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   2007年11月15日号
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映画「ミッドナイトイーグル」
陸空自衛隊が全面協力
11/23(祝)からロードショー
立川駐屯地格納庫での撮影現場(2月20日)
 第20回東京国際映画祭のオープニングを飾り、邦画初の日米同時期上映となるエンタテインメント大作映画「ミッドナイトイーグル」が11月23日から公開される。ストーリーは吹雪に覆われた北アルプス山中を舞台に、米軍のステルス型戦略爆撃機“ミッドナイトイーグル"を巡って激しい戦いが繰り広げられるサスペンス・アクション映画。同時に胸にせまるラブストーリーや家族愛などを描いており、スケールの大きい作品となっている。
 全面協力を行った防衛省では11月2日、A棟講堂において試写会が行われ、会場には約500人の職員や隊員が集まった。上映に先立ち、自衛隊員役の吉田栄作さんがゲストで登場し、本作に関して「防衛省・自衛隊の協力なくしては完成できなかった作品」と話すとともに、役作りのために松本駐屯地で体験入隊した時のエピソードを交えて挨拶した。試写会終了後には、吉田さんが職員・隊員一人ひとりと握手する機会が設けられ、会場は終始熱気に包まれていた。

 省移行後初の映画協力作品となった本作では、陸上自衛隊は主に立川駐屯地の東部方面航空隊、松本駐屯地の13普連などが協力し、立川駐屯地では人員約80人、松本駐屯地では人員32人、車両15両などで支援した。また航空自衛隊では、小松基地・第6航空団のF-15が発進する迫力のシーン、輪島分屯基地のレーダーサイトは内部での撮影が特別に許可されて行われるなど、陸空自衛隊の全面協力は細部にわたるリアリティを演出し、作品の奥深さを支えた。

雪月花
 プロ野球の総決算、日本シリーズはまことに寂しい形でおわった。別にヒイキチーム云々ではない。中日の3勝1敗で迎えた第5戦目、中日が勝てば53年ぶりの日本一だ。試合は全くの凡戦がだらだら続くが日本ハムは5回を終わり6回を終わっても一人のランナーも出していない。過去に日本シリーズでは一度もないパーフェクトゲームをアナ氏もテレビをみるものも皆意識しはじめる。ついに8回まで完全試合だ、「あと3人」夢が広がる。9回の日ハムの攻撃に移ったとき落合監督がまさかの山井投手の交代を告げる、テレビを通して名古屋ドームの落胆が伝わってくる。後日、落合監督は山井投手の指の豆がつぶれたので替えたと言っているが、プロ野球の人気低迷が言われているこの時、「もう1イニングやってこい」と山井投手のお尻をたたいて送り出すことは出来なかったのだろうか。野球は1球勝負、筋書きのないドラマが9回にどのように展開していたかはわからないが、この場面では勝ちにいく前にプロ野球の歴史を目撃する可能性のあったファンを重視すべきではなかったか。岩瀬の好投で1-0、中日の優勝となったが筆者の周辺ではこの意見が圧倒的だった。全体を見回しても特徴のないのが今のプロ野球だ、長嶋監督や星野監督にはオーラがあった。華があった、コメントも楽しかった。今はごく一部を除き監督も選手も語彙(ごい)不足だ、インタビューにも「応援よろしくお願いします」「最高です」「うれしいの一言です」おんなじセリフは聞きたくもない。もう少し感情のこもった言葉が出ないものだろうか。こんな調子では来年のプロ野球にも関心が薄れていくのは仕方があるまい。

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