防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
スペーサー
自衛隊ニュース   1035号 (2020年9月15日発行)
-
1面 13面 17面 18面 19面 20面 21面 22面 23面 24面

各地で新指揮官等が着任行事

システム通信団
 システム通信団(団長・菅野俊夫陸将補)は、7月31日にシステム通信団最先任上級曹長交代行事を行った。
 下番最先任上級曹長の小林孝至准尉は、第3代通信団最先任上級曹長から改編に伴い、陸上総隊隷下となったシステム通信団の初代最先任上級曹長として約4年半の間、制度の趣旨と地位・役割を認識し、団准曹士最上位者としてシステム通信団長を直接補佐する等准曹士の育成に尽力した。特に各種ハンドブック(起居容儀をはじめとする「躾ハンドブック」及び野外訓練における一般的行動・通信科隊員としての基礎動作「訓練の参考(基本・基礎)」)を作成し、明確な基準の元指導の徹底を図り、規律の維持・向上及び野外行動時における基礎動作の確行を促進した。また、官用車の安全運転を醸成するためドライバー肩章の着用を義務付け、安全意識の向上と車両事故の未然防止に尽力する等あらゆる施策を推進した。
 8月1日、新たに第2代システム通信団最先任上級曹長として齋藤幸一准尉が上番した。齋藤准尉は、第一線部隊から中央までそして上級曹長業務系統を含む幅広い勤務経験や知見を存分に発揮して最先任事業や施策を継承しつつ、上級曹長業務系統の充実強化を図り、准曹士の先頭に立ち新たな視点と柔軟性を持って准曹士が上下左右信頼感溢れるシステム通信団の育成を目指す決意をした。
 陪列者には、システム通信団副団長、隷下部隊長、陸上総隊最先任上級曹長及び市ヶ谷駐屯地の陸・海・空自衛隊の先任上級曹長等が参列し、盛大に行われた。

東北方面特科連隊
 8月25日、新たな駐屯地司令として香川賢士(かがわけんし)1陸佐が着任した。
 香川1陸佐は、第2代東北方面特科連隊長兼ねて第34代岩手駐屯地司令として着任し、慰霊碑へ献花して英霊に祈りを捧げるとともに、駐屯地各部隊長等の出迎えを受け初登庁した。その後、各部隊長等の幹部挨拶、施設巡視、状況報告により岩手駐屯地及び各部隊の現状について理解を深めた。
 連隊の着任式において、整列した部隊に対し、東北方面総監部幕僚副長から紹介され、東北方面特科連隊長として着任した香川1陸佐は、「班から小隊、中隊、大隊、岩手と郡山、駐屯地の部隊と隊員が一体となって勤務するよう、また大切な家族、地域住民の方々の支えがあってこそ部隊が存在していけることから「ONE TEAM」を要望する」と述べ、連隊の隊員達は要望事項を具現するため、香川連隊長を核心として任務に向かう決意を新たにした。
 香川1陸佐は愛媛県出身、防衛大学校(管理)42期卒業、第8特科連隊(北熊本)、第4次東チモール施設群、第8特科連隊(北熊本)、第8特科連隊第10中隊長(北熊本)、米陸軍砲兵学校留学(オクラホマ)、指揮幕僚課程学生(目黒)、外務省北米局日米安保課出向(霞ヶ関)、陸上幕僚監部人事部補任課(市ヶ谷)、陸上幕僚監部防衛部防衛課(市ヶ谷)、防衛大臣副官(市ヶ谷)、西部方面特科隊第112特科大隊長(湯布院)、米国国防大学留学(ワシントンD・C)、教育訓練研究本部研究員(目黒)、陸上幕僚監部装備計画課企画班長(市ヶ谷)の勤務を経て、東北方面特科連隊長兼ねて岩手駐屯地司令として着任した。

第14旅団

 8月25日、善通寺駐屯地において第11代第14旅団長として遠藤充陸将補が着任した。
 遠藤旅団長は、当初、慰霊碑に献花した後、第14旅団隷下部隊長の出迎えを受け初登庁した。
 その後行われた着任式において整列した旅団隷下部隊の隊員に対し、「陸海空の従来の領域に加え現代では宇宙やサイバーなどの戦いもある。我々に与えられた時間は十分ではないが速度をもって任務を必ず達成してほしい」と訓示した。また、遠藤旅団長は、「任務必成」を統率方針として、これを実行するために「プロであれ」を要望事項とし、第14旅団全隊員に対し「共に頑張ろう」とその決意を語った。


第13旅団
 8月25日、第13旅団の新しい旅団長に兒玉恭幸陸将補が着任した。兒玉旅団長は「新職務である第13旅団長は、中国地方5県の防衛警備等を担う重責ではありますが、地元の毛利元就公の遺訓『百万一心』を合言葉に、旅団3千名の隊員の『力と心を一つ』にして、米中新冷戦の時代を全うしていきたいと思っております」と着任の挨拶を述べた。

NEXT →
(ヘルプ)
Copyright (C) 2001-2020 Boueihome Shinbun Inc