1月15日、防衛省で小野寺五典防衛大臣は、スペインのデ・コスペダル国防大臣と防衛省会談を行った。同国との防衛相会談は2014年以来約4年ぶり。前回は防衛協力・交流に関する覚書を締結した。
小野寺大臣は冒頭、コスペダル国防大臣の訪日を歓迎し「日スペイン防衛協力・交流に関する覚書」に基づき今後も防衛協力・交流を推進したいとの発言があった。これに対しコスペダル国防大臣も「大きな成果を出している」とし、今後も防衛協力・交流を推進していくことで一致した。
また、北朝鮮の核ミサイル開発に関して小野寺大臣が「国際社会全体で最大限圧力をかけるときだ。一連の安保理決議の厳格な履行を含め、国際社会が一致して確実に取り組んでいくことが重要であり、スペインの協力が必要だ」と述べると「このような挑発の中で、日本政府が様々な防衛体制を進めなくてはならなかったことは十分に理解できる。日本と引き続き協力したい」と応えた。
会談を受け、両国は次官級協議の開催や防衛装備品・技術協力に関する情報交換の推進等の決定を含めた、防衛協力に関する共同プレス声明を発表した。 |