私はこの度、令和2年度金鯱戦士「応用射撃(陸曹)の部」に認定されました。
私は平成21年に入隊し、現在は算定陸曹として勤務しています。射撃能力は普通科隊員にとって必要不可欠な戦技の一つであります。しかしながら私自身射撃はそれほど得意ではありませんでした。入隊以後数年間は基本射撃上級検定で40点以上を出せずにいました。その為、射撃予習では自分なりに射撃姿勢や装具等の装着要領を試行錯誤し、射撃が上手な先輩隊員にアドバイスを頂きながら努力してきました。
その結果、40点以上を取ることが出来るようになり、昨年度には(豪州陸軍主催射撃競技会)AASAM21選考に参加させて頂きました。AASAM21選考では、普段とは違った方法の射撃で慣れない事に悪戦苦闘しました。その時も射撃予習に真摯に取り組み、より良い方法を考え、実行を繰り返しAASAM21選考に全力で臨みましたが、結果を出せませんでした。しかしながら射撃技術は確実に向上したと思います。
昨年度初めて応用射撃(各個の戦闘射撃)を実施し、全弾命中の成果を得ることが出来ました。この結果はAASAM21選考に参加出来たことや、日々の射撃予習で目的意識をもち、考え、真剣に訓練を行ってきたことによるものであります。射撃をする機会は限りがあります。その為射撃予習の重要性を常々感じており、射撃予習でどれだけ実射との差異をなくし、普段通りに実施できるかが重要だと考えています。
今年度もAASAM22選考に参加する機会を与えて頂きましたので、昨年度より良い結果を出せるよう日々の訓練・練成に邁進していきたいと思います。 |