統合幕僚監部最先任下士官・小畑良弘准陸尉は、平成25年5月29日、航空自衛隊准曹士先任・新井岳志准空尉とともに、航空自衛隊新潟救難隊を訪問し、准曹士に対して「幕僚長の意図の伝達」、「下士官交流及び経歴管理等について」の講話を行った。
今回の講話は、航空自衛隊新潟救難隊准曹士先任・高橋秀樹空曹長の依頼に基づき実施した。
講話には、新潟救難隊のほか新潟県内に所在する陸上自衛隊第30普通科連隊、海上自衛隊新潟基地分遣隊、新潟地方協力本部及び秋田救難隊の准曹士隊員等約140名が参加した。
小畑准尉は、統合幕僚長及び統合幕僚監部所属准曹の紹介、統合運用の概要説明、海外派遣部隊の活動紹介及び日米下士官交流等について紹介を実施した。
「統合運用に際しては日米間及び他自衛隊との常続的な准曹士交流がスムーズな部隊運用には欠かせない」などと統合幕僚監部最先任下士官としての知見を基に講話を行い、准曹士に対して「下士官交流」と「統合運用」という言葉を深く印象づけた。
新井准尉は、准曹士先任のあり方及び活動状況、後輩育成並びに航空幕僚長の服務に関する意図等について紹介した。
講話では、愛読書の一部を引用し「個々の能力伸展」について紹介した。さらに、本人自身の体験談をもとに服務に対する姿勢について講話を行った。
また、新井准尉の講話を補足する形で、航空幕僚監部人事教育部人事計画課制度班・北林准尉が、准曹士先任制度の概要と今後の方向性を紹介した後、准曹士隊員に対して自学研鑽及び自己啓発の推進を行った。
小畑准尉は陸海空自衛隊及び米軍との統合運用を念頭に、今後も日米共同部隊訪問や講話等を通して各軍種間のシームレスな関係構築に意欲を見せていた。 |