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自衛隊ニュース   1025号 (2020年4月15日発行)
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新たな一歩! 前進!!


第15期一般陸曹候補生入隊式に参加
<帯広>
 帯広地本(本部長・濱本博文1陸佐)は、4月5日、第5旅団帯広駐屯地(旅団長・小瀬幹雄陸将補)で挙行された第15期一般陸曹候補生入隊式に参加した。
 新隊員は、新制服に身を包み、自衛官の一員として堂々たる宣誓を行った。
 入隊式は、新型コロナウイルスの感染症対策として、保護者や部外の来賓が不参加で行われたため、参加した帯広地本の広報官は、保護者に対して少しでも入隊式の様子を届けられるよう多くの写真を撮影した。撮影した写真を帯広地本SNSに投稿したところ、写真を見た家族等からは、「あっ、うちの息子だ!」、「家族全員応援してます」等の意見が寄せられた。

教育部隊着隊任務完遂
<秋田>
 秋田地本(本部長・大久保正広1空佐)は、3月29日、自衛官候補生として多賀城駐屯地教育隊へ着隊する女性入隊予定者(16名)と、同日、秋田駐屯地教育隊へ着隊する男子入隊予定者(18名)の引率業務を実施した。
 多賀城駐屯地へ出発する女性入隊予定者は、各家族等で記念撮影を行い親御さんから激励の言葉を受け、マイクロバスに乗車、みんな明るく活き活きとした印象の中、出発した。
 また、秋田駐屯地への入隊予定者は沢山の荷物と書類を持ち、担当広報官の案内のもと受付を行った。その際、提出書類等で戸惑う入隊予定者も散見されたが、教育担当者や広報官の優しいサポートにより安堵の表情を浮かべていた。今春の着隊業務は、3月24日の宮崎県えびの駐屯地への着隊から始まり4月2日の神奈川県横須賀基地を最後に、23個の駐屯地、基地、学校に対する入隊・入校予定者を100%着隊の成果をもって任務完遂した。
 秋田地本は、今後も意欲ある多くの若人を募集し、防衛基盤の充実・強化に努めていく所存である。

一般曹候補生(陸自)着隊業務
<神奈川>
 神奈川地本小田原地域事務所(所長・信國2陸尉)は、3月24日、同事務所から第117教育大隊(武山駐屯地)に一般曹候補生として入隊する5名の送迎を実施した。
 対象者は地域事務所に集合し担当広報官より携行書類等の確認を受け、第117教育大隊(武山駐屯地)に向け事務所を出発した。
 対象者の中には「昨夜は緊張してあまりよく眠れませんでした」など少し緊張した様子であったが、移動する車両において広報官から入隊直後の経験談、教育隊での訓練内容及び生活環境の話を聞くとともに、他の入隊者との会話によって駐屯地に到着する頃には、決意に満ちた凛々しい顔となっていた。
 着隊業務を担当した広報官は、無事に着隊した喜びと広報官業務の成果を感じる1日となった。
 小田原地域事務所は、「今後も、入隊・入校者とのつながりを大切にするとともに、入隊・入校者と連携した募集広報活動にまい進していく」としている。

希望と決意の第一歩!
198名、入隊支援
<愛知>
 愛知地本(本部長・福重毅尚1陸佐)は3月29日、陸上自衛隊大津駐屯地の中部方面混成団で教育を受ける自衛官候補生(女子)54名及び久居駐屯地、豊川駐屯地、守山駐屯地で教育を受ける自衛官候補生(男子)144名、合わせて198名の入隊支援を実施した。
 桜の花が咲き始める名古屋市内、小雨が降り続く朝、入隊予定者は生活用品を詰めた大きなスポーツバッグを持ち、希望と決意に満ちた表情で担当広報官に引率されて、愛知地方協力本部に集合した。
 「とても緊張してますが、行ってきます!」「元気に頑張ってきます!」などと、各事務所長、広報官及び家族や友人等と満面の笑顔で硬い握手や挨拶を交わし、車両に乗車。そして、見送りに集まった本部の部員達の盛大な激励を受けながら、元気に愛知地本を出発した。
 各駐屯地へ向かう車内では、乗り合わせた周りの同期と笑顔で挨拶を交わし談笑するなど、集合時の緊張感も薄れ、和気藹々とした雰囲気の中、各駐屯地に到着した。
 駐屯地に到着すると、皆元気良く受付を済ませ、区隊割り等の説明を受けた後、中部方面混成団教育隊の区隊長や班長等の出迎えを受け、それぞれの居室へ移動。自衛官として新たな生活の第一歩が始まった。
 愛知地本ではこのほか、防衛大学校や高等工科学校、陸・海・空各教育隊等計27箇所へ、合わせて約550名の入隊等支援を4月2日まで実施した。
 愛知地本は、令和2年度も全力で募集活動に邁進し、優秀な人材確保に努めていく。

防府南基地まで入隊者を引率
<沖縄>
 沖縄地方協力本部(本部長・松永浩二陸将補)は、3月25日、航空自衛隊一般曹候補生入隊者の男女23名を航空自衛隊防府南基地にある航空教育隊に引率した。
 当日は、朝6時に那覇空港に集合し、広報官から航空券や必要な書類を受け取った後、出発までの時間を見送りに来た家族や友人らと記念写真を撮るなどして別れを惜しんだ。
 福岡空港に到着後は、新幹線とJRで山口県防府市に移動した。お互い初めて顔を合わせる入隊者たちは、車内で自己紹介やSNSの交換を行い、すぐに打ち解けあっている様子であった。防府駅に到着後は、航空教育隊が用意したバスに乗車し、午後1時に防府南基地に全員無事に到着した。
 その後は、健康診断や荷物整理後、基地内の施設案内などが行われ、航空自衛官としての第一歩を踏み出した。その日の夜には面接やベットメイキング、翌日6時に起床と慌ただしく、自由な時間が取れない中でも、「何とかやって行けそうです」「卒業まで頑張ります」と皆、入隊の不安を全く感じさせないほど明るく元気であり、広報官も一安心した。
 特に沖縄地本が8月に実施したパワーアドベンチャーで1泊2日の生活体験(営内宿泊体験、隊員食堂での食事、入浴、洗濯など)は、入隊者たちにとって大変役に立ったようであり、「部屋が那覇基地に泊まった時と同じでした」と嬉しそうに語ってくれた。
 沖縄地本は、引き続き入隊者を沖縄の地から見守るとともに、卒業後、一緒に勤務ができることを楽しみにしている。

この国の未来を君に託す
<熊本>
 熊本地本(本部長・仲西勝典1陸佐)は3月24日、熊本市流通情報会館からの見送りを皮切りに、この春の入隊・入校予定者に対する着隊支援業務を開始した。
 昨今の新型コロナウイルスの影響も懸念される中、この日は厳しい試験を見事合格、突破した一般曹候補生(陸上要員)約100名が集合時間に遅れることなく、会場に集結した。緊張した面持ちも見られたが、入隊に対する意欲に満ちた熱気が感じられた。
 当日は、前途を祝すような雲一つない快晴で、全員の集合と健康状況の確認を取り、移動間における注意事項の説明後、バスに乗車した。入隊予定者達は、晴れ晴れとした表情で、家族や友人たちの声援に元気に手を振り応えていた。
 入隊予定者がバスに乗り込む際には、握手をして激励の言葉をかける父親や、手にハンカチを握りしめ涙を拭う母親の姿など、我が子に対するご家族の強い想いを感じ、着隊を支援した我々も目頭が熱くなり、目的地である国分駐屯地に向け出発するバスを本部長以下で盛大に見送った。
 自衛隊に対する国民の期待が益々高まっている中、熊本地本は、これからの自衛隊を担っていく若者を一人でも多く、この熊本の地から送り出すべく、引き続き、募集活動に邁進していく所存である。

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