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部隊進出訓練を実施
<34普連> |
第34普通科連隊(連隊長 山之内竜二1陸佐)は1月16日から18日までの間、静岡県内各地において「平成29年度部隊進出訓練」を行った。
本訓練は南海トラフ大地震発生時の対処能力の維持・向上を図ることを目的に、発災時における一連の行動等を人員約800名、車両約170両をもって実施した。
16日早朝、和歌山県沖を震源とする大地震が発生したとの想定の下、連隊は第3種非常勤務態勢に移行し緊急登庁から出動準備、じ後、静岡市の活動拠点に向け前進した。
連隊本部・本部管理中隊・第4中隊、重迫撃砲中隊、第3普通科直接支援中隊は安倍川河川敷へ、第1・5中隊は清水日本平運動公園へ、第2・3中隊は清水庵原球場多目的広場へ向けそれぞれ前進し、山之内連隊長は板妻駐屯地から安倍川河川敷までの間をUH1ヘリをもって空中機動するとともに降着後、自治会代表者や各行政区区長とともに航空偵察及び孤立予想地域での救援表示シートの確認訓練を行った。
また16日については、現地指揮所の開設、宿営準備、装備品展示、県の防災担当者との意見交換会を、翌17日はあいにくの天候の中、県庁、中部及び西部危機管理局において県が主催する図上訓練(地震対策オペレーション2017)への参加、市役所における連隊作戦会議を実施するとともに、各活動地域では中隊毎に現地偵察及び各区の職員等と連携した被害予想地域や避難所、主要交通網等の確認を行った。
また、各直轄小隊はそれぞれの特技・特性を生かした訓練、偵察、統裁業務等を実施した他、各拠点において地域住民に対する装備品展示及び各種協力団体との意見交換会を実施し、連隊の災害対応に対する理解促進を図った。
翌18日には全部隊が異状なく撤収・帰隊し、連隊の即応性及び災害発生時の現地活動能力の向上等、多くの成果を得て本訓練は終了した。 |
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北海道補給処積雪地集合訓練 |
北海道補給処(処長・大森丈義陸将補)は、1月15日から19日までの間、島松駐屯地スキー場及び部外スキー場において新渡道の新隊員35名に対し、積雪地集合訓練を実施した。
訓練参加者は、抜けるような青空の下、スキーが初めての道外出身者も含め訓練に真剣に取り組み、教官の厳しくかつ雪が解けるほどの熱い指導により瞬く間に技量を向上させていた。
本訓練では、冬季の野外行動において安全かつ確実にスキー機動するための技術を習得させるとともに、積雪寒冷地部隊勤務者としての基本的な心構えを理解させることができた。 |
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レジオン・オブ・メリット勲章受章 |
11月28日、在日米軍司令部(横田基地)において、通信学校長兼久里浜駐屯地司令の廣惠次郎陸将補に対し、在日米軍兼第5空軍司令官ジェリー・P・マルティネス中将よりレジオン・オブ・メリット勲章が授与された。この勲章は、特に称賛に値する軍務や任務遂行により殊勲のある米軍人、または、友好国の優れた軍人(将官等)に対して米国国防長官から授与されるものである。
廣惠陸将補は、平成27年8月から平成29年8月までの間、統合幕僚監部(市ヶ谷)での指揮通信システム部長としての功績が認められ、授章した。 |
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日米共同警護訓練
<15旅団> |
第15旅団(旅団長・原田智総陸将補)は12月6日から8日まで間、那覇駐屯地及び在沖縄米軍各施設において、日米共同警護訓練を実施した。
この訓練は、有事の際、旅団警護部隊が沖縄本島広域に分散する米軍施設に対し、いち早く駆けつけ対処するため、在沖米軍との基地警護要領を実動で訓練し、その即応対処能力を向上させるとともに、在沖米軍との情報共有及び連携を強化することを目的として行われた。
本訓練に参加した第51普通科連隊第1中隊の谷口航1陸曹は、「今回の訓練で、海兵隊員と調整する際、言葉の壁を感じました。今後は英語能力を高め、少しでも言葉の壁をなくし、スムーズな行動がとれるようにしたい」と、また第3海兵師団第3偵察大隊のヘルナンデス伍長は、「今後はこのような訓練を更に実施し、お互いを理解し、より良いものにしていきたい」と語り、日米の隊員は、それぞれ今回訓練で学んだことを、今後に生かしていきたいと決意した。 |
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上地克明 横須賀市長 表敬をしての感想
学生隊学生長 石橋 勇生 |
防衛大学校における成人祝賀会に参加いただいたことへの謝意をお伝えするため、1月23日に上地克明横須賀市長を表敬した。祝賀会でのご様子から察せられたのは、大きな度量と熱い気持ちの持ち主だということであったが、まさにそのまま、市民を愛する広い心を持つ素晴らしい方であった。
懇談において、防大生による学校周辺地域におけるゴミ拾いボランティアについて説明し、多くの学生が地域のために積極的に参加していることを認識いただいた。
市長ご自身が防大の近くのご出身ということもあり、特別養護老人ホームとの交流等、防大生の活動に非常に関心を持たれていた。市長の掲げるスローガン「誰も一人にさせないまち」に関連した取り組みに対する、防大生の協力についても意見を聞くことができた。注目されていたのは老人との交流であった。戦争体験を聞いたり、レクリエーションを行う等により老人の生きがいのひとつとなるとともに、防大生に思いやりの心を育てる等の効果もあることから非常に興味深いものであり、今後の取り組みの参考となるものであった。また、市長の座右の銘「天同和賛」についても話を聞くことができた。市長の造語とのことであったが、すべての人々が天からの命を受けて、自分にするのと同じように他人に接し、また自分から進んでそういう行為、考えを押し広げていくことが重要であるとの考えに強い感銘を受けた。
今回の表敬において、防衛大学校が所在する横須賀市との関係発展が非常に重要と感じた。防大生としてできることも多々あり、学生隊学生長として各種施策を先頭に立ち積極的に推進していきたい。また、こうした活動を良き伝統として後輩へ引き継ぎ発展させていきたい。 |
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