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艦艇一般公開を支援 |
《山口》 |
6500人集まる盛況ぶり |
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一般公開は大人気で「ぶんご」の前に長蛇の列ができた |
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掃海隊群の下関寄港に併せた艦艇一般公開が1月27、28の両日、下関市あるかぽーと岸壁で催された。
公開された艦艇は、掃海隊群所属の掃海母艦「ぶんご」と掃海艇「とよしま」で、入港艦艇を迎える下関基地を中心に、山口地本(本部長・中原茂樹1空佐)と緊密な協力関係の中で実施された。
歓迎行事で江島潔下関市長から歓迎の言葉とともに、「下関市は3つの海に面しており、太平洋戦争時に莫大な量の機雷が投下されており、掃海活動があってはじめて海峡の安全が確保され船舶の往来ができる。戦後、下関市の繁栄は海上自衛隊あってのもの」と敬意を表した。また、1972年に下関市とトルコ・イスタンブールとの間に姉妹提携都市を結んでいることや、1999年に発生した地震では、トルコ共和国派遣海上輸送部隊として「ぶんご」が仮設住宅を輸送したことなど、海自と下関市、イスタンブールとのつながりの深さが強調された。それに対し、加藤掃海隊群司令から「海外では珍しくないが、日本国内でこのような盛大な入港歓迎会を催していただき感激しました」とお礼の言葉を述べられた。
来艦者は不安定な天候にもかかわらず、下関市内をはじめ2日間で約6500人に達した。来場者からは「『ぶんご』は大きい、びっくりした」「地道な任務にひたむきに取り組んでいる隊員に感激した」などの声が聞かれ、艦艇広報は盛況を見せた。
山口地本は「今回の艦艇一般公開を通して、陸海空と地本が緊密に連携して広報を行うことが重要であるとあらためて実感した。今後も自衛隊の所在部隊が多いという山口県の特色を活かして広報を展開していきたい」としている。 |
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横音が華麗に演奏 |
《茨城》 |
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茨城地本(本部長・安藤正一1陸佐)は1月25日、海自横須賀音楽隊によるニューイヤーコンサートを支援した。
コンサートは2部形式で行われ、第1部は本格的なクラシックから構成され、音楽隊の高い技術の演奏で観客を魅了した。第2部では、開催地である日立市由来の曲を茨城県出身者が歌唱したり、テレビCMオンパレード、観客参加型の「猫ふんじゃった」、NHK「みんなのうた」から選曲された歌あり踊りありの「グラスホッパー物語」など、聞き手を飽きさせない工夫を凝らした内容となった。約2時間の演奏はあっという間に終り、集まった600人の観客から盛大な拍手が送られた。
また、地本が会場に募集広報コーナーを設け、音楽隊の演奏を満喫した観客は多数立ち寄った。広報官は、「このようなイベントは自衛隊を多くの人にアピールする絶好のチャンスであり、募集対象者はもちろん、その家族や知人たちに自衛隊を広く知ってもらうことで、今後の募集業務につなげていきたい」と語っている。 |
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企業説明会で募集始め |
《石川》 |
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石川地本(本部長・山口裕康1空佐)は1月6日、金沢市内で行われた「ほくりく大企業博」に参加し、募集課長をはじめとする本部員が幹部候補生等の説明を行った。
この説明会は平成20年3月卒業予定者を主な対象としたもので、各種企業など約70社が参加した。新年が明けて石川県内で最も早く行われた説明会にもかかわらず学生などを中心に約700人が集まった。
石川地本ブースにも、開始と同時に真新しいスーツに身を包んだ学生が緊張した面持ちで訪れた。地本部員はプレゼンテーションDVDやパンフレットを使用して、自衛隊の概要、職種、待遇や試験日程などを分かりやすく丁寧に説明した。学生からは「自衛隊に数多くの職種や海外勤務があるのに驚きました」という感想や、自衛隊の日常生活や過去の入隊状況について質問が出るなど、自衛隊への関心が高いことが伺えた。
石川地本では、今後も企業説明会などに積極的に参加し、募集基盤の更なる拡充を図っていくとしている。 |
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音楽祭支援 |
東音が楽器指導も |
《静岡地本》 |
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静岡地本(本部長・池川昭司1空佐)は1月20日、三島市民文化会館大ホールで行われた「第26回静岡音楽祭」を支援した。
この音楽祭は自衛隊と県民のふれあいの場を作ることを目的に毎年静岡市で開かれてきたが、今回は防衛協力東部支部の発会を記念して東部地区で初開催。2回にわたる公演には招待者や公募による当選者など約1900人の音楽ファンが客席を埋めた。
公演前には音楽隊員による楽器指導も行われた。東部地区の中学校・高校の吹奏楽部から集まった生徒たちは、パートごとに分かれ、隊員たちからアドバイスを受けた。この音楽祭に初出場の海自東京音楽隊は、軍歌や昭和の歌謡曲メドレー、ジャズやラテン系の軽快な音楽にソロ演奏を巧みに取り入れ聴衆を魅了した。 |
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予備自地域リーダー連絡調整会議を開催 |
《愛知地本》 |
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愛知地本(本部長・南安広1陸佐)は12月16日、即応予備自衛官地域リーダー連絡調整会議を開催した。地域リーダー制度は即応予備自衛官の結束を強固にし、継続的な後輩の確保を目的として発足したもの。
参加者は、まず航空自衛隊浜松広報館(エアーパーク)を研修、地域リーダーは展示資料館や展示格納庫で各種設備を興味深く見学した。続いて第10師団司令部の担当幹部の参加を得て質疑応答が行われた。各地域のリーダーからの生の声が飛び交い、今後の訓練環境等の向上に資する機会となった。会議終了後には懇親会が行われ、即応予備自衛官相互の親睦を深め、結束の強化が図られた。
愛知地本では、来年度以降も継続してこの連絡調整会議を開催し、予備自衛官の組織化とその活動を支援していきたいとしている。 |
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多数の来賓迎え創立50年を祝う |
《秋田》 |
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秋田地本(本部長・幕田啓二1空佐)は1月21日、秋田地連創立50周年記念行事を実施した。
式典に先立ち、感謝状贈呈式が行われ、秋田県防衛協会等7団体に対し本部長から感謝状が贈られた。記念式典では、来賓・招待者等約250名が出席して始められた。冒頭に本部長が挨拶で50年の歴史を振り返ったあと、長年の支援と協力に感謝の意を表した。また、従来の自衛官募集・再就職援護・予備自衛官業務などに「地方における渉外と広報業務」が加わり、地方公共団体や県民と一層密接に連携した業務を行う組織に改編したとして、秋田地本の更なる発展への決意を述べた。
その後行われた祝賀会では、自衛隊協力諸団体、募集相談員、歴代地連部長などがいくつもの歓談の輪を広げ、会中盤で大型スクリーンに地連創設時から現在までの貴重な写真が多数映し出されると、一層の盛り上がりを見せた。祝賀会は終始、和やかな雰囲気で盛会裡に終了した。
地本では、「50周年は大きな節目であるとともに、次の50年の出発点でもある。更に気を引き締め、全員が一致団結して県民との架け橋となり、業務に邁進する」としている。 |
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