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   2007年10月15日号
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坂本選手(体育学校)に2級賞詞
2007レスリング世界選手権女子51kg級
大会3連覇、通算5度目V果たす
 2007年レスリング世界選手権(アゼルバイジャン共和国において開催)に参加した自衛隊体育学校の坂本日登美選手(3等陸尉)が9月22日、女子51kg級で見事優勝を果たした。
 10月3日には、折木良一陸幕長に対し帰国報告を行った。折木陸幕長は、坂本選手の成果を称え、労をねぎらうとともに、世界選手権3連覇(通算5度目の優勝)を成し遂げた功績に対して、第2級賞詞を授与した。
 引き続き、坂本選手は、陸幕募集・援護課を訪れ、世界選手権での優勝を報告した。

中学生に演奏指導
《12普連音楽部》
 第12普通科連隊(連隊長・高橋正州1佐)の音楽部は9月8日、菱刈町立菱刈中学校吹奏楽部への演奏指導を行った。
 菱刈中学校吹奏楽部との交流は、1月に行われる菱刈町消防出初式に、音楽部が支援していたところ、消防団長が「是非、一緒に演奏してほしい」という熱い思いに応える形で始まった。
 部員30名は午前中、各楽器に分かれて、個人指導を受け、基礎的な練習方法や自分たちの出来なかった奏法などを、真剣な眼差しで教わっていた。午後は、同校教諭の指揮で、マーチや歌謡曲など計4曲を共に合奏した。最後は、中学生からの要望に応え、国歌「君が代」を演奏した。厳かな、君が代の演奏に深く感銘を受け、国歌を演奏するにあたっての、気をつけるべき事など、熱心に聞いていた。
 吹奏楽部の部長は「お忙しい所、私達の為にありがとうございました。とても勉強になりました。1月の合同演奏を楽しみにしています」とお礼を述べ笑顔で帰っていった。

フライングディスク大会で演奏支援
《1特団音楽隊》
 第1特科団(団長・井上陸将補)は9月2日、札幌市コミュニティードーム「つどーむ」で開催された「第13回北海道障害者フライングディスク大会」で第1特科団音楽隊(隊長・傳野1曹以下17名)による演奏支援を実施した。
 フライングディスクとは、ディスクを円形の的に投げて何枚入るか、どれだけ遠くへ投げられるかについて競うもので、障害のある人ない人を問わず、子供からお年寄りまで楽しめるスポーツ。
 当日は700名の参加者で賑わう中、お昼休みのアトラクションとして、オープニングにディズニーメドレーから始まり、続いて、アニメでおなじみの「ゲゲゲの鬼太郎」やちびまる子ちゃんの「アララの呪文」が始まると、食事を終えた参加者達がグランドに続々と集まってきて、歌ったり、踊ったり、手拍子などで大いに盛り上がった。
 エンディングにフライングディスクのテーマソング「やさしい人よ」の演奏が終了すると、アンコールの拍手が会場に鳴り響き、大変一体感のある演奏となった。

佐地隊水泳部が優勝凱旋パレード
 第27回海上自衛隊水泳大会で見事優勝の栄冠に輝いた佐世保チームが8月31日、佐世保地方総監(赤星慶治海将)以下、多数の隊員に拍手で出迎えられ、総監部正門から庁舎玄関まで威風堂々の凱旋パレードを実施し、総監へ優勝の報告をした。
 総監は佐世保チームに対し、「優勝ありがとう」と健闘を称えた。
 なお、今回の水泳大会では「いそゆき」江口3曹が100メートル自由形(30歳以上)で59秒19の海自新記録、大会新記録で第1位。「おおよど」光武3曹が、200メートル個人メドレーで2分13秒62の大会新記録で第2位の好成績だった。
 これら新記録をはじめ、他の競技でも健闘し、今回の優勝に結びついた。

小学生が下関基地隊を見学
 下関基地隊(司令・柴田孝宏1佐)は8月28日、小学生らの基地見学を支援した。
 これは曹洞宗山口県第8教区・青年会が、下関市永田本町の「妙音寺」で、小学生から幼稚園児(年長組)を対象として、1泊2日の「第24回子供禅の集い」を開催、そのオリエンテーションの一環として、参加者56名が僧侶(13名)の引率で基地隊の見学に訪れたものである。
 ちびっ子たちは、基地隊本部講堂で、基地隊司令から「ようこそ下関基地隊においでくださいました。今日は、色々なものを見学して、いっぱい質問をして自衛隊について理解を深めてください」と歓迎のあいさつを受けた。続いて、本部総務科長が海上自衛隊の編成、下関基地隊の任務、掃海艇の概要について、理解し易い言葉で説明を行った。
 続いて、第43掃海隊「まきしま」(艇長・本田和久1尉)を見学、担当者の案内で、艦橋、20ミリ機関砲、機雷処分具等を見学した。特に20ミリ機関砲の見学では、興味津々で、隊員の説明を受け、照準器を覗いて狙いをつけ、気分は立派な射撃手だった。また、艦橋においては、マグネットコンパスの取り扱い方法や舵輪を握って、左右に回転させ、操艦気分を味わっていた。
 一連の見学を終了した小学生たちは、自衛隊特製のストラップをお土産に隊員の見送りを受けて部隊を後にした。
 この見学に参加した下関市立熊野小学校4年生の松本那奈さん(10才)は、「禅の集い」に参加して、自衛隊の掃海艇を見学できました。船を操作するところで、ハンドルを握って、取舵、面舵、舵中央で船を進める方向の決め方などの説明を受け、夏休み最後の良い思い出になりました」と語ってくれた。

公務(通勤)災害を受けられた方へのお知らせ
《中病》
平成20年度職能補導所入所生の希望調査開始
 今や現代社会は、通勤途中の突然の災害や部隊における訓練中の事故等に見られるように、事故との遭遇が避けられない時代になっています。ましてや「専心その職務の遂行にあたり、事に臨んでは危険を顧みず、身をもって職務の完遂に努め…(自衛隊法第52条 服務の本旨)」と宣誓し職務に精励する隊員は、このような身障事故(公務災害)に遭遇する危険性と常に同居していると言えます。
 不運にも事故に遭い、疾病が治癒した後もなお身体に障害が残り、職務遂行能力に支障をきたした場合、じ後の勤務や退職後に役立つ何らかの職業技能を持つことができればと考えられるのは当然のことではないでしょうか。このような境遇に陥られた隊員の方々(障害等級に該当する隊員)に対し、国家公務員災害補償法に基づき防衛大臣の承認を得て、円滑な部隊復帰及び社会復帰の促進に寄与することを目的として、身体的機能・労働能力回復のための更生指導を行う機関が職能補導所です。
 自衛隊中央病院職能補導所では、公務(通勤)災害を受けられた方々に対し、平成20年度の入所希望調査を行っています。
 入所期間は、平成20年3月下旬〜21年3月上旬の1年間、人員15名で、所属は自衛隊中央病院付となります。入所資格及び職能補導所業務につきましては、陸自指揮システム「自衛隊中央病院ホームページの職能補導所」をご覧ください。
(※海上・航空自衛隊につきましては、部隊の相談窓口か又は直接自衛隊中央病院職能補導所(8-61-3798)にお問い合わせ下さい。)
 なお、陸空海自衛隊の部隊における相談窓口は、陸:駐屯地業務隊(賠償・補償担当)、海:基地業務隊(厚生担当)、空:基地業務担当部隊(厚生担当)です。

 〈訂正〉9月15日号(第 723号)「防衛省・自衛隊高級幹部等名簿」の中に誤りがありましたので訂正するとともに関係者の方々にお詫び致します。正しくは次のとおりです。
 ▽統幕校第2教官室教官・梶原直樹1陸佐▽陸自弘前駐業隊長・浜崎勝2佐▽陸自大和駐司令・森博史1佐▽海自22空群司令・山本敏弘海将補▽空自2高群司令・森田公治1佐▽同副司令・村山信男2佐▽空自南警隊司令・岩下寛1佐▽同南防群司令・北原達也1佐▽福岡病院歯科部長・津野田亮1陸佐▽情本副本部長(兼)・中島明彦審議官▽独立行政法人労管機構・塩原誠情報管理室長

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