防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2013年6月15日号
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組手団体
健軍Aが3連覇11度目の優勝
大接戦の末に朝霞を下す
第51回全自空手
形試合団体戦は下総が2連覇

 第51回「全自衛隊空手道選手権大会」が6月1日、日本武道館で日本全国から強豪33チーム、組手試合と形試合の団体戦、個人戦出場合わせ延べ約200名の選手が参加し行われた。
 組手団体戦は健軍Aが11度目の優勝で、3連覇を成し遂げた(一昨年は東日本大震災で大会中止)。
 準決勝で前回個人戦優勝の岩元茂樹選手を擁する高等工科学校を2勝1敗で破り、決勝では今大会個人戦優勝の樋上崇選手が大将の朝霞を相手に、1勝2引き分けで大接戦を征した。藤井信監督は「率直に嬉しい。日頃からの選手たちの練習は言うまでもないが、部隊がよく理解し、練習のための環境づくりをしてくれた。(試合について)準決勝、決勝は厳しかった。特に決勝の先鋒戦は3ポイント差で負けていたが最後、大技でポイントを取り返し引き分けに持ち込めた。諦めずに粘って戦ったことが優勝に繋がった」とし、今後については「さらに連覇を続けたい。全日本実業団大会で自衛隊が勝てていないので、欲を言えば優勝、なんとかベスト4には入りたい」と抱負を話した。
 形団体戦の決勝は力強さと安定感で高等工科学校の若い選手たちを上回った下総が2連覇で栄冠を手にした。

「無心で」 組手男子個人戦優勝の樋上選手

 組手個人男子で優勝した朝霞の樋上崇選手は平成15年度の大会以来、10年ぶり2回目の優勝。準優勝3回、3位も5回あり、長身で痩せた姿、穏やかな顔と声からは想像できない強豪選手。
 優勝の一番の要因について「勝ち負けを考えないことですかね、無心で(戦った)」と笑顔で話した。
 今大会に向けて「仕事柄、あまり長く稽古の時間を取れないので短い時間、毎日集中して稽古に取り組んだ」という。
 次回に向けての抱負を聞くと「日々の稽古を大切にして、しっかりと自分を研ぎ澄ました状態にして一戦一戦、大切に戦っていきたい」とした。

【競技出場表彰団体・個人】
〈組手試合団体戦〉
▽優勝=健軍A(先鋒=村枝優成、中堅=山田翔太、大将=川端晋平)▽準優勝=朝霞▽第3位=防大A、高工校
〈組手試合男子個人戦〉
▽優勝=樋上崇(朝霞)▽準優勝=工藤奨永(健軍)▽第3位=岩元泰樹(高工校)、村枝優成(健軍)▽敢闘賞=脇元隆弥(高工校)、川端晋平(健軍)、吉玉真太郎(朝霞)、萩原啓太(健軍)
〈組手試合女子個人戦〉
▽優勝=橋本侑子(富士学校)▽準優勝=中村祐実(朝霞)
〈形試合団体戦〉▽優勝=下総
〈形試合男子個人戦〉優勝=能勢太志(国分)▽準優勝=中村友紘(大宮)▽第3位=伊村守人(下総)、柴田拓也(滝ヶ原)▽敢闘賞=間中俊宏(防大)、石井友喜(高工校)、菊池孝紀(下総)、永田直人(小牧)
〈形試合女子個人戦〉
▽優勝=中村祐実(朝霞)


地域と親睦を深める
久里浜駐が町内会などと合同体育祭

 久里浜駐屯地(司令・小林英彦陸将補)は5月18日、「地域住民と親睦を深め自衛隊に対する理解と協力を求める」ことを目的に、今年で22回目となる駐屯地近傍町内会などとの合同体育祭を行った。当日は申し分のない体育祭日和となり、5個町内会、2個自治会の約800人を超える地域住民と駐屯地隊員約1000名で6個チームを編成し競技を行った。
 町内会と隊員合同による「パン食い競争」を皮切りに競技開始、来賓もオープン参加し一緒に汗を流した。その後、「綱引き」、未就学児による「幼児宝探し」、小学生による学年別50m徒競走、午前中の目玉である隊員による「騎馬戦」が行われた。騎馬戦は隊員の勇猛さ・逞しさはもとより組織としての戦術ととっさの判断力が勝敗を分けた。
 午前中の最後はエキシビジョンとして、町内会対抗による水鉄砲を使って相手本丸の的を破る「風雲久里浜城」で盛り上がった。
 午後の部は応援合戦に始まり、町内会と隊員による「障害物リレー」、小学生による「玉入れ」と続いた。
 競技のフィナーレはリレーで、最初は「町内会対抗リレー」。前回優勝の久里浜6丁目町内会が終始上位をキープ、連覇を果たした。部隊対抗階級別リレーでは終始上位をキープしていた部隊の最終ランナーが揃って転倒、学校隊が漁夫の利を得て優勝した。
 閉会式では、参加町内会を代表して久里浜地区連合町内会長が「地域と一緒に行う久里浜自衛隊の体育祭は毎年楽しみにしている。今後もできる限り続けてもらいたい」と挨拶し、最後に「フレー、フレー久里浜」「フレー、フレー小林」の力強いエールで締め括った。
 少し日焼けをした子供たちは一緒に体育祭を楽しんだ隊員に7月末に予定されている納涼祭での再会を約束し、別れを惜しみながら帰宅した。


マラソン大会を盛り上げる
1特団音楽隊が演奏支援

 第1特科団(団長・阿部知己陸将補=北千歳)は6月2日、「千歳JAL国際マラソン」で音楽演奏支援を行った。これに先立ち5月20日、北千歳駐屯地で、石川一郎大会長と阿部団長の間で支援協定が結ばれた。
 阿部団長は「歴史ある大会に貢献でき光栄です。精いっぱい大会を盛り上げたい」と述べた。
 大会当日、第1特科団音楽隊はスタート位置まで演奏行進を行うとともに出走区分ごとのスタート時に「スポーツ行進曲」「レイダースマーチ」、また親子マラソンスタート時には子供が楽しめる元気な曲「キョウリュウジャー」を演奏し、大会を盛り上げた。
 大会後半には千歳スポーツセンター前でミニコンサート。ゴールしたマラソン参加者たちを楽しませ、大きな拍手を受けた。
 なお、この大会には副団長・荒木智弘1陸佐、第1特科群長・ 有村義治1陸佐をはじめ多くの隊員がランナーとして参加した。


町職員が初めて隊内生活体験
明野駐で基本教練や12キロ徒歩行進

 明野駐屯地(司令・大西裕文陸将補)は5月15、16の両日、玉城町職員10名に対する隊内生活体験を実施した。
 駐屯地として町の職員に対する隊内生活体験は初めて。初日は基本教練、救急法体験などの後、天幕露営で一夜を明かした。
 2日目は早朝の非常呼集に続き約12?の徒歩行進。参加者は「自衛隊の規律やチームワークを学ぶことができた」「航空学校のCRM(任務達成のためにチームの個人の能力を結集する)は仕事に活かせる」「疲れたが、歩き終えた際の達成感は大きかった」などと話していた。


HOME's English Class (防衛ホーム英語教室)
What's the good news?
ワッツ ザ グッド ニューズ
いい話って何?

 皆さん。お元気ですか? 梅雨になり、台風が上陸し、暑い日が続いています。海外では、竜巻、洪水と自然が猛威をふるっています。これってどういうことなんでしょうか?日本人はふるくから自然からなにかを感じ、学び、対策を講じてきましたが、現代の情報を駆使しても、予想や予防できないことが起きるんですね。そんなところをじっくりと考えてみたくなりました。

 今回の表現は、"What's the good news?"「いい話って何?」です。悪いニュースや話ばかりでも、「悪い話って何?」と聞くよりは、ポジティヴに面白い話って何と聞くほうが、相手も話しやすいし、話しているうちにそんなに悪い話でもないと発想が転換できるかもしれません。世の中は考え方次第で、よい方向にいくということも耳にします。この表現は、相手の言ったいいことがあるといった発言に対して反応する場合や、挨拶がわりに、「いい話があるんだって?」といった感じで使うことも可能ですね。相手がポジティヴに、あっけらかんと明るい性格の人とは、それなりに楽しい会話ができるものです。そういう感じをかもし出している人は、実はしっかりと自覚して相手を楽しく、明るくするようにと心得ている人なんですね。「いい話って、何?」と微笑みながら話しかけてみてはどうでしょうか?

 紫陽花が咲いています。雨の中に静かに咲いている紫陽花を見ると心が落ち着きますね。今は、ピンクとか真っ白な紫陽花が鉢植えで楽しめます。玄関先に置いて、すがすがしい雰囲気を楽しむのも趣があります。筆者は、夏に向けて少し身体を動かしています。水泳に筋トレを加えたプログラムを作って実行しています。体が軽くなると、心も軽くなります。楽しく陽気な心で、ストレスを溜め込まない健康な日々をお過ごしください。それではみなさん。See ya!


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