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   2005年10月15日号
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「頑張っています」新しい職場
活躍するOBシリーズ
館山市観光協会 工藤一郎
工藤氏は平成13年8月、海自第21整備補給隊(館山)を3尉で定年退職。58歳。
 私は現在、館山市観光協会の体験観光担当職員として、JR館山駅西口にある「体験交流センター」で勤務しています。
 定年退職後1年半ほどは、青果市場内の農業資材等の販売小売店の店長代理として勤務していましたが、当時、館山市の観光施策として観光協会内に設置された「観光プロデューサー制度」が最終年度を迎え、事業の継承者としての人材を求めていましたので、興味本位と知人の薦めもあり気軽に応じてしまいました。
 平成15年4月に事務局長兼務で採用され、当時の観光プロデューサーに体験観光について一から学ばせてもらいました。翌年4月からは、一人で体験観光と事務局長の両職務に従事しましたが、体験観光の受入が急増し、平成17年4月からは、体験観光専門で勤務しています。
 体験観光に携わってまだ2年少々ですが、新しい観光分野ということもあり、館山においては第一人者的な立場となり、最近ではシンポジウムのパネリストと街づくりに一役ということで、やりがいもあり頑張っています。
 観光という仕事のみならず何の仕事においても、色々な人とのつながり(人脈)が必要不可欠です。私は、自衛隊在職中から趣味等を通じて民間の知人は多い方でしたが、前職でも新しい分野の人との出会いがあり、そして現在の仕事では、今までと比べられないほど多方面の人たちとの出会いがあります。
 現在の仕事は、私一人ではとてもこなすことができないほど多忙ですが、こうした多くの仲間達に助けられ何とかやっています。これから再就職を目指す方たちへ一言。地方での就職は、いまだに能力よりも人とのつながり(縁故)で採用されているケースが多いように思います。民間の中では、自衛隊の仕事内容についての理解や隊員の個々の能力について、自衛隊関係者以外全く知られていないのが現状です。自分の能力を理解してもらうことは、自衛隊員にとってはあまり得意ではない分野かもしれませんが、自分から飛び込んで自分をアピールすることが大切です。このための一歩として、自衛隊在職中から色々な職種の方々と知り合いになり、相互に視野を広めていくことから始めると良いのではないでしょうか。必ずや再就職の道が拓けてきます。

陸中音が定例演奏会開催 お知らせ
 陸上自衛隊中央音楽隊が第63回定例演奏会を開催します。日時、申込方法などは次のとおりです。
 <日時>12月8日(木)開場18時15分、開演19時
 <会場>大田区民ホール・アプリコ(大田区蒲田5丁目37番3号)
 <指揮>菅原茂、水島敏
 <曲目>▽スペイン組曲/アルベニス▽クラリネット協奏曲/独奏・丹波綾子/P・スパーク▽島唄〜沖縄の海から〜(エイサーとバンドの共演)、他
 <入場料>無料(往復はがきにて抽選)
 <申込方法>往復はがきに、住所、氏名、年齢、電話番号を記入して、〒178‐8501東京都練馬区大泉学園町 陸上自衛隊中央音楽隊「防衛ホーム」係宛お送りください。▽締切り11月24日(木)▽招待数100名▽往復はがき1枚につき抽選で1名様入場、未就学児童の入場はお断り致します。
 ※なお、詳しくは陸自中央音楽隊演奏班 電話048・460・1711(内線4591)へお問い合わせください。

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