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   2007年8月15日号
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市ヶ谷で盆踊り大会
3600人の来場者を迎え盛況に
楽しげな声が市ヶ谷台に響くなか、来場者との交流を図った
 市ヶ谷駐屯地・基地(陸司令・松川史郎将補、海司令・森光雄1佐、空司令・早田優1佐)は7月28日、市ヶ谷自衛隊友の会との共催、港区防衛親交会の協賛で「盆踊り大会」を開催した。
 夕方17時半から久里浜駐屯地隊員の協カを得て久里浜太鼓の演奏が披露され、和太鼓の音色が会場のお祭り気分を盛り上げた。18時には会場の提灯に灯りがともり、主催者等代表の挨拶の後、各部隊対抗踊りが行われた。各部隊の半被が雰囲気を盛り上げ、櫓を中心に踊りの輪が次第に広がった。特に町内会婦人部踊りの揃いの浴衣が会場に花を添えた。また大会終了間際には小池防衛大臣が急きょ駆けつけて会場は一気に盛り上がった。
 一方、チャリティー模擬売店前では、来場者が行列を作り、焼きそばや焼き鳥などの料理に舌鼓を打ち楽しく歓談を行い、約1200名の隊員と約3600人の来場者が恒例となった市ヶ谷台の盆踊り大会で夏の夜のひと時を過ごした。

中央音楽隊演奏会
菅原1佐 有終の美飾る
陸幕長が記念品を菅原1佐に贈る
 陸自中央音楽隊の市ヶ谷演奏会が7月26日昼、防衛省A棟2階講堂で行われた。隊歌「栄光の旗のもとに」、交響詩「ああラッパ」から第3楽章、意想曲「攻撃」、行進曲「名誉ある古代砲兵隊」の4曲が菅原茂隊長の指揮で演奏され、集まった職員・隊員らを魅了した。演奏会終了後、中央音楽隊による特別儀仗演奏が今年4月に通算1000回を達成したことを記念し、折木良一陸幕長から記念品が贈られた。
 また、菅原1佐は7月31日に中音隊長を離任、今回が最後の演奏会となった。菅原1佐は1967年に中央音楽隊に入隊し、東北方面音楽隊長、東部方面音楽隊長などを歴任、2005年から第12代中央音楽隊長として活躍した。新隊長は武田晃1陸佐で、9月15日の定例演奏会の指揮を執る。

東京湾で体験航海
《埼玉地本》
艦上からレインボーブリッジを見上げる乗艦者
 埼玉地本(本部長・園田郁夫1陸佐)は7月28、29の両日、海自第21護衛隊所属の護衛艦「さわゆき」の支援を受け晴海埠頭で体験航海を実施した。体験航海は海自部隊の所在しない埼玉県の県民に、海上自衛隊をPR出来る絶好の機会となるため、「東京湾クルージング」と銘打って広く県民から乗艦者を一般公募した。両日あわせ約700人の公募枠に対し5倍を超える応募があり、関心の高さを伺わせた。
 当日、晴海埠頭の会場では、32普連による車両と小火器の展示及びラッパ吹奏、中越沖地震や空自装備品等の写真パネル展示、制服試着・募集コーナーなどを設け、参加者は乗艦の待ち時間を利用して車両や小火器にさわったり、ラッパ吹奏や制服試着を楽しんだりと思い思いに自衛隊の世界を楽しんだ。
 いよいよ「さわゆき」が出航すると、参加者は艦上からフジテレビ社屋やレインボーブリッジなどの観光名所を暫し眺めたあと、艦内の施設を見学。きびきびと動く海自隊員の姿を感心した様子で眺め、護衛艦体験を満喫していた。参加者の中には、「子供が、海上自衛隊に入りたいと言っています」という一般公募で当選した中学生の子供を持つ親子も見られ、十分な広報効果を感じられるイベントとなった。
 埼玉地本では、今後も体験航海等のイベントを通じ、自衛隊を県民に理解してもらう場として有効に活用していきたいとしている。

雪月花
 南米ペルーの元大統領のアルベルト・フジモリさん(69)、先般行われた参院選に出馬して話題をまいた。南米チリー国に身柄を拘束されての出馬ということで関心を持った人も多かったのではないだろうか、でもやっぱり当選は無理だった。1996年12月17日、ペルーの日本大使公邸での天皇陛下誕生祝賀会の最中に武装集団の襲撃を受けて730人の参加者が人質となった。127日間という長い交渉ののち武力突入になり、ペルー人には17人の犠牲者を出したものの日本人の人質は全員無事救出された。この時の大統領がフジモリさんだった。藤森さんは熊本県出身で日本国籍を持つまぎれもない日本人である。今チリーで自宅軟禁中だがペルーに送致されると処刑されることもあるといわれる。この時、大手スーパーのライフの会長(日本スーパーマーケット協会会長)である清水信次氏たちが「藤森元大統領を救出する会」をつくって活動を始めた。藤森さんの件に関してチリーは日本とペルーの間で等距離だといわれている、そのチリーにいる今のうちに救出したいのだ。ペルーの国内事情や外交問題もあるにしても何とか藤森さんを助けてあげる方法はないのか。日本政府も外交筋も当然動いているはずだが何も見えてこない。(所谷)

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