防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   974号 (2018年3月1日発行)
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派遣海賊対処行動部隊の功績を讃える
水上部隊(28次)特別賞状 航空隊(29次)第1級賞状
支援隊(8次)第1級賞状 齊藤1海佐 第1級賞詞

 2月19日、防衛省大臣室で、ソマリア沖アデン湾における派遣海賊対処行動の任務に就いた部隊による帰国報告および部隊と指揮官に対する表彰式が実施された。
 派遣海賊対処行動水上部隊(第28次、指揮官・齊藤浩司1海佐、第2護衛隊=佐世保、護衛艦「あまぎり」)が内閣総理大臣特別賞状、派遣海賊対処行動航空隊(第29次、指揮官・臼井洋太郎2海佐、基幹・第1航空群=鹿屋)と派遣海賊対処行動支援隊(第8次、指揮官・姫田良明1陸佐、基幹・中央即応連隊=宇都宮)が第1級賞状、水上部隊指揮官齊藤浩司1海佐が第1級賞詞を受賞した。これらは、国際社会の重要な取組みである海賊行為の抑止に大いに寄与する等自衛隊に対する国内外の理解と信頼を深めた功績が顕著であると認められたもの。
 派遣海賊対処行動水上部隊(第28次)は昨年8月31日から1月6日まで、船舶の直接護衛や第151連合任務部隊でのゾーンディフェンス等を実施した。またインドをはじめとする各国海軍との共同訓練を実施し、地域の平和と安定に寄与するとともに我が国との防衛協力の強化を図った。派遣海賊対処行動航空隊(第29次)は昨年10月29日から1月30日まで、P-3C哨戒機で警戒監視等を実施した。派遣海賊対処行動支援隊(第8次)は昨年8月5日から1月30日まで、ジブチ共和国において自衛隊活動地域の警備および海賊対処に関する業務の支援を実施した。齊藤浩司1海佐は派遣海賊対処行動水上部隊指揮官として、各国指揮官等との信頼関係を醸成し、ソマリア沖アデン湾の平和と安定に寄与した。
 小野寺五典防衛大臣からは各部隊指揮官に対し賞状、副賞の楯とメダル(齊藤1海佐には第1級防衛功労章)が授与され、固い握手とともに「ご苦労様でした」との労いの言葉がかけられた。


自衛隊から3人目CTF151司令官
梶元海将補が山本副大臣に出国報告
 2月14日防衛省副大臣室で、ソマリア沖・アデン湾における海賊対処のため、第151連合任務部隊(CTF151)司令官として派遣される第3護衛隊群司令・梶元大介海将補が出国報告を行った。
 CTF151は多国籍の連合任務部隊で、自衛隊から司令官を派遣するのは、平成27年の伊藤弘海将補、平成29年の福田達也海将補に続いて3人目となる。
 梶元海将補は、「関係国、関係部隊と緊密に連絡調整し、海賊対処という崇高な任務を完遂してまいります」と出国報告を行った。
 山本ともひろ副大臣は、「環境が変わって任務に大変ご苦労されると思われますが、今まで自衛隊で培ってきた知見を思う存分発揮して頂き、日本の国益、ひいては世界平和に貢献してきてください。期待しています」と激励した。
 派遣予定期間は3月1日から6月下旬で、バーレーンにある司令部では海上自衛官10名と米、英、豪、トルコ、韓国等の軍人10名とともに、多国籍部隊や関係機関等との連絡調整や情報収集等を実施する。
 梶元海将補は昭和63年防大卒(32期)、平成22年第11護衛隊司令、平成28年第3護衛隊群司令を歴任。兵庫県出身、51歳。

車座ふるさとトーク in 千葉県松戸市

 2月10日、大野敬太郎防衛大臣政務官は、千葉県松戸市で開催した「車座ふるさとトーク」に出席し、地元の10名の参加者と対話した。
 「車座ふるさとトーク」は、安倍内閣として、大臣・副大臣・政務官が地域に赴き、地域の方々と少人数で車座の対話を行い、生の声をつぶさに聴いて政策に生かそうという取組である。今回は、「自衛隊と地域社会との信頼醸成」をテーマに、地域の防災活動に取り組む学生やボランティアなど市民と意見交換を行った。
 参加者からは、防災に関して、「災害時に連携できるよう、自衛隊と消防団、消防士が一緒に学べる機会を作って欲しい」、「地域の防災訓練に自衛隊を派遣して頂き、地域との連携とりながら、自衛隊を知ってもらうことが必要でないか」、「自衛隊と地域が連携して弱者対策を行う必要がある」、「日頃から地域と顔が見える関係があると自衛隊も情報収集が効率的にでき、災害派遣が円滑にできると思う」、「リタイヤした自衛官が専門知識を生かしてボランティアに参加してほしい」といった意見があったほか、自衛隊との交流に関して、「自衛隊との交流の機会について、もっと地域にアピールして欲しい」といった意見があった。
 大野防衛大臣政務官からは、「地域の方々と自衛隊は顔の見える関係というのが非常に重要であり、日頃から、防災や自衛隊の活動などに触れる機会を地域の要望や様々な交流の場を通じて展開していきたい」と、自衛隊と地域との交流の重要性について述べた。
 防衛省では、「今回いただいた様々な御意見を参考に今後の取組を進めてまいります」としている。


硫黄島戦史研修
幹部特修課程学生が戦場の実態を追体験
<富士学校>
 富士学校(学校長・徳田秀久陸将)は、普通科部長(堺一夫陸将補)を担任官として昨年11月20日から28日の間、海上自衛隊航空集団、航空自衛隊航空支援集団及び中部方面航空隊の支援を得て、幹部特修課程「硫黄島戦史研修」を15個職種の幹部特修課程学生167名に対し実施した。
 学生は、本研修において戦場の実態を追体験することを通じ、離島作戦の様相及び教訓並びに防御戦闘の特質について理解するとともに、現代の戦いにおける教訓等を考察した。
 教育は、天山慰霊碑における慰霊に始まり、摺鉢山における全般教育後、各統裁点にて討議主体の教育を実施した。
 各統裁点においては、現地・現物を確認させ、史実を振り返る教育に加え、学生自ら当事者となり、当時の将兵が如何に工夫して戦ったのかを具体的にイメージアップさせることにより、分析力・創造力を向上させた。
 学生は、これまでの課程教育における戦術教育、想定教育、戦闘訓練等を通じて向上した思考力、判断力、実員指揮能力を活用し、積極的に教育に参加していた。
 また、激戦から約70年が経過するも、その爪痕を残す硫黄島において、将兵が国の為に命を捧げたことを、強く肌で感じ、将兵の透徹した「使命感」、「覚悟」に思いを馳せることができた。
 学生は、本研修を通じて離島作戦において中央及び現地レベルで各軍種が相互連携することや、現地において敵の可能行動を具体的に見積り、我の戦闘要領を創意工夫し、隊員に徹底することの重要性について学ぶとともに、指揮官・幕僚としてより一層修練する覚悟を決めることができた。

防衛ホーム俳句コーナー
畑打ちの土の匂ひを風にのせ     鈴木和歌恵
あれば邪魔なければ寂し春炬燵    渡辺美惠子
巨船航く浦賀水道春霞        阿部久美子
山里の花菜明りと風道と       友国 博子
招かれて老の集へる雛まつり     堀内ミサ子
三代の揃ひ迎へし卒業式       平田  文
春宵をかこちて妻と酒を酌む     工藤 青樹
小正月ワインのコルク抜きし音    田中 雅巳
うなゐこのピアノレッスン花ミモザ  棚橋 弘子
想い出の月日をたたむ雛屏風     米田ふさゑ
桜鯛澄みしひとみのまなはじめ    門田美佐子
喜びに寂しさを秘め卒業子      岩田 芳秀
紫雲英田に遊びし昭和とほくなり   斎藤 一向
開山尼眠る矢倉の春の闇       藤岡 孝子
春昼の衆目あつむ大道芸       大島 愛子
琉球の墓赤瓦風光る         岩城 節子
冴返る寝所の時計遅れたる      小和田一男
七転八起のだるま春を待つ      杉山ふく美
選 者 吟
山茶花の谷の流れへこぼれ継ぐ    畠中 草史

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