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| 職種学校長等会同を実施 |
| 《富士学校》 |
| 新しい試みを取り入れ演練 |
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| 状況をスクリーン3面に映し、総合的な演習を行った |
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富士学校(校長・直海康寛陸将)は2月13、14の両日、平成18年度職種学校長等会同を実施した。
11月に行われた富士調査研究会同に引き続き、陸上自衛隊の将来と自衛隊の新しい使命を確認しあう目的で、職種学校長らが幹部特修課程(FOC)の集大である合同兵棋演習等を視察した。演習は、各職種相互の情報発信と意見の交換、諸職種の協同、基本教育などのさらなる充実を目的としており、多くの「初めて」を実行した画期的なものとなった。
まず、14個の職種学校長らが一同に会し、兵棋演習を視察することが「初」の試み。学生127名(空自1名を含む)の気概は十分、それぞれの立場になりきり、これまでの普通科・野戦特科・機甲科の3職種だけでは、実行が難しい後方部隊を展開、実際の調整・統制を伴った一元的かつ総合的な演習を繰り広げた。 |
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| 臨場感ある訓練に |
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総合的戦闘力を最大限に発揮するため、各種システム器材を取り入れるなど、調査・研究分野にも力を注いでいる。3D映像やスクリーン映像を駆使、今回の特性とも言える立体戦や後方の作戦では、地形分析や戦闘推移の把握に絶大な効果を見せ、住民混在やマスコミ環境下の行動では、よりリアルに状況を把握するなど、視野・聴覚に訴えたイメージの具現化が特に印象的だった。
学校長らは兵棋演習の実視のほか、富士学校関連施設の見学と今後の教育における環境等を検討・議論するFOC合同兵棋演習総合研究会を視察した。
最後に兵棋演習の統裁官・反怖将補(普通科部長)が、「共育とは、共に育むこと」「自分とは全体の部分としての『分』と、独自に光輝く存在としての『自』が合わさったもの」「近江商人の儲けの秘訣『客よし・世間よし・自分よし』、客(国民)のため、世間(関係機関や自治体等)のために尽くすことで、自分が大満足をする。それが自然の摂理にかなうこと」と学生たちに3つの言葉を紹介して総合研究会を締めくくり終了した。 |
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| 不測事態対処など警備練度向上図る |
| 《第101飛行隊》 |
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第101飛行隊(隊長・印口岳人2佐)は、1月23、24の両日、飛行隊地区において、低強度対応訓練として警備訓練を行った。これは、検問や巡察、警戒・監視要領の復習、基幹要員相互による交差教育、至近距離射撃要領などを演練し、警備練度の更なる向上を図る目的で行ったもの。
訓練では初日、至近距離射撃の基幹要員が、同射撃の射撃姿勢・照準・撃発要領などについて、隊員に普及教育を実施。続いて同射撃要領を反復演練した。午後からは、検問及び巡察・警戒・監視要領の交差教育として、検問組と巡察・警戒・監視組の両基幹要員が相互に訓練展示・教育を実施した。引き続き、検問組の指導のもと、巡察・警戒・監視組が検問所の開設・運営及び不測事態対処要領等について演練を行った。
訓練2日目は、巡察・警戒・監視組の指導のもと検問組が巡察及び対処要領、監視要領及び報告・対応要領を演練し、各種警備要領の練度向上を図った。 |
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| 雪月花 |
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「空魔X団」とか「大平原児」がわかる人はだんだんと少なくなってきたようだ。筆者の少年時代の人気マンガで雑誌「おもしろブック」に連載され全国の子供たちの血を沸かせたものである。当時、雑誌を買ってもらえる者は少なく学校中で回し読みをしたが、みんな大事に大事にページを繰り1ヶ月たってもきれいなままだった。そして次号ではどうなるかを想像し激論を交わしながら待ったものだった。その作者、小松崎茂さんの「僕らの小松崎茂展」が先ごろ東京・大手町の逓信総合博物館で開かれたので飛んでいった。あの時の原画がこれだったのか、こんなに丁寧に描いていたんだ、主人公のジムもジェーンも昔のままかっこよくてきれいだ。あのころのけんか仲間にも教えてやりたいと思いながらしばらくの間見入った。でもあの時プラチナかダイヤのように輝いて見えたページもこんなに荒れた紙を使っている、終戦しばらくの間は何にもない時代だった。ここで知ったのだが小松崎さんは戦前、軍需雑誌にも描いていたようで戦車や空母、航空機などは緻密で設計図のようだ、そして立体高速道路や地底トンネルなど小松崎さんの空想が今の時代に実現しているのがまたすごい。まだ夢の段階だが人工気象やレスキュータワー、ハイウエイ救命船などもおもしろい。場内には筆者と同年代の人たちが結構来ており、写真集や絵葉書やグッズなどを5千円とか1万円で買い求めていた、みんな懐かしいのだ。ここにきて少年雑誌の廃刊・休刊が伝えられているのはなんとも寂しい。(所谷) |
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2007年3月15日号