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〜中央即応集団〜
魁の風
Central Readiness Force |
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南スーダン派遣施設隊 (第11次要員)
若宮副大臣が視察 |
南スーダン派遣施設隊(第11次要員)(隊長・田中仁朗1陸佐)は、1月15日から16日の2日間、若宮防衛副大臣の視察を受けた。
隊長(田中1陸佐)は、首都ジュバ市にある国連トンピン地区内の日本隊宿営地において、若宮防衛副大臣に対し南スーダンの現地情勢及び派遣施設隊の活動状況について報告するとともに、宿営地内の各種施設・装備品等の状況について説明した。
若宮防衛副大臣は、ジュバからマンガラ間の幹線道路の補修、ジュバ市内のカスタムマーケットから国連ハウス地区に至る道路の補修、ジュバ大学グラウンド整備及び国連ハウス地区の施設構築等の現場を視察し、派遣要員を激励した。
また、若宮防衛副大臣は隊員に対し、「第11次要員が円滑に任務を遂行していることをしっかり把握した。第11次要員から開始したジュバからマンガラ間の道路補修及びカスタムマーケットから国連ハウス間の道路補修は、文民保護の基盤確立に寄与するのみならず南スーダン国民の生活向上に資するものである。今後とも最大限に安全を確保しつつ職務に邁進してもらいたい」と訓示し、派遣隊員は任務完遂への決意を新たにした。
更に、若宮防衛副大臣は、キール南スーダン大統領、タバン・デン第一副大統領、マニャン国防大臣及びスマレUNMISS事務総長特別代表代理と会談し、先方からは派遣施設隊の活動及び開発援助を通じた日本からの支援等について深い感謝の意が伝えられた。 |
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「新田原に関して」表敬受け 〈若宮副大臣・小林政務官〉 |
2月2日午前、若宮健嗣防衛副大臣は防衛省で、宮崎県新富町議会基地対策特別委員会の三浦千尋委員長らの表敬を受けた=写真上。
会談で同委員会は、新田原基地周辺防音区域見直し(案)において、防音工事補償区域縮小に反対する要望を伝えた。若宮副大臣は「騒音に関して大変重要な問題として認識しており、地元の方のご意見に耳を傾け状況を把握しながら、すすめて参りたい」と述べた。
また同日午後、小林鷹之防衛大臣政務官が防衛省で宮崎市議会議長会の表敬を受け、「新田原飛行場に係る第一種区域等の見直しに断固反対し、区域拡大を求める決議」を受領した=写真下。 |
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オスプレイ実機による教育 〈木更津駐屯地〉 |
木更津駐屯地(駐屯地司令・服部正陸将補)では、MV-22(オスプレイ)の日米共通整備基盤となる富士重工業株式会社航空宇宙カンパニー木更津事業所が1月12日に開所し、定期機体整備(PMI)の初号機が木更津駐屯地に1月30日に飛来したことを受け、オスプレイの航空救難態勢確立の為の日米の教育等を実施した。
オスプレイ実機を使用して、緊急事態における乗員救助のための手順や消火要領等について米海兵隊の整備員による教育が駐屯地の救難救助に携わる隊員に対し実施された。
木更津駐屯地は、PMI機の試験飛行開始やPMI次号機受け入れまでに実機を使用した擬似訓練等を実際に実施して、万全の航空救難態勢を確立、維持していきたいとしている。 |
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航空事故の再発防止の一環として 〈航空支援集団飛行点検隊〉 |
飛行点検隊(司令・吉廣敏幸1空佐=入間)は、当隊所属の操縦者延べ3名を派遣し、飛行安全について防衛省・自衛隊で唯一課程教育をもつ航空安全管理隊(立川)で行われている飛行安全幹部課程の教育の一部を聴講させた。
本派遣は、昨年4月6日に鹿児島県鹿屋航空基地の北方山中において発生したU-125飛行点検機航空事故の再発防止策の一環として実施したもの。
派遣したのは、昨年10月と今年1月および2月の計3回、2名の操縦者延べ3名であり、安全管理手法の活用法としてのヒューマン・ファクターズ関連の課目や飛行安全に関わる健康管理や法律関連の課目について聴講した。
操縦者である聴講者の一人によると、「航空業務と服薬に関する事例研究や法的立場から観た航空事故との関係などについて学び理解することができた」とのこと。
これらの知見を得つつ隊内に普及して、隊員の安全意識の更なる高揚と安全管理活動の資とするとともに、さらに、飛行点検隊として、このような二度と悲しく痛ましい事故は起こさないという誓いを新たにするものである。 |
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航空管制講座を実施 〈浜松広報館〉 |
浜松広報館は、1月29日、浜松管制隊の管制官を講師として迎え、展示資料館視聴覚室において、航空管制講座を実施した。
毎年、早い段階で定員に達する人気の講座。今回は、小学生から高校生までの受講者も多く、特に今回は女の子の姿が目立つ講座となった。
航空管制について全く知識のない人から、航空無線を聞くことを趣味とした人まで受講したが、飛行場管制業務やターミナル・レーダー管制業務などについて、イラストなどを活用した丁寧な説明により、みんなが楽しめる講座となった。
講座の後半は、管制官になるために必要なことや、日常生活において心がけることなどについて説明があり、受講者からは、「管制官になるにはどのぐらいの英語能力が必要か」、「女性の管制官はどれくらいいるのか」といった具体的な質問も寄せられた。
また、「管制の交信内容について、どんな会話がされているのか気になる」といった質問には、講師の2人がパイロット役と管制官役に分かれ、交信内容について英語でやり取りを実演した後、日本語で解説を行うなど、少しでも理解してもらおうと熱意の伝わる講座になった。
講座終了後にも個別に多くの質問が寄せられ、講師の丁寧な説明を受けた受講者は、満足された表情で、受講記念品を手にそれぞれ帰途についた。 |
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