愛知地本(本部長・田渕忠史1陸佐)は5月24日、今年度の第1回「予備自衛官招集訓練」(第35普通科連隊対戦車中隊担任)に84名の予備自衛官を招集し年度中、県内で15回行われる予備自衛官招集訓練が開始された。着隊式では愛知県隊友会会長(石黒邦好氏)から激励の傍ら、訓練参加の予備自衛官に対し慰問品が贈呈された。
この訓練は28日まで5日間行われ、初日の基本教練では、忘れかけた基本動作を一つ一つ思い出しながら練度の維持・向上を図った。
2日目の射撃予習では、89式小銃の取扱いを担任部隊から親身に教えられるとともに、3日目の射撃検定合格に向けて、懸命に射撃予習を行った。
今回の訓練参加者の中には昭和49年7月から予備自衛官として勤務し、39年にも及ぶ予備自衛官生活に幕を閉じる隊員もいて、2日目の晩に行われた懇親会では昔話に花が咲き、予備自衛官相互、訓練部隊、愛知地本との親睦を深め、強固な団結を構築した。
最終日には、4名の予備自衛官が「陸上幕僚長表彰」などの永年勤続表彰を受賞するとともに、田渕地本長から7名に対し褒賞状を贈呈し、訓練出頭への士気の高揚と出頭意欲の向上を図った。
愛知地本は「予備自衛官、部隊および雇用企業と引き続き連携し、更により良い出頭環境の向上に努め、民間と自衛隊との架け橋となる予備自衛官招集訓練への出頭の一助となるよう努めていきたい」としている。 |