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   2007年10月15日号
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「勝利追求する気概持て」
《第34普通科連隊》
途手格闘・銃剣道競技会開く
第2中隊が完全制覇
 第34普通科連隊(連隊長・三浦1佐)は9月12日に「徒手格闘競技会」を、翌13日には「銃剣道競技会」を駐屯地体育館で実施した。
 各競技会に先立ち、統裁官三浦連隊長は「勝利を追求する気概・闘魂を持ち続け、積極攻勢な試合をせよ」と要望した。
 競技会初日の徒手格闘競技会では「心技体」が一致した力強い突き、蹴り、投げ技、関節技などを生かした熱戦が繰り広げられ、試合を見守る応援者の歓声が体育館内に響いた。昨年の覇者第2中隊は初戦から安定した力強さを随所に見せ、一人の交代選手も出すことなく5戦全勝で優勝し、3連覇の偉業を達成した。
 翌13日の銃剣道競技会では前日の大会に刺激され、各中隊が「打倒2中隊」を合言葉に朝から気合いの入った打ち込みに汗を流した。全15コ試合中5コ試合が中隊代表選手による決定戦が実施されるなど、第2中隊、第3中隊、第4中隊の3コ中隊が4勝の同率に並び勝ち本数差で、第2中隊が優勝し両競技会を制覇した。

秋田駐屯地でヘリ体験搭乗
 秋田駐屯地(司令・湯浅1佐)は9月15日、第9飛行隊(隊長・高橋2佐)の支援を受けてHU―1ヘリコプターによる体験搭乗を実施した。
 当日は天候に恵まれ、この日を待ちわびていた搭乗者は、午前8時半からそれぞれ受付を済ませ、駐屯地会議室で搭乗に関する説明や機長による安全教育後、午前10時、駐屯地グランドに移動し、緊張した面持ちで各フライト順にヘリに乗り込んだ。
 フライト時間は約15分。ヘリ離陸後、搭乗者たちはコックピット越しに見える秋田市内を一望するとともに左右に広がる初秋の山並みや青い海を上空から満喫し、そのコントラストに感激していた。
 空中散歩を楽しんだ搭乗者からは「上空から見る市内は碁盤の目のようで走る車はおもちゃのようでした」「まるでパイロットになったような気分でした」とにこやかな表情で話し、満足げに駐屯地を後にした。

17年ぶり、連隊情報競技会実施
《16普連》
 第16普通科連隊(連隊長・河井1佐)は、9月13日及び15日から16日にかけて大村駐屯地及び日出生台演習場で連隊情報競技会を実施した。
 競技会は、平成2年以降島原災害派遣及びイラク復興支援等により実施していなかったが今年17年ぶりに実施した。
 13日開会式の統裁官訓示の中で「情報の重要性は作戦・戦闘上の根源であり、部隊の行動方針を決定するなど指揮官の状況判断上、極めて重要である。斥候は、指揮官の目となり、耳となって最新の情報を正しく報告できるよう日頃の訓練の成果を十二分に発揮せよ」と激励した。開会式終了後、駐屯地隊員食堂で学科試験が行われ選手達は、試験問題に頭を痛めていたが、中には21点満点中19・3点の高得点を獲得した隊員もいた。また、15日からの実動の競技については、場所を日出生台演習場に移し、前段は、監視活動を演習場以西地区で実施した。各中隊(本管中隊を除く)の選手1名ずつ4コ組計20名が参加し約3km先の敵情を目視により解明するという競技で、選手達は双眼鏡を片手にわずかな敵情の現出に目を光らせていた。競技の後段は、41CTの対抗部隊の場を活用して徒歩斥候による敵情の解明を競技した。15日午後4時、15コ組、30名の斥候が第2科長の「潜入開始」の号令で前進を開始した。夜間に入り、台風の影響で降雨になったが選手達は、中隊の名誉にかけ、肉体的また精神的にも困難な状況下にありながらも最善を尽くし、それぞれ敵情を入手して、16日未明に帰隊し、競技会は終了した。
 競技会を通じて連隊では、情報の重要性やその収集の難しさを再認識するとともに、監視・斥候活動等における多くの教訓を得ることが出来たとしている。
 成績は次のとおり
 〈団体〉1位=第4中隊
 〈個人〉▽監視活動の部1位=重迫中隊・山口曹長▽偵察の部1位=第4中隊1組・中野曹長、原田1曹

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