援集団司令官、USFJ副司令官、USARJ副司令官らの他、歴代陸幕長、歴代方面総監、歴代CRF司令官、各国武官等約200名が陪列。歴史的瞬間を見守った。小野寺大臣は「陸・海・空全自衛隊の力を最大限に発揮させるため、従来の発想や方法に捉われず、変革を続け、統合運用の深化という挑戦に果敢に取組んでもらいたい」等と訓示、式典に参列していた司令部付隊、国際活動教育隊、対特殊武器衛生隊、中央投手武器防護隊、特殊作戦群、中央即応連隊、中央情報隊、システム通信団、第1ヘリコプター団、水陸機動団、第1空挺団の各隊員の顔からは新たな決意を見る事が出来た。式典後に行われた記者会見で「シビリアンコントロールの下で、権限に基づいて部隊運用をするのが責務だ」などと小林司令官は語った。
 陸上総隊の直轄部隊は、中央即応集団全ての隷下部隊の他に大臣直轄部隊のシステム通信団と中央情報隊、そして新編された水陸機動団の10個部隊と司令部から編成される。
 陸上総隊の前身であるCRFは3月26日に発展的解消をし、翌27日に陸上総隊は新編された。

島嶼を守り抜く 水陸機動団新編
 本格的な水陸両用作戦能力(島嶼等への侵攻に対して速やかな上陸及び奪回、確保等)を整備するために3月27日に新編された水陸機動団(団長・青木真一陸将補)の団長旗授与式が長崎県佐世保の相浦駐屯地で4月7日、盛大に行われた。
 小野寺五典防衛大臣は、「どのような事態においても、国民の生命・財産、我が国の領土・領海・領空を守り抜く。この崇高な使命を改めて心に刻み、隊員諸君が一致団結し、幾多の困難に立ち向かうことを期待します」などと訓示を述べた。またPKO日報問題にも触れ「隊員1人1人が業務の重要性を改めて認識し、国民からの信頼を回復するために今一度、自らの業務の在り方を見直し、同種事案の再発防止に万全をきすように努めて下さい」とも訓示した。
 佐世保市内の崎辺地区には水陸両用車部隊の分屯地や海自の大型艦艇を停泊させる岸壁の建設、島嶼防衛能力の構築に不可欠な事業を進めている。また、湯布院駐屯地や玖珠駐屯地にも水陸機動団の隷下部隊を配備するなど、「島を守り抜く」という我が国の断固たる意思と能力を国際社会に示すためにもこれらの地域の重要性は一層高まっている。

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