防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
スペーサー
自衛隊ニュース   980号 (2018年6月1日発行)
-
1面 2面 3面 4面 5面 9面 10面 11面 12面

海上自衛隊
-
29年度下半期 働き方推進 優秀部隊を表彰
<大湊地方隊>
 大湊地方総監・中西正人海将は、大湊地方隊において平成29年度下半期、積極的に働き方改革に取組み、かつ、顕著な成果を挙げた3部隊を表彰した。
 下半期大湊地方隊働き方改革推進最優秀部隊として大湊警備隊(司令・塚田文彦1海佐)が、優秀部隊として、余市防備隊(司令・三上大二1海佐)、及び函館基地隊(司令・水上智雄1海佐)が、隊務改善や業務効率化の推進状況等を評価され受賞した。
 特に、最優秀部隊として表彰された大湊警備隊では、隊務改善の継続的な推進を図るため、「大警委員会」を毎月開催し、取組状況の確認や啓発により、業務処理要領や役割分担を見直し、PDCAサイクルの推進に努めた。
 また、女性自衛官活躍推進の啓蒙活動として、分隊長教育や男性隊員教育を実施し、男性隊員の意識改革に努めた。
 大湊地方隊では、平成28年4月から働き方改革を年度重点事項として、各種ワークライフバランス施策を積極的に推進している。平成30年度においても、引き続き隊員の意識の改革や制度活用の定着を図りつつ、取り組みの重点項目を絞り込むとともに、各部隊においてはPDCAサイクルを重視し、継続的な業務効率化を推進する方針である。
 大湊地方隊としては、「働き方改革」を通じて、業務効率を向上させ、仕事と育児・介護等の私生活の両立を図り、全ての隊員が「ワークライフバランス」を実現し、安心して任務に邁進できる環境を構築する所存である。
-
第31次派遣海賊対処行動航空隊出国行事を実施
<八戸航空基地>
 海上自衛隊八戸航空基地(群司令・瀬戸慶一海将補)は、4月19日、ソマリア沖・アデン湾で海賊対処の任に就く第31次派遣海賊対処行動航空隊(指揮官・高橋秀樹2海佐)の出国行事を行った。
 31次隊は、第2航空群に所属する隊員を基幹とする約60名で編成しており、第2航空群からの派遣は、平成22年2月の3次隊派遣以来、今回で9回目となる。
 出国行事では、小野寺五典防衛大臣及びソマリア沖・アデン湾方面派遣海賊対処部隊指揮官である自衛艦隊司令官・山下万喜海将の訓示を第2航空群司令が代読し、厳しい任務にあたる派遣隊員への激励の言葉とともに、派遣隊員の無事の帰国を願う気持ちが伝えられた。その後、31次隊の指揮官から第2航空群司令へ出国報告がなされた後、31次隊の隊員は、家族や八戸航空基地の隊員に見送られながら、P-3Cに乗り込み、拠点があるジブチ共和国へ向け、意気揚々と飛び立った。
 灼熱の地ジブチに向かう同僚を見送った隊員らは、「ジブチ共和国では、日本と異なる過酷な環境下での勤務となるが、31次隊の隊員は、約3ヵ月間の任務を完遂し、総員が元気に帰国してくれるものと信じている」と話している。

「世界をリードする施設科部隊に」
国連アフリカ施設部隊早期展開プロジェクトに陸上自衛官20名を講師として派遣
 5月25日、陸上幕僚監部応接室で、「国連アフリカ施設部隊早期展開プロジェクト(ARDEC)」の一環で、ケニア共和国に講師として派遣される陸上自衛官(要員20名、1名欠席)と内閣府PKO事務局研究員1名が山崎幸二陸上幕僚長に対して出国報告を行った。
 当プロジェクトでは、2014年9月の「第1回PKOサミット」において安倍晋三首相が早期展開(※)支援を表明したことを受け、翌年から試行訓練を含む計5回の訓練にのべ約80名の陸上自衛官を派遣し、重機等の機材操作教育を実施してきた。今回は第4施設群(座間)副群長・松居重樹2陸佐以下陸上自衛官20名が派遣される(陸上総隊所属1名含む)。また要員として初めて女性自衛官(2名)が参加する。
 松居2陸佐の出国報告後、派遣要員がひとりずつ抱負を述べた。「教官や学生のニーズに応えられるように臨機応変に対応したい」「環境の変化を楽しめるくらい気持ちの余裕を持って悔いのないようにがんばりたい」等、また2回目となる隊員は「前回の経験を活かして、周囲をサポートしたい」等と述べた。山崎陸幕長の「準備で苦労したことは」との質問に松居2陸佐は「現地でのLP(レッスン・プラン)をどう作りこんでいくのか。また、実際に通訳が入った際にどのくらいの間隔でしゃべったら伝わるのか」と答え、そのきめ細かさに自衛隊による海外任務が評価されている理由が窺い知ることができた。
 山崎陸幕長は「世界をリードする施設科部隊になる、その一つの柱が能力構築支援。現地の人と人間関係を作り、目線を合わせながら一緒になって一歩一歩能力を構築していく。また国としての連携・信頼関係、自衛隊と軍との関係構築が重要です。熱いまなざしで我々は見ています」と激励をして送り出した。
 派遣要員は5月26日に出国し、ケニア・ナイロビ(ケニア国際平和支援訓練センター)に到着後は準備等期間を経て6月4日から訓練を開始。8月24日まで、ガーナ国軍、シエラレオネ国軍及びナイジェリア国軍の施設要員に対して施設活動に必要な重機の操作や整備の教育を行い、同月28日に帰国する予定だ。
(※)PKOが適切な要員と装備品を備え、ニーズに即応し現場で速やかに活動を開始すること

第4師団災害派遣部隊等に第1級賞状
〜平成29年九州北部豪雨〜
 5月18日、防衛省大臣室で、陸上自衛隊第4師団災害派遣部隊及び同協同部隊・同支援部隊に対する第1級賞状表彰式が行われた。
 表彰式は、山本ともひろ防衛副大臣、豊田硬防衛事務次官、本松敬史統合幕僚副長、山崎幸二陸上幕僚長、武田博史人事教育局長が立会いのもと、小野寺五典防衛大臣から第4師団長・高田佑一陸将に賞状と副賞の楯及びメダルが授与された。小野寺大臣からは「これからもよろしくお願いします」と労いの言葉がかけられた。
 受賞理由は以下のとおり。
 平成29年7月5日から6日にかけて発生した九州北部豪雨に際し、甚大な被害を受けた被災地に迅速に進出し、人命救助や行方不明者の捜索活動等を真摯に実施するとともに、被災者に寄り添った生活支援活動を実施し、民生の安定に寄与するとともに自衛隊に対する国民の理解と信頼を深めた。これは第4師団長以下各指揮官の優れた指揮統率のもと、全隊員が一致団結し、平素からの訓練成果を如何なく発揮した賜物であり、その功績はまことに顕著である。

東京へ向けて1歩前進! 競歩日本チームが初の金
第28回世界競歩チーム選手権2018
<体育学校>
 太倉市(中国)で行われた第28回世界競歩チーム選手権に陸上班から男子は荒井広宙3陸尉、勝木隼人3陸曹、女子は道口愛2空曹、河添香織2陸曹の4名が出場した。
 2014年までは「ワールドカップ競歩」という名で開催されていた「世界競歩チーム選手権」は、1961年から行われている競歩の国際大会で、2年に1回開催され、今大会は中国(太倉市)で行われた。各国最大5名の選手がエントリーでき、上位3名の成績で団体戦を戦う。また本大会は8月のジャカルタ2018アジア競技会50km競技の日本代表選手選考を兼ねた大会だ。
 5日に行われた男子50km競技に出場した荒井3陸尉は、レース序盤から先頭でレースを引っ張り、3時間44分25秒でゴール。今大会初の優勝を手にした。一昨年のリオ五輪で銅メダル、昨年の世界陸上で銀メダルの荒井3陸尉が東京オリンピックへ向け更に一歩前進した。
 レース後、荒井3陸尉は「個人でも団体でも目標を達成することができて良かった。日本チームとしての総合力の強さを世界にアピールできた。大事なレースで確実に勝つことで自信にもつながったと思う。この安定して勝てる強さを来年の世界選手権、翌年の東京オリンピックへつなげていきたい」と語った。
 レース序盤、先頭から遅れること約20秒で6番手をキープしていた勝木3陸曹は、30km地点でペースを上げ前へ出た。45km地点では先頭を歩く荒井3陸尉に追いつき2位に上がると、そのまま3時間44分31秒でゴール。3位の丸尾選手(愛知製鋼)に21秒の差を付け逃げ切った。個人で表彰台を独占した日本チームが今大会初の団体戦優勝の栄冠を手にした。
 レース後、勝木3陸曹は「しっかり自分の力を出すことができた。レース終盤で荒井さんに追いついたが、余力は間違いなく荒井さんの方がある」とするも手応えのあるレースだったと語った。
 女子20km競技に参加した道口2空曹は1時間33分42秒で34位、河添2陸曹は1時間37分13秒で63位、女子日本チーム団体戦は7位に終わった。

NEXT →
(ヘルプ)
shop
-
503
通販部
10
Copyright (C) 2001-2018 Boueihome Shinbun Inc