防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2013年7月1日号
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地域とともに、地域のために
防衛基盤のより一層の強化に尽力
地本便り
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39年にわたる永年勤務者も参加
今年度の第1回「予備自衛官招集訓練」が始まる
愛知地本

 愛知地本(本部長・田渕忠史1陸佐)は5月24日、今年度の第1回「予備自衛官招集訓練」(第35普通科連隊対戦車中隊担任)に84名の予備自衛官を招集し年度中、県内で15回行われる予備自衛官招集訓練が開始された。着隊式では愛知県隊友会会長(石黒邦好氏)から激励の傍ら、訓練参加の予備自衛官に対し慰問品が贈呈された。
 この訓練は28日まで5日間行われ、初日の基本教練では、忘れかけた基本動作を一つ一つ思い出しながら練度の維持・向上を図った。
 2日目の射撃予習では、89式小銃の取扱いを担任部隊から親身に教えられるとともに、3日目の射撃検定合格に向けて、懸命に射撃予習を行った。
 今回の訓練参加者の中には昭和49年7月から予備自衛官として勤務し、39年にも及ぶ予備自衛官生活に幕を閉じる隊員もいて、2日目の晩に行われた懇親会では昔話に花が咲き、予備自衛官相互、訓練部隊、愛知地本との親睦を深め、強固な団結を構築した。
 最終日には、4名の予備自衛官が「陸上幕僚長表彰」などの永年勤続表彰を受賞するとともに、田渕地本長から7名に対し褒賞状を贈呈し、訓練出頭への士気の高揚と出頭意欲の向上を図った。
 愛知地本は「予備自衛官、部隊および雇用企業と引き続き連携し、更により良い出頭環境の向上に努め、民間と自衛隊との架け橋となる予備自衛官招集訓練への出頭の一助となるよう努めていきたい」としている。

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地域住民と力を合わせて一体に
町づくり協議会の行事参加
大阪地本

 大阪地本(本部長・山岡健男陸将補)は6月2日、八尾市で行われた亀井小学校町づくり協議会主催の地域フェスタに参加した。 このイベントへの参加は7回目で、募集相談員の尽力によるもの。
 曇り空の中、約1000人超の来場者で賑い、マジックショーやバケツリレー、スタンプラリーなど様々な催しが行われた。大阪地本ブースでは災害派遣活動パネルを設置して自衛官の姿を紹介。来場者から自衛隊の活動に対して「ありがとう、ご苦労さま」と声がかけられた。
 イベントで行われたバケツリレーやスタンプラリーでは、広報官が地域の方々と力を合わせて、バケツの水を溢さないように運ぶ姿や、ラリー用のシールを配るなど、一体感のあるイベントとなった。また大阪地本のゆるキャラ「まもるくん」も登場し、子供たちだけではなく大人からも「かわいい、一緒に写真撮りたい」など人気となり会場を盛り上げ途中、挨拶で訪れた八尾市長とも仲良く写真を撮影した。
 大阪地本は「今後も地域住民との関係を密にし、地域一体となった広報活動を実施していく」としている。

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びっきー大活躍
帯広地本の広報活動でフル稼働

 帯広地本(本部長・山下和敏1陸佐)は5月19日、厚岸町子野日公園で行われた「あっけし桜・牡蠣まつり」の会場に自衛隊PRコーナーを開設し、多くの来場者に対して一般広報を行った。募集担当者だけでなく、援護担当者とも力を合わせて陸海空自の各種パンフレットや広報グッズなどの配布を行い、自衛隊の主な活動の概要について幅広くPRを行った。
 まつり会場に帯広地本キャラクター「びっきー」が登場すると「かわいい」と声をかけられ握手を求められたり、一緒に記念写真を撮影するなど、多くの人に親しまれた。特に第5音楽隊の野外演奏会では、道の駅「厚岸グルメパーク・コンキリエ」のマスコット「オーイ★スター君」とコラボし演奏会を盛り上げ、聴衆を大いに楽しませた。
 「びっきー」は4月下旬、開園50周年を迎えた「おびひろ動物園」の記念式典に参加。今回のイベントの後も5月25日に陸自鹿追駐屯地創立記念行事での一般広報、同27日には海自大湊地方隊の多用途支援艦「すおう」網走寄港の際の艦艇自主広報に参加するなど、このところ大活躍。
 帯広地本は「引き続き『びっきー』を広報の最大戦力として積極的にイベントに参加させ、新たなPRの場を開拓し、自衛隊に対する親近感を一層高めるとともに、帯広地本管内全体を盛り上げたい」としている。

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「これからも応援していく」
高校教諭らが教え子たちを激励
鹿児島地本

 鹿児島地本(本部長・ 内野誠1海佐)は5月23、24の両日、部員3名の引率のもと高校教諭を対象とした教育部隊等研修を行い、県内5校から6名の教諭が参加した。この研修は高校教諭に自衛隊の教育訓練の現況と陸自の装備品などの研修により防衛省・自衛隊に対する理解を深めてもらうとともに、鹿児島県出身隊員の激励を行い、募集などに関する協力気運の醸成を図ることが目的。
 初日は、国分駐屯地で自衛官候補生の射撃予習訓練、一般陸曹候補生の歩哨訓練、生活勤務環境などを研修した後、参加教諭とその高校出身隊員との会食を行い、新隊員を激励した。その後、佐賀県の目達原駐屯地に移動。第4飛行隊のヘリコプターを見学し、航空科部隊の活動やヘリの構造について説明を受けた。
 翌日は、長崎県の海自佐世保教育隊で防水訓練、防火訓練施設の見学や生活勤務環境などを研修。前日に続き参加教諭とその高校出身隊員との会食を行って、新隊員を激励した。
 教諭らからは「平時はどのような活動をしているか、よく知らなかったので、日常の訓練風景や自主トレーニングをする姿から、有事以外の自衛隊の様子を知る良い機会となった」「自衛隊についての『進路だより』を作成しようと思う」「出身隊員に会えることを楽しみにしていた。話をすることができて良かった。今後も応援していきたい」「それぞれの思いや考えで入隊した生徒が2ヵ月程度で生き生きと、たくましく成長していて大変うれしく思った」などの声が聞かれるとともに、新隊員の考え方や行動の成長ぶりに目を細めていた。
 鹿児島地本は「今後も高校教諭連絡会同や教育部隊等研修などを通じて、自衛隊への理解を深めてもらい、生徒の進路指導に役立てていただく」としている。

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病院、小学校に笑顔の花が咲く
海自大音、陸自9音が演奏会
青森地本

 青森地本(本部長・池田徳重1海佐)は6月6日、青森市内の芙蓉会病院作業療法ホールで行われた海自大湊音楽隊(隊長・樋口好雄3海佐)による「ふれあいコンサート」を支援した。病院利用者や職員など約200人が演奏を楽しんだ。
 診療部長の「毎年楽しみにしています。すばらしい音楽を生で聴けるのは大変喜ばしいことです」との挨拶の後、「リトルマーメイド」からNHK大河ドラマの主題歌「八重の桜」など全9曲を演奏し聴衆を魅了した。中でも「雪国」と「祭り」では大漁旗が振られると、場内から手拍子が起こり、聴衆と音楽隊が一体となった。観客席での演奏もあり、最後の「軍艦マーチ」の演奏が始まると大歓声が起こる盛り上がりの中、演奏会は終了。院長から「みんな海上自衛隊の演奏を楽しみにしておりました。感動をありがとうございます」と、音楽隊へ感謝状が贈られた。
 また、青森地本は6月13日、鰺ヶ沢町立舞戸小学校で行われた第9音楽隊(隊長・小川浩英1陸尉)による親子鑑賞教室を支援した。
 児童、保護者、教職員など約300人が参加した。
 行進曲「自由の鐘」から「シンコペイテッド・クロック」「AKB48メドレー」「ディズニーエレクトリックパレード」「もののけ姫」など全9曲に児童たちは笑顔を見せて聴き入っていた。中でも「A SONG FOR JAPAN」は東日本大震災被害者を音楽で応援しようと、世界中のトロンボーン奏者が復興支援応援の目的で作った曲で、隊員から「皆さんも大震災を忘れないでください。被災者を応援するためにこの曲を演奏します」との説明に児童たちは一層、真剣に聴き入っていた。
 最後に小学校を代表して6年生の藤田忍さんが「すばらしい音楽が聴けて嬉しかったです。私たちも被災者の方々のためにも一生懸命頑張ります」と感謝の言葉を力強く話した。
 青森地本は「今後も演奏会などの行事を積極的に支援し、自衛隊に対する理解を深めていただくとともに、募集基盤の拡充につながる広報活動に邁進していきたい」としている。

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防災意識を高める
高知地本が看護官を招き高校で講話

 高知地本(本部長・佐藤文章1陸佐)は6月7日、高知市内の高知中央高校で看護学科専攻科課程2年生64名に対し、阪神病院(病院長・森崎善久陸将補)の協力を受け看護官・佐久間貴史3陸尉による「災害看護講話」を行った。
 佐藤本部長の挨拶と紹介の後、佐久間3陸尉は東日本大震災の被災地での活動経験をもとに、これまで自衛隊が国内外で行ってきた災害医療について時折ユーモアを交えながら説明するとともに、災害時における看護師としての心構えや平素からの心掛けについて語った。生徒たちは熱心にメモを取り、聴講後は「今日の講話を参考に、南海トラフ巨大地震が発生しても現場の最前線で活躍できる看護師になりたい」との感想を話すなど、有意義な時間となった。
 高知地本は「今後もこのような講話を継続して行い、南海地震への対応に向けて県民の防災意識を高めて備えいきたい」としている。


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