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自衛隊ニュース   2013年7月1日号
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「下士官交流が大切」
新潟所在部隊准曹士等140名へ
統幕最先任下士官、空自准曹士先任が講話

 統合幕僚監部最先任下士官・小畑良弘准陸尉は、平成25年5月29日、航空自衛隊准曹士先任・新井岳志准空尉とともに、航空自衛隊新潟救難隊を訪問し、准曹士に対して「幕僚長の意図の伝達」、「下士官交流及び経歴管理等について」の講話を行った。
 今回の講話は、航空自衛隊新潟救難隊准曹士先任・高橋秀樹空曹長の依頼に基づき実施した。
 講話には、新潟救難隊のほか新潟県内に所在する陸上自衛隊第30普通科連隊、海上自衛隊新潟基地分遣隊、新潟地方協力本部及び秋田救難隊の准曹士隊員等約140名が参加した。
 小畑准尉は、統合幕僚長及び統合幕僚監部所属准曹の紹介、統合運用の概要説明、海外派遣部隊の活動紹介及び日米下士官交流等について紹介を実施した。
 「統合運用に際しては日米間及び他自衛隊との常続的な准曹士交流がスムーズな部隊運用には欠かせない」などと統合幕僚監部最先任下士官としての知見を基に講話を行い、准曹士に対して「下士官交流」と「統合運用」という言葉を深く印象づけた。
 新井准尉は、准曹士先任のあり方及び活動状況、後輩育成並びに航空幕僚長の服務に関する意図等について紹介した。
 講話では、愛読書の一部を引用し「個々の能力伸展」について紹介した。さらに、本人自身の体験談をもとに服務に対する姿勢について講話を行った。
 また、新井准尉の講話を補足する形で、航空幕僚監部人事教育部人事計画課制度班・北林准尉が、准曹士先任制度の概要と今後の方向性を紹介した後、准曹士隊員に対して自学研鑽及び自己啓発の推進を行った。
 小畑准尉は陸海空自衛隊及び米軍との統合運用を念頭に、今後も日米共同部隊訪問や講話等を通して各軍種間のシームレスな関係構築に意欲を見せていた。


災派器材、ペトリ等展示に多数の来場者
浜松広報館

 空自浜松広報館は6月15日に高射教導隊及び1空団が保有する炊事車・待機車・水タンク車・人命救助システム等の災害派遣用器材、6月16日に2術校が保有するペトリオット発射機・短SAM発射機・地対空機関砲等の展示を行った。
 初日は、来場者は日頃目にすることが無い器材、特に、初展示の人命救助システムは見ただけでは用途も使い方も全く想像もつかない様子で、隊員の丁寧な説明と展示パネルの設置により災害時には大変威力を発揮する有用な装備品であることを理解していた。翌日は隊員の解説と、装備品の機動性を理解して貰うため操作員の確実な操作手順を含めペトリオット発射機、短SAM及び対空機関砲の作動展示を行った。大変蒸し暑い中でも隊員たちの一糸乱れぬ整斉とした動作に多くの拍手が起こっていた。
 浜松広報館は、「今回のイベントを通じ隊員と来館者とのふれあいのもと、装備品の実情を紹介し、日頃から災害と防空に備えている航空自衛隊への信頼も高まったのでは」としている。
▽夜間開館を実施!
 「通常の開館時間では来館できない方に見学の機会を設けるため」(浜松広報館)7月29、30日は午後8時まで開館する。


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