防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース 防衛ホーム新聞社 防衛ホーム新聞社
   2007年12月1日号
1面 2面 3面 5面 6面 8面 9面 10面 12面

《32普連 》
「荒川新そばまつり」
らっぱ吹奏が大好評
埼玉地本募集広報に協力
 第32普通科連隊(連隊長・曽田健史1陸佐=大宮)は11月11日、秩父市荒川総合運動公園で行われた「荒川新そばまつり」に第5中隊・井村3曹以下7名を派遣して支援した。
 これは埼玉地方協力本部の募集広報に協力するもので、連隊の伝統である「らっぱ」吹奏を実施した。
 連隊選りすぐりのらっぱ手が奏でる勇壮な吹奏に、会場に集まった大勢の市民から大きな拍手が送られた。
 吹奏が終わると、吹奏楽部に所属するという地元の高校生達から、らっぱや曲目に関する質問が寄せられるなど、和やかな場面が見られた。

職場体験も支援
 第32普通科連隊は11月7、8の両日、大宮駐屯地で実施された中学生職場体験を支援した。
 さいたま市立日進中学校の2年生6人(男子4人、女子2人)が参加し、連隊は救急法体験と装備品展示を支援した。
 7日に実施された救急法体験では、人体模型を使用した心肺蘇生法やAED(自動体外式除細動器)の展示説明や、その使用法に、中学生が真剣な表情で取り組んでいた。
 参加した金子尊宣君は「大変勉強になりました。学校で自慢したいです」など、元気な声で語った。

南恵庭駐で総合消防訓練
 南恵庭駐屯地(司令・浅見憲司1陸佐)は10月25日、平成19年度秋季駐屯地総合消防訓練を実施した。
 これは、駐屯地総合消防訓練を実施して、隊員の初期消火への対応及び駐屯地消防隊の組織的活動を点検・確認するとともに練度向上を図ることを目的として、主に火災発生から初期消火までの行動について『25日1801生活隊舎第1恵南館3階湯沸器付近から火災が発生した』という状況で行った。
 当日は、当直勤務者に対する教育中に、火災を知らせる警報器の音が鳴り響き、駐屯地当直司令の的確な指示の下、隊内放送が実施されると同時に、集合していた各当直は直ちに隊舎に帰り消火の準備を実施した。また、駐屯地消防ポンプ班は現場に急行、放水準備を速やかに完了するとともに、出火現場付近にいた居住隊員は迅速に初期消火を行い、約1分で火災は消火された。
 訓練終了後、南恵庭駐屯地防火管理者である第3施設団副団長の西村良雄1佐は「これから火災が発生しやすい時期を迎えるにあたり、各部隊は今後とも平素から防火の意識の高揚に努めるとともに、万が一火災が発生した際には、状況に応じて迅速・確実に行動できる態勢を確立するよう要望する」と述べ、駐屯地の消防態勢が良好であることを確認し、訓練を終了した。

威風堂々と市中パレード
《相浦駐屯地》
創立52周年を祝う
210隊員参加
 相浦駐屯地(司令・中野陽一郎1陸佐)は、創立52周年記念行事の一環として10月20日、佐世保市中心部の四ヶ町・三ヶ町商店街(アーケードさるくシティー403)で、市中パレードを実施した(写真)。
 パレードでは、西部方面普通科連隊長以下、4個中隊約210名の隊員が戦闘服に防暑帽、手には小銃などを携行し、陸上自衛隊第4音楽隊(福岡県春日市)の演奏と連隊隊員によるらっぱ吹奏により、アーケード約1kmをパレードした。
 アーケードに訪れた多くの買い物客や観衆が盛大なパレードを一目見ようと、日の丸小旗を手に待ち続ける中、隊員は威風堂々とパレードし、陸上自衛隊の真の姿と西部方面普通科連隊の威容を披露した。

西普連が中隊訓練検閲実施
 九州・沖縄地区の離島防衛を任務とする西部方面普通科連隊(連隊長・若生明智1陸佐)は、平成19年度中隊等訓練検閲を行った。
 大野原演習場及び同周辺地域を主な舞台として8月下旬から10月上旬にかけ3次に分かれて行われたこの検閲では、情報・通信・施設の各直轄小隊及び3個の普通科中隊が「離島において独立的に作戦する普通科中隊の行動並びに直轄小隊の行動」という検閲課目に約1週間にわたり取り組んだ。
 この時期は、まだまだ残暑の厳しい時期、照りつける太陽と照り返す暑さ、時となく激しく降り続く雨の中、海路、空路、山地機動などあらゆる潜入方法により同演習場へ進出、潜伏する敵兵の索敵掃討から要点の確保、防御戦闘に至るまでこれまで練成した成果を十分に発揮し、任務完遂した。

ゴミ清掃を行いながら6km保健行軍
 大湊基地業務隊(司令・鈴木良彦2海佐)は10月18、19の両日、奥薬研で保健行軍を実施した。下北半島では10月に入ると最低気温が10度を下回るようになり、ストーブを焚く家庭も多くなるが、参加者は長袖のジャージに身を包み、紅葉の始まった奥薬研に向かった。
 スタート地点である大畑町目名小学校で下車すると、県道4号線に沿って道路のゴミ清掃を行いながら、6km先の薬研温泉郷を目指した。参加者は沿道の木々が赤や黄色に色付き始めるのを眺めながら、下北半島の大自然の中で心地良い汗をかいていた。また、隊員が拾い集めた空き瓶や缶は両日でゴミ袋23袋にも及び、観光客のマナーの低下に溜息をもらす隊員も多かった。
 ゴール地点で昼食をとった後は、付近に点在する温泉(無料の露天風呂が2カ所、有料1カ所)で汗を流すなど各自思い思いの場所で休憩し、自然の大切さとこれを護ることの難しさを再認識しながら帰途についた。

3面へ
(ヘルプ)
Copyright (C) 2001-2008 Boueihome Shinbun Inc