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自衛隊ニュース   975号 (2018年3月15日発行)
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防衛省・自衛隊 地方協力本部

熊野大社豆まき神事
<島根>
 島根地本(本部長・長谷川敬1陸佐)は2月3日、島根県松江市の熊野大社において実施された豆まき神事に参加した。
 熊野大社では例年2月3日に節分祭が実施され、県内の大イベントとして周知されており、また、島根県知事、松江市長等が例年福男として豆まきを行っている。本年は初めて熊野大社より自衛隊島根地方協力本部長に福男として豆まき神事への参加を依頼され、本部長が参加することとなった。当日は小雪舞う中、島根地方協力本部長が熊野大社に赴き、制服の上から熊野大社が準備した裃、袴を着用して豆まき神事に参加し、松江市長に続いて本部長が紹介された後、1800人の参拝者に対して、用意された豆やもちの入った小袋をまき、同行事を支援した。
 島根地本は、今後も自衛隊に対する認識を深めてもらえるよう、あらゆる機会を活用した広報活動を継続していく。

「自衛隊防災展」を開催
<広島>
 広島地本(本部長・伊藤拓也1海佐)三次地域事務所(所長・荒瀬哲久1陸尉)は、1月13日・14日の両日、広島県三次市のショッピングセンター「CCプラザ」において「自衛隊防災展」を開催した。
 同店の室内イベント広場に、偵察用オートバイ・小型車・軽装甲機動車、災害派遣活動写真や非常用糧食の展示、ミニ制服試着コーナー及び募集広報コーナーを設け、多くの来場者で賑わった。来場した子供たちはミニ制服を着てオートバイに乗ったり、戦車・戦闘機・艦艇の背景幕や軽装甲機動車等の前で記念撮影を行う等多くの親子連れが楽しんだ。「災害派遣での救助活動には頭が下がります。いつも国民のために地道な努力に感謝してます」、「孫娘が自衛官になり身近な存在になりました」、「子供がオートバイに乗れて喜んでいます。色々見学できて良かったです」との自衛隊に好意的な感想が多く聞かれ、防災展は成功裏に終了した。
 今後も地域のイベントに参加して、地域と共にある地域事務所を実践して行く。

掃海艇「すがしま」一般公開
<徳島>
 徳島地本(本部長・尾畑典生1海佐)は2月12日・13日、海上自衛隊第44掃海隊所属掃海艇「すがしま」(艇長・立石貴大3海佐)の支援を得て、一般公開を行った。
 掃海艇「すがしま」は、京都府舞鶴市に所在する海上自衛隊舞鶴基地に所属し、今回は、掃海訓練間における補給等のために徳島県小松島新港南岸壁に入港した。
 当日は雪の舞う中にもかかわらず、会場となった小松島新港南岸壁には両日併せて618名の来場者が訪れ、自衛隊に対する関心の高さがうかがえた。
 艇内では、「すがしま」乗員による装備品及び掃海艇の任務について説明が行われた。掃海艇の任務は、海上航路、港湾部に設置又は漂着した機雷等の爆発性危険物を安全に無力化することであるが、機雷には金属製の船体が持つ磁気に感応するものがあるため、磁気を帯びない木造船体であるとの説明に、来場者はその意外な性能等について、興味深く聞き入っていた。
 徳島県には陸上自衛隊の駐屯地、海上自衛隊の航空基地が所在しているが、自衛隊の認知度はまだまだ低いと思われる。徳島地本は、「広報活動を通じて、県民に自衛隊の真の姿に触れていただき、自衛隊の活動に対する更なる理解と協力を得たい」としている。

戦闘機整備員の卵を
<大分>
 大分地本(本部長・久田茂将1陸佐)は2月20日、日本文理大学(男21名、女4名)の航空自衛隊築城基地研修を支援した。
 同大学航空宇宙工学科では、航空機等の整備等を学ぶ事ができ、卒業生の多くは将来、航空機に関わる職を希望しており、自衛隊に入隊する学生もいる。F-2戦闘機の見学では、食い入るように見学し、熱心にパイロットの説明を聞き質問していた。
 また、コックピットに乗った際は、満面の笑顔で操縦席の感触を味わっていた。
 特に、整備格納庫において整備中のFー2戦闘機の見学では、疑問に思ったことを学生同士で確認したり担当の整備員に積極的に質問したり、熱心に一つでも多くの事を学び取ろうとする姿勢が感じられた。
 研修した男子学生(大学2年)は、「自衛隊に対する興味はそれほどなく、友人の誘いでの参加でしたが、実物の戦闘機・エンジン等を間近で見て、また、パイロット・整備員の説明を聞くことが出来、とても参考になった。この研修に参加してよかった。今後の進路の選択肢が一つ増えた」と話していた。
 本研修は、毎年築城基地で実施しており、大分地本は、今後も「戦闘機整備員の卵を育てる研修」を積極的に支援する所存である。

那覇救難隊と共同で
<沖縄>
 沖縄地本(本部長・井土川一友陸将補)は1月28日に豊見城市体育館で行われた「グッジョブ豊見城わくわくワーク」に航空自衛隊那覇基地に所属する那覇救難隊の支援を受け広報活動を実施し自衛隊をPRした。
 本イベントでは、那覇救難隊と共同して広報ブースを開設し、那覇救難隊は装備品装着体験や、活動写真の展示説明を行い、沖縄地本は、制服試着、ぬり絵、広報ビデオ放映を行った。広報ブースには、開場と同時に多くの来場者が訪れ、救難隊の装備品やヘルメットを着用して記念撮影を行ったり、装備品に関する質問を行っていた。ぬり絵や制服試着も大人気で、制服や迷彩服に袖を通しては、笑顔で記念撮影を行う来場者が多く見られた。

福岡地区合同新年会
<福岡>
 福岡地本(本部長・藤田英俊1陸佐)は1月16日、ホテルセントラーザ博多(福岡市)において、平成30年福岡地区自衛隊協力団体合同新年会を開催し、地元首長をはじめ防衛議員連盟、自衛隊協力3団体(防衛協会・隊友会・家族会)等の協力団体、福岡地区を隊区とする主要指揮官等約100名の参加を得て、協力・支援団体と防衛省・陸海空自衛隊の更なる交流を深めた。
 会に先立ち、今年で3回目となる講話では、「航空自衛隊の概要」と題して、航空自衛隊西部航空方面隊司令官(井筒俊司空将)による防衛講話を実施し、聴講者は熱心に耳を傾け講話後に数名による質疑応答がなされた。
 その後、実施された合同新年会では、主催者を代表して福岡県自衛隊協力会連絡協議会会長の礒山誠二氏(福岡商工会議所会頭)が、厳しさを増すわが国の安全保障環境での対処や不安定さを孕む国際社会への貢献にはじまり、熊本地震や北部九州豪雨での災害救助活動等、自衛隊に対する深い敬意と感謝の気持ちとともに、これからの自衛隊の活動に対する支援と協力を訴える挨拶を行った。
 その後、終始和やかな雰囲気のもと、本年度の合同新年会は幕を閉じた。
 福岡地区自衛隊協力団体合同新年会は、福岡地区自衛隊協力団体と自衛隊主要指揮官との融和親睦と連携を深め、防衛基盤のより一層の強化を図る目的で平成23年から実施され今年で7回目であり、福岡県自衛隊協力会連絡協議会、福岡地方協力本部後援会「如月会」及び自衛隊福岡地方協力本部との共催で実施している。

試験艦「あすか」で生活体験
<愛媛>

 愛媛地本(本部長・茅野剛也1陸佐)は、1月13日・14日に海上自衛隊呉基地が実施した海上自衛隊試験艦「あすか」での生活体験を支援した。
 最初に、艦内で「あすか」に関する注意事項を受け「あすか」搭載の作業艇にて呉湾内のクルージングを楽しんだ。
 艦内に戻りカレーの体験喫食、艦内見学の後、ベッドメイクを行い、夜は艦長より出された使用される記号などに関する簡単な質問について考えるため乗員と話す機会が設けられたり、幹部候補生受験希望学生から幹部候補生学校での生活について熱心に質問があり、その学生は「ただ見学するだけではわからない事を体験でき、ますます海上自衛隊受験意欲が高まった」と話していた。
 参加者には、今回の生活体験で艦艇勤務の良さだけでなく厳しさも肌で感じてもらい、海上自衛隊を理解し、入隊及び受験意欲の向上に繋がる充実した生活体験となった様子であった。
 愛媛地本では、今後も艦艇での生活体験などに積極的に参加及び支援するとともに、このような機会を最大限活用し海上自衛隊の募集広報の充実を図りたいとしている。


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