第3即応機動連隊(連隊長・藤田明大1陸佐)バイアスロン訓練隊(隊長・川東修一2陸尉)は2月25日及び27〜28日の間、西岡バイアスロン競技場で開催された「第60回バイアスロン日本選手権大会」に出場し、男子リレーにおいて第4位の成果を収めた。
2月14日、各中隊の隊員が色とりどりの応援旗をたなびかせ、出発する選手たちを拍手と激励の言葉で見送った。
本大会では、三崎大河2曹・内田伸明3曹ペアが男子4・5キロチームコンペティションにおいて準優勝。また山岸徹3曹が男子4・5キロスプリントにおいて第8位入賞、若手ホープの米谷太助1士と豊田諒真士長がジュニア男子スプリントにおいて第6位及び第8位入賞と健闘した。
男子4・5キロ×4リレーでは、名寄第3即応機動連隊チームは山岸徹3曹、三崎2曹、内田3曹、山下翔大3曹が競技に挑んだ。
静寂に包まれた中、スタートの合図とともに多くの声援が飛び交い14チームの選手たちが一斉にスタートを切った。
レースは山岸3曹が暫定1位の高田2普連を追う展開で三崎2曹へつなぎ、射撃で順位が後退するも5位で内田3曹へつないだ。
内田3曹は射撃の立射で8発中5発を命中させ、順位を3位に引き上げる快進撃を見せた。アンカーの山下3曹は神町20普連の猛追を振り切る必死の疾走でフィニッシュした。
中島主将健闘
バイアスロン訓練隊は3月2〜3日に開催された「第95回宮様スキー大会国際競技会バイアスロン競技」にも出場し、男子リレーにおいて第6位の成果を収めた。
男子4・5キロ×4リレーでは、山下3曹から主将の中島徹也2曹に交代し競技に挑んだ。
レースは序盤から射撃の結果が振るわず、苦戦する展開となった。山岸3曹から8位でタッチを受けた中島2曹は先行の選手を捉えると一挙に順位を6位に押し上げた。その後も内田3曹と三崎2走が懸命に先行チームを追うも、巻き返しは叶わずフィニッシュした。
また、中島2曹は男子4・5キロインディビジュアルで出場人数85名中第6位入賞の好成績を収め、主将としてチームをけん引した。
3月4日、駐屯地において隊員たちが帰隊した選手をねぎらいの言葉や拍手で出迎え、隊長の川東2尉が「優勝に向けて取り組んできた。反省点を次に生かせるようさらに日々精進していく」とあいさつした。
連隊は引き続きバイアスロン訓練隊をはじめ、各訓練隊の練度を向上させ、いかなる任務にも即応できる精強な隊員の育成にまい進していく。 |