東京地本(本部長・湯浅悟郎陸将補)は5月25、26の両日、東京港晴海埠頭で開催された「東京みなと祭」に参加した。
広報活動実施場所の防災体感フィールドでは東京地本のほか、警察や消防なども参加。両日ともに天候に恵まれ約9000人が来場した。
東京地本は車両と災害派遣使用器材などの展示コーナーと広報ブースを開き、自衛隊をPR。第1普通科連隊の支援を受け軽装甲機動車や高機動車を展示、車両を背に記念撮影しようと多くの家族連れが列を作った。震災で使用された人命救助セットの展示では、隊員の説明を受けながら実際に体験する来場者も多数おり、自衛隊の活動に関心を寄せている様子だった。
広報ブースでは制服などの試着やDVDの放映を行った。試着は大人から子供まで試着できるよう防弾チョッキ、制服、ミニ制服を準備。子供だけでなく、家族みんなで記念撮影を行う姿も見られた。
東京地本としては初の試みである、海自で使用する組みひも作成・体験コーナーも開設。両日とも瞬く間に定員いっぱいとなるほどの大盛況となった。体験中は作成に苦戦する来場者が多く見られたものの、完成後は満足そうに笑顔で会場を後にしていた。
晴海客船ターミナルでは各団体のマスコットキャラを紹介するイベントの開催された。東京都の「ゆりーと」や警視庁の「ピーポくん」、東京消防庁の「キュータくん」などのキャラクターと東京地本の「トウチくん」を合わせて7体がステージに上がると、来場者は一斉に撮影を開始。特に同じゆりかもめをモチーフにした「ゆりーと」との共演は会場を沸かせ、愛くるしい姿で自衛隊をPR。「トウチくん」は昨年このイベントでデビューしたが、今年もたちまち子供たちに囲まれ、イベントの盛り上げに一役買った。
来場者からは「震災等で活躍した車両を間近で見ることができ良かった」「自衛隊にもキャラがいるとは知らず、今回身近に感じる機会となった」などの声が聞かれた。 |