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気象部隊における日米交流
〜Face to Faceの情報共有〜 |
2月横田基地において航空気象群横田気象隊長(棚橋理恵子2空佐)が米空軍第374運用支援中隊長(マクレイニー中佐)に招かれ、ミッションブリーフィング(部隊概要説明)を受けた。これは、互いに気象隊長が交代した際に新着任の部隊長を招待して、相互理解を促進するために実施されているものである。これには、横田気象隊が平成24年(航空自衛隊横田基地の設置と同じ)に新設されて以来、同じ基地に所属する同部隊及びそこに所属する気象支援小隊等と親交を深めてきた背景がある。
今回は空自側の横田気象隊長が昨年12月に着任したことに伴い、米軍側が企画して実現した。米軍気象小隊の横田基地における任務概要についての説明のほか、横田基地に所在する各指揮官(航空総隊司令官、空自横田基地司令、在日米軍司令官及び米横田基地司令)に対してそれぞれ気象情報を提供する日米の気象部隊同士、台風予報や積雪予報などで情報共有を図っていくための意見交換を実施した。横田気象隊長棚橋2空佐と米空軍第374運用支援中隊長マクレイニー中佐は記念品を交換後、「日ごろからFace to Faceで気象部隊同士の意思疎通を図り、有事の際の日米共同作戦における気象支援の素地を固めていこう」と固い握手を交わした。
横田気象隊では、米軍との交流を円滑にするため毎日の終礼で英会話の勉強会を開き、英語力の向上を図っているほか、准曹士間では交流訓練(シャドープログラム‥日米交差特技訓練)やスポーツ交流、BBQ、基地企画の餅つき大会や観桜会への招待等を通じて親交を深めている。今年度には横田気象隊に米空軍の予報官を招き、空自の航空気象業務を実際に体験、理解してもらう計画である。
棚橋隊長は「同じ基地に所属している利点を最大限に活用し、恒常業務に日米相互理解の精神を取り入れながら、現場レベルでの隊員間の信頼関係の構築していきたい」という考えである。 |
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レンジャー資格検査を実施 |
第34普通科連隊(連隊長・山之内竜二1陸佐=板妻)は4月5日、駐屯地においてレンジャー資格検査を実施した。
本検査は、4月下旬から始まる平成30年度部隊集合教育「レンジャー」に向けた素養を評価するものであり、今回は33名が受験した。
受験者は、模擬の手榴弾投てき、腕立伏せ、腹筋、懸垂、屈み跳躍、土のう運搬、最後に小銃を携行した2000m走を実施し、各中隊の隊員が応援する中、全力を尽くして各種目に臨んだ。
結果、24名が合格し、レンジャー隊員になるため、4月下旬から約2ヵ月半の厳しい訓練に挑むことになる。 |
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BCTCでの教訓普及
〜中隊長の命令下達・戦闘指導の一例を提示〜 |
東北方面指揮所訓練センター(BCTC)は、4月5日、第6師団が神町駐屯地で行った「中隊長等集合訓練」に参加し、指揮所訓練センターが蓄積した指揮幕僚活動等の教訓事項を普及した。教育内容として、連隊長、連隊本部幕僚が戦闘間実施すべき事項を踏まえ、中隊長等が上下左右の組織と連携しつつ、中隊長等が戦い方を具体化し、適時の状況判断により指示・命令を与え指揮していく重要性について説明した。また、中隊長等の参考として、第6戦車大隊の協力を得て命令下達・戦闘指導の場面を撮影したビデオを上映し、中隊長等が具体化した命令を如何に徹底すべきかのコツについて一例を示した。
さらに東北方BCTCでは昨年度から実施している中隊長等以下が指揮能力の向上を期することができる指揮所訓練統裁支援システム(ICE)を用いた「中隊ICE」や機械化部隊戦闘シミュレーター(ATCE)を用いた「偵察小隊等ATCE訓練」により、中隊長等以下が軽易かつ効率的に練成できる場所(道場)であり、積極的に利用してもらいたい旨を説明した。
東北方BCTCでは、部隊ニーズに対応して中隊長等をはじめ各部隊が効果的に指揮幕僚活動の能力の向上に寄与すべく教訓普及や効果的なICE、ATCE訓練に取り組んでいく所存である。 |
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