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自衛隊ニュース   2009年7月1日号
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第2師団・旭川駐屯地
創立記念を盛大に祝う
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多数来場者を前に威風堂々の観閲行進
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 新緑映える6月14日、第2師団創立59周年・旭川駐屯地開設57周年記念行事が多数の来賓を迎える中、盛大に挙行された。
 午前10時、総合近代化師団となった北鎮師団が会場に整列し観閲式が始まった。佐藤師団長は式辞で地域住民や関係者に感謝の言葉を述べるとともに、「全隊員が期待に応えるよう国際社会でも活動できる実力を養うとともに、厳正で、精強で、即応する武装集団であること、より志は高く、目線は低く、常に地域に密着した自衛隊になることをお誓い申し上げます」とその決意を語った。
 続いて、来賓祝辞やが祝電披露された後、観閲行進が行われた。観閲行進では、戦車・火砲はもとより総合近代化師団の代名詞とも言えるFiCS(師団等指揮システム)、ReCS(基幹連隊指揮システム)も登場し、火砲、ヘリコプターなど師団の威風堂々とした行進に、観衆から盛大な拍手が送られた。
 また、第2特科隊と第2音楽隊による共同演奏では、チャイコフスキー作曲「大序曲1812年」から作品49を世界初となる火砲18門と吹奏楽で演奏し、観衆を魅了した(写真)。
 その他、模擬戦闘訓練展示や90式戦車・高機動車の体験試乗などのイベントやアトラクションが行われた。大勢の来場者たちが楽しんだ記念行事は、瞬く間に駐屯地開放終了の午後2時30分を迎え、成功裡に終了した。

雪月花
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「自衛隊での経験で無駄だったものは一つもないと思っています。全てが現在の糧であり、今後も財産となります」本紙のシリーズ「頑張っています・新しい職場」6月15日号に載った山下将人さんのコメントである。首都圏のある県の有効求人倍率は0・5%、これはパートやアルバイトも含んでいるから正社員は実質0・1%とみられている。世界不況の怒涛は自衛隊にも押し寄せている。研修も終わった後での内定取り消しは学生だけの話ではない、退職自衛官を受け入れるための求人票の取り下げも多くなった。山下さんは2任期満了で自動車販売会社に就職したが自分以外にOBはいないので自分が自衛隊員の判定になることを肝に銘じているそうだ。入社後の研修では「協調性、上下関係、規律ある生活、挨拶」を言われたが自衛隊を経験したものには「ゴク、当たり前!」。隊で身につけた「3歩以上は駆け足」を実践しているという話もほかの人ので読んだ。こんな先輩ばかりなら後につづく者の道も広くなるし、任満除隊者や定年退官者のために汗をかく地本の担当者や援護関係者の味方にもなる。このシリーズで多くの人が後輩に言うのが「目的意識をもって在隊勤務をすること、資格をとる、上を目指す、どんな会社にいくか、学校に行くかなど自分に何が合っているかを具現化すること」だ。みなさん体験から出ている言葉だから説得力がある。

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