第110教育大隊(大隊長・藤井鉄也2陸佐)は2月9日、善通寺駐屯地から松山駐屯地へ部隊移動を行った。昭和34年8月、善通寺駐屯地で編制以来、初めての部隊移動であり、58年間で約32200人の新入隊員を育成した。この度、第14旅団の機動旅団化に伴い松山駐屯地に移動することになった。
移動当日は駐屯地正門において、松山駐屯地(司令・内野敏紀1陸佐)所在隊員や各協力団体からの盛大な出迎えを受け、その後実施された移動行事において、駐屯地司令から「北朝鮮のミサイル発射や中国の軍事力強化など日本を巡る安全保障情勢の中、教育大隊の役割はますます重要となる」と激励の言葉を受けたのに対し、大隊長は「社会に役立つ人材を育成し、地域に貢献する」と答えた。
大隊は歴史と伝統そして文化を誇る、愛媛・松山の地において、早速4月から約360名の新隊員教育を開始し、新たな歴史を築いていく。 |