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自衛隊ニュース   2013年7月1日号
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女子大生が一日艦長
舞鶴湾で体験航海300人
京都地本が募集対象者、協力者を対象に

 京都地本(本部長・岩名誠一1陸佐)は6月1日、護衛艦「まつゆき」(艦長・清水徹2海佐)、多用途支援艦「ひうち」(艦長・中尾浩久3海佐)、掃海艇「のとじま」(艇長・冨沢啓治1海尉)の支援を受け、舞鶴湾で約300人の募集対象者および協力者などを対象に体験航海を行った。
 今回は3隻の一日艦長を京都市内の京大、同志社大、立命館大の女子学生がそれぞれ務めた。任命式は3隻同時に、それぞれの甲板で行われ、一日艦長たちは整列した隊員を前に、少々緊張した面持ちで「任命書」を受け取り、元気な声で挨拶した。式後の記念撮影は3隻の一日艦長が艦長とともに一堂に会して行われた。
 その後、3名の学生はそれぞれの艦へ乗艦し「出港よーい」の号令をかけ、体験航海が始まった。
 今回3隻同時に出港していることから「自衛艦の敬礼」が行われ「ひうち」「のとじま」は「まつゆき」の一日艦長に対し敬礼を行い、「まつゆき」に乗艦した学生は元気よく答礼を行った。
 体験航海は多くの乗艦者で賑わい、一日艦長が艦内の様々な場所を訪れると、乗艦者たちは「とてもきれい」「制服が似合っている」と口々に感嘆の声。一緒に記念写真を撮るなどして大いに盛り上がった。
 募集対象者の男子学生らも「すごくかっこいい、僕も着てみたい」「海上自衛隊っていいな」などと感想を話した。
 約1時間の航海の後、一日艦長の「入港よーい」の号令で航海は終了。
 京都地本は「大学生に対し、一日艦長を務める機会の提供により、自衛隊についての関心を高める広報活動ができた」としている。
一日艦長となって
 ・「のとじま」立命館大の尾崎花帆さん「貴重な経験をさせてもらいました。司令官、艦長、乗組員の皆さん、本当に優しくて。ありがとうございました」
 ・「ひうち」京大の川田翔子さん「東日本大震災で福島第一原発へのバージ船を曳航した、ひうちの写真を見て感動しました」
 ・「まつゆき」同志社大の小山杏子さん「普段ニュースやワイドショーで見る自衛隊は、今までは遠くの世界の話でした。出入港時のひしひしと伝わってくる緊張感は、さすがというべきものでしたが、それ以外の時に垣間見た皆さんの気さくさにはとても親近感を持ちました」


長野地本のしんちゃん、なのちゃん
次は着ぐるみ

 長野地本(本部長・福重毅尚1陸佐)に初のオリジナルゆるキャラが誕生した。昨年末の長野地本創立記念行事でお披露目となり、各種イベントなどで活用されている。
 このキャラクターは日本アニメ・マンガ専門学校に作製依頼し、地本の要望を取り入れてもらい、多数の候補の中から選出されたもの。「長野県産ブランド牛」「牛に引かれて善光寺参り」など長野県にゆかりのある「牛」がモチーフとなり、カウベルに特産品の「りんご」や「長野県形の自衛隊迷彩柄」などをあしらい誕生した。名前は男の子が「しんちゃん」(信州「しんしゅう」の「しん」)、女の子が「なのちゃん」(信濃「しなの」の「なの」)で、好きな食べ物はりんご、高原散策が趣味という愛らしいキャラクター。今後は着ぐるみやキャラクターグッズも作製予定で、活躍の場を広げていく。
 ゆるキャラ作製を担当した募集課は、長野県の特徴を活かした愛らしい顔の「しんちゃん・なのちゃん」が広く県内外に認知され、長野地本を一層盛り上げてくれることを期待している。


退職自衛官の雇用は最優先!
埼玉県自衛隊退職者雇用協会が総会・創立25周年祝賀会

 6月14日、さいたま市のラフォーレ清水園で平成25年度埼玉県自衛隊退職者雇用協力会(磐澤忠雄会長)の総会・創立25周年記念祝賀会が盛大に執り行われた。会員企業121社を数える同会は昭和63年に発足。四半世紀に渡り、埼玉地方協力本部(本部長・山本方之1空佐)と緊密に連携し、自衛隊退職者の雇用促進を行うとともに、即応予備自衛官受入合意企業への情報提供・即応予備自衛官広報に対する支援・協力を行っている。
 総会では24年度の事業報告及び収支決算報告、25年度事業計画及び予算計画、25年度理事選任の各議案が承認されたほか、7社の新入会員が紹介された。また、10社に平成24年度企業表彰状が、4名1団体に同年度感謝状がそれぞれ贈呈された。その後、埼玉地本援護業務課(高橋正彦課長)等による全般業務説明のあと、休憩を挟み、陸自第1師団副師団長兼練馬駐屯地司令・蛭川利幸陸将補による記念講演「第1師団の現状について(活動と援護の観点から)」が行われた。
 講演終了後、会場を移し25周年記念祝賀会が行われ、磐澤会長の「今日、明日も退職者が出るのです。埼玉の雇用協は、雇用業務を最優先していきたいと思っております。皆様のご指導・ご協力をお願い申し上げます」などの挨拶があり、続いて、空自中部航空警戒管制団司令兼入間基地司令・田中幹士空将補、空自第4術科学校長兼熊谷基地司令・木村達人空将補、陸自化学学校長兼大宮駐屯地司令・川上幸則陸将補、山本埼玉地本長の各来賓から祝辞が贈られた。
 来賓紹介に続き、磐澤会長・田中空将補・木村空将補・川上陸将補・蛭川陸将補・山本1空佐による鏡割り、自衛隊援護協会東京支部長・西野哲氏による乾杯の音頭を経て歓談の時間が持たれ、埼玉県雇用協の会員と、来賓として出席した、陸海空各幕はじめ陸自東方、空自中空、大宮駐屯地所在各部隊、埼玉地本の主要幹部等及び埼玉地本各協力団体長らが親睦と交流を深めた。懇親の最中には余興として第32普通科連隊のらっぱ手による吹奏展示、琴勝流による大正琴演奏が行われ、最後は出席者全員で力強く「同期の桜」を合唱し、一本締めで閉会した。


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