対馬駐屯地(司令・大倉正義1陸佐)は、11月18日、対馬駐屯地創立37周年記念行事を挙行した。
今年は、「防人の島〜古の時代から地域と共に〜」をテーマに掲げ、対馬駐屯地及び対馬市厳原町内において実施された。
行事は、駐屯地を午前9時から午後3時まで一般開放して、記念式典及び祝賀会食をはじめ、音楽演奏、太鼓演奏、オートバイドリル、訓練展示等各種イベントが実施された。
記念式典の式辞において大倉司令は、「近年の我が国周辺の厳しい安全保障環境を鑑み、我々は「国防の最前線対馬を護る武人」という意識を堅持し、今一度その原点に返り陸海空3自衛隊の総力を結集して断固として対馬を護り、島民の期待と信頼に応えられるよう、一層奮励努力していこう」と来場者に誓った。
その後は、対馬駐屯地所在部隊、在島海空自衛隊及び九州各駐屯地からの支援部隊による観閲行進が対馬市街大通りで実施され、観覧した方々は日章旗と旭日旗を振りつつ、行進部隊に歓呼の声を上げた。
また、駐屯地での子供広場、戦車等試乗及び装備品展示、目保呂ダムの馬事公園のご協力による対州馬体験乗馬等のイベントにも多くの地域の市民が来場し、各イベントにおいて笑顔と歓声が飛び交う楽しい時間が流れた。
肌を刺すような強風が吹く生憎の天候にも拘わらず、本記念行事に参加された市民の皆様は、延べ約2000名を超えて盛会裏に終わった。 |