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   2007年2月15日号
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水上斥候など演練
陸自が米海兵隊と実働訓練
《コロラド海軍基地》
 陸上自衛隊は1月22日から2月14日までの間、米国キャンプ・ペンデルトンやコロナド海軍基地などで、米海兵隊とともに実動訓練を実施した。この訓練は、多様な事態に即応するため効果的な訓練施設等を有する米国に部隊を派遣して、経験豊富な米軍からノウハウを吸収し、戦術・戦闘能力の向上を図るもので、参加部隊は第12普通科連隊(連隊長・高橋正州1佐)と西部方面普通科連隊の一部の計179名。米海兵隊約90名とともに、水上生存術、ボート操舵、水泳斥候など、島嶼部に対する侵略への対応及びゲリラや特殊部隊による攻撃への対応を演練した。

厳しい環境に耐え、任務遂行中
齋藤統幕長、空自イラク派遣空輸隊を視察
クウェートのアリ・アルサレム空軍基地で儀仗隊を巡閲する齋藤統幕長(左端)
 齋藤隆統合幕僚長は1月27日から31日までの5日間にわたって中東地域を歴訪、29日にはクウェートのアリ・アルサレム空軍基地で、今なお任務継続中の航空自衛隊第11期イラク復興支援派遣輸送航空隊(隊長・岩本真一1佐)を視察した。統幕長が空自派遣部隊を視察するのは今回が初めて。
 この日、同空軍基地に到着した齋藤統幕長は、儀仗隊による栄誉礼を受け、巡閲したあと、厳しい環境に耐え、真っ黒に日焼けした派遣隊員約200名を前に訓示に立ち、これまでの労をねぎらうとともに今後も気を緩めず最後まで任務を完遂するよう要望した。次いで、岩本隊長以下幹部を伴ない、エプロン地区で駐機中のC―130輸送機や衛生隊、隊舎などを視察、任務に励む隊員に直接声をかけて激励した。また、派遣隊員との会食の機会も設けられ、和やかに懇談した。
C―130輸送機を視察する齋藤統幕長(左から3人目)
 視察後の齋藤統幕長コメント(要旨)は次のとおり。
 「イラク復興支援のため中東の厳しい環境下、クウェート・イラク間で空輸活動を実施しているイラク復興派遣輸送航空隊の活動をクウェートで確認することができ、日本の代表としてイラクの復興に貢献していることに、統幕長として誇りに感ずるとともに日に焼けた逞しい姿を頼もしく思いました。実際の運航状況を確認するため、C―130に搭乗する予定であったが、天候不良のためにそれは叶いませんでした。派遣部隊においては、常に安全に関する配慮を怠らず、全員が無事に任務を完遂してくれることを期待しています。イラクの安定と復興のために国際社会の一員として引き続き貢献して参りたい」

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