|
|
1058号 (2021年9月1日発行) |
|
|
不発弾処理・回収〜地域の安全・安心のために
危険と隣り合わせの現場 培った技術・知識で任務完遂
現地安全化を実施
<第101不発弾処理隊> |
第15旅団第101不発弾処理隊(隊長・佐藤景一2陸佐=那覇)は、8月15日、沖縄県中頭郡西原町において発見された不発弾の現地安全化を行った。現地安全化とは、動かすと爆発する危険性がある不発弾を、警察、消防及び地域の自治体と協力して発見現場において処理をすることである。
今回の不発弾処理に参加した第101不発弾処理隊の大宜見2陸曹は、「自分にとって久しぶりの処理作業でしたが、緊張感をもって、安全確実に事故なく任務にあたることが出来ました」と述べていた。
なお、令和3年8月15日現在の不発弾処理実績は、3万8668件(1839トン)になる。
第15旅団は、引き続き関係機関等と緊密に連携し、県民の皆様の安全・安心のため日々任務に邁進していくとしている。 |
|
住宅倉庫から砲弾回収
<第5後方支援隊第2整備中隊 第2普通科直接支援小隊> |
第5後方支援隊第2整備中隊第2普通科直接支援小隊(小隊長・保科龍也2陸尉=美幌)は、8月3日に大空町東藻琴村で発見された不発弾回収にて出動した。
3日午後4時頃、東藻琴村の女性から住宅の倉庫に砲弾のような物を発見したと警察に通報があった。その後、警察から第5旅団に不発弾回収要請があり、美幌駐屯地に所在する第5後方支援隊第2整備中隊第2普通科直接支援小隊の小隊長・保科龍也2尉他1名の計2名が回収のため午後6時40分頃に出動、現場に到着した保科小隊長達は砲弾のような物を確認した後、速やかに安全が確保されるまで住人を倉庫付近から避難させ砲弾の種類、爆発する恐れはないか等の調査を実施。調査の結果、長さ約60cm、直径約15cmほどで旧日本軍が使用した三八式十五糎榴弾砲(弾薬九二式榴弾)と識別し、炸薬が抜けている可能性があったため破裂する危険性はないと判断した。その後倉庫から砲弾を回収し、保科小隊長達は駐屯地に帰隊した。
砲弾を見つけた女性は、義理の父が軍人で砲手を努めていて戦時中、記念に贈られたものではないかと話していた。 |
|
NEXT → |
|
|