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   2007年9月1日号
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寄せ書き

結婚しました
第9施設大隊=八戸 3陸曹 菊池 崇寛
 平成18年10月、約4年の交際を経て入籍しました。出会いは第9特科連隊にいた頃、警衛隊で一緒に勤務したことがきっかけとなり付き合い始め、准看課程教育期間の2年間は、岩手〜仙台の遠距離交際を経てのゴールインとなりました。
 現在、妻は自衛隊を退職し専業主婦をしておりますが、元自衛官の立場から仕事での悩みや相談に乗ってくれる、心強きパートナーとして自分を支えてくれています。
 今後は家庭では良き夫として、部隊では頼りにされる衛生救護陸曹を目標に諸先輩方の指導を受け、今後一層の努力をしていきたいと思います。

帰還式を迎えて
第33普通科連隊=久居 1陸士 藤川 雄太
 レンジャー教育を受けて学んだこと、身についたことなど得た物は数多く、それぞれ大きいものだったと思います。最初は勢いで教育に来てしまったこともあり、何度か本気で辞めてしまおうと考えたこともありました。そんな時に支えてくれたのは同期の仲間で、最初から最後までずっと支えてもらってきました。僕は39期レンジャーとして同期の人に恵まれて、これだけ素晴らしい人たちに支えられて幸せ者だったと思います。
 教育を受けている間は、今思い返すととても短い期間だったと思いますが、実際は1時間でも長く感じ、辛い時、苦しい時もたくさんありました。そして数多くの想定訓練を乗り越えていき、気がつくと最終想定である第9想定にまで来ていた感じでした。
 第9想定が始まってからは、あと何日、あと何時間と帰還式のことばかり考えていました。帰ったら何をしようか、何食べようかなど考え、帰還式で両親や中隊の人、新隊員の同期たちはどんな顔をするのだろうと色々なことを考えていました。そんなことばかり考えていたせいか、失敗もし自分に負けて、路上に倒れ込んだ時もありました。このまま帰還式を迎えてレンジャーバッチを受け取って本当に良いのかと考えました。何も出来ないのにこれでレンジャー隊員と言えるのか、胸を張ってバッチを付けられるのかと考えて、気付けば帰還式でした。警衛所の門をくぐり、両側の多くの人たちの出迎えで帰還式が始まり、連隊長からレンジャーバッチを受け取り、父親から花束をもらい一気に達成感がこみ上げてきて、涙が止まらなくなりました。
 これからは不安に思ったことを努力で埋められるように頑張っていきたいと思います。最後に39期の同期の皆へ「ありがとう!」

レンジャーを終えて
第33普通科連隊=久居 3陸曹 坂倉 真実
 今回レンジャー教育に参加し、非常に充実した3ヵ月を送ることができました。特に想定訓練に入ってからは、一日一日が早く楽しく過ごせました。
 レンジャー教育に参加したのは小隊長からの「レンジャーどうだ?」と言われたのがきっかけです。受けるからには「やってやろう」「気持ちでは絶対負けないようにしよう」など、色々考えて臨みました。
 学生長という重要なポストをもらい、これは中途半端な気持ちではできないと思い、気合いを入れなおして臨みました。教育が始まってからは、自分自身に負けないよう、また同期と切磋琢磨し、笑いあり涙あり、時には喧嘩したりと色々ありました。
 想定も終わりに近づくにつれ、疲労感や眠さなどから周囲に目を配ることができなくなり、そんな時は教官、助教からの熱い激が飛び、また気持ちを入れ、なんとか帰還式までたどり着くことができました。帰還式では部隊の人に出迎えられ、涙の帰還式になり、忘れられない一日になりました。
 レンジャー訓練を終え、仲間の大切さ、一人でできないことでも皆がいればできること、自分に強くあれなど、本当に勉強になる教育に参加できたことをとても嬉しく思っています。また教育途中、ケガ等で原隊復帰した同期たちの為にも、自分たち39期レンジャーはもっと切磋琢磨していきたいと思っています。
 教官助教の方々、ならびに連隊中隊の方々には本当にお世話になり、ありがとうございました。新米レンジャーですが頑張ります。最後にレンジャー最高!39期最高!

前期教育を修了して
=久居 立花正明2陸士夫人 立花 茜
 満開桜の入隊式より早3ヵ月。あの時は夫を含め新隊員の皆さんの制服姿が板についてなく、見ているこちらが照れくさくなってしまうような感覚でした。しかし今日の修了式、今までの3ヵ月間でどれほどの厳しい規律・訓練を受けてきたかということが心身から溢れんばかりに伝わり、その制服姿がものすごく誇らしげに感じられました。
 入隊するまでの夫は、家や身の回りのことなど何もしないに近い状態で、自分勝手な部分が目立ちました。そんな夫が自衛隊に入り、皆さんとの共同生活を送ることができるのだろうか…と仕事内容よりもそちらが気がかりでした。新隊員の中では年齢も一番上、若い隊員の方々と上手くやっていけるのか。そんなことばかりを思い続けてきました。
 しかし修了式の日、新隊員69名の代表として進行を務め、連隊長賞という賞状とメダルをいただきました。表彰台に上がった夫はとても凛々しく、その姿を一緒に見ていた息子も「パパ!」と小声でうれしそうにしていました。修了式後の会食では、いつもの夫、パパに戻っていて、あの頼もしさはどこへ…という気もしましたが、相変わらずの素振りでホッと一安心でした。
 連隊長賞は他隊員の模範です。尊敬できるパパとして、これからの後期教育もまた新しい気持ちで頑張ってもらいたいです。自分ばかりでなく仲間の事も考え、お互いが助け合えることができるような自衛隊員になってください。

趣味の紹介
都城駐屯地業務隊 准陸尉 仲西 直樹
 ガーデニングに目覚めてから草花の育成に取り組んできましたが、どうせなら実のあるものをと思い、30平方メートル程の畑をこしらえて野菜作りを始めました。
 私はただ漠然と10種の苗を購入し、収穫の日を夢見て植え付けを完了しました。しかし1ヵ月が過ぎると、約半分の苗が枯れ残った苗も思ったように育成せず、実もほとんど付かない状況で、完全に失敗に終わりました。
 この悔しさをバネに、今年は本を読み知識という肥料を自分に与えて、石灰・元肥を加えた土壌改良、植え付ける苗に適応した畝作り、保温の為のマルチング等、下準備万全の態勢で植え付けを実施しました。
 時期を見ての追肥、わき芽摘み、慢性植物に対する誘導棚設置等、行う作業は山程ありますが「手をかけないと結実しない」という人生観に通じる何かを収穫できたことが、今年の成果だと思う今日この頃です。

「頑張っています」 新しい職場
活躍する OB シリーズ
(株)FPホームサービス 佐々木 勝郎
佐々木氏は平成18年3月、第9特科連隊を陸士長で任満退職。22歳
 隊員の皆さんお元気でしょうか。元気があれば何でもできる!ということで元気が取り柄の私です。
 私は平成14年3月から4年間、自衛隊で勤務しておりました。現在は(株)FPホームサービスという住宅会社に再就職し、日々精進しております。そもそもなぜ私が現在の会社に入社したかというと、以前から不動産に関わる仕事に興味があったのと、合同企業説明会において会社説明を受けた際に「お客様の収入や資産等の希望をお聞きして包括的な資産設計を立案、実行して、お客様の手助けをする」ということに共感を感じ、就職をお願いした次第であります。
 好きこそものの上手なれという諺がありますが、興味があるとないとでは、仕事に対する取り組みが違ってくるものと考えます。私は現在、営業を主体として勤務しておりますが、住宅というものは人生の中でも最も高価な買い物であり、そう簡単に実績を上げられるものでもありません。毎日必死になって上司にアドバイスを頂きながら奮闘中であります。逆に大変だからこそ、お客様に満足していただき、お客様の笑顔を見ることにやりがいを感じます。
 入社して半年、初めての受注を頂きましたが、そのお客様からの私の営業マンとしての印象は「佐々木さんは何でも言いやすいから」ということでした。住宅関連では、ローンに関すること、建築用語等、覚えることが沢山あって、そう簡単に覚えることはできません。しかしながら、些細な疑問や質問等を聞くことはできます。日々勉強を重ね知識を吸収して、どのような疑問にも答えられる営業マンを目指して、今後も努力を惜しまずに頑張りたいと思います。
 今後退職を迎えられる皆さんには、自分で決めた道ならば目標を持ち、元気だけは人に負けない気概を持って頑張ってほしいと思います。

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