自衛隊兵庫地方協力本部 西宮地域事務所(所長・小倉義孝1陸尉)は1月28日に西宮市立北夙川小学校で実施された「第22回越木岩防災の日」(防災フェスティバル)を支援した。この地域での防災訓練は阪神淡路大震災被災後、いち早く自主防災会を立ち上げるとともに自衛隊、警察、消防と連携し防災訓練を開始した地域であり、この日は西宮市、西宮市消防局、県警、兵庫県防災士会をはじめ地域住民等を含め、約1,800名が訓練に参加した。
訓練は、防災無線の発信により開始され、自衛隊、警察、消防と連携した救出訓練、車両、防災関連機材の展示をはじめ、AEDの取り扱い、ロープワーク、はしご車搭乗体験、炊き出し等が実施された。
当該事務所は、阪神淡路大震災から22年もの年月が経過していることから、記憶を取り戻し防災意識の高揚を目的に、当時の被害の様子や自衛隊の災害救助活動をとらえた写真パネルの展示のほか、ミニ制服の試着と写真撮影のコーナー、自衛隊の装備品の塗り絵及び缶バッチ作成コーナーを出展し、市民への親近感醸成を図った。
また、同訓練には伊丹の第36普通科連隊も参加しており、同連隊の車両等を展示し自衛隊の広報に努めていた。
見学者からは、阪神淡路大震災の写真パネルを見て「当時、自衛隊に助けてもらった。ありがとう」という声を聞くとともに、展示車両での記念写真では「これからも頑張って下さい」等の激励の言葉があった。
兵庫地本は「今後も引き続き防災訓練等を通じて、地域に密着した広報活動に努め、信頼と親近感の醸成を図っていく」としている。 |