防衛ホーム新聞社・自衛隊ニュース
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自衛隊ニュース   2011年2月1日号
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「自衛隊」ってどんな仕事?
秋田地本
小学校の「総合的な学習の時間」に協力
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 秋田地本(本部長・太田久雄1空佐)は12月10日、秋田市立明徳小学校からの依頼を受け、同校が実施する総合的な学習の時間に協力した。この協力は、同校の教師が秋田地本のホームページを見て防衛省・自衛隊が総合的な学習の時間に協力していることを知り、人生の先輩として児童たちに話をしてほしいとの依頼があり実現したもの。
 当日は、「自分の未来についてビジョンを持とう」という学習テーマに基づき、広報室長の加藤3陸佐が6年生52人の児童に対して、「自衛隊の仕事の内容」や「自衛官を志した理由」「仕事の苦労や喜び」について講話した。児童たちは、災害派遣時の活動の様子や秋田県内における自衛隊が協力する行事など、初めて知る自衛隊の活動に興味津々だった。講話後の質問も活発で、「どんな訓練をしているの?」「どんなときにやりがいを感じるの?」など、質問で手を挙げる児童が後を絶たなかった。また、中には事前にインターネットで自衛隊の活動などを調べてきた児童や将来自衛官になりたいという児童もおり、子供たちの自衛隊に対する高い関心が伺えた。
 秋田地本では、「講話を通じて児童が自分の将来を考える一助になった。今後も積極的に総合的な学習の時間に協力し、児童・生徒の見聞を広める機会を設けていく」としている。


伝統行事で地本PR
奈良
本部長ら10名が参加
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 12月17日、奈良市で行われた春日若宮おん祭のお渡り式に奈良地本から佐々木正人本部長以下10名の有志が参加した。
 春日若宮おん祭は春日大社の摂社若宮の祭礼で、860年有余絶えることなく続き、重要無形民俗文化財に指定されている奈良市の年中行事。この中で行われるお渡り式は、12月17日の正午に平安時代から江戸時代の装束を身につけた第1番から第12番に分かれた行列が奈良県庁前を出発。近鉄奈良駅前を通りJR奈良駅前から三条通りを東に通り抜けた先にある一の鳥居の奥に設けられた若宮神の行宮であるお旅所に向かう約3kmの道のりを歩く。
 今回、佐々木本部長と奈良・橿原・五條の各所長及び総務課長が第3番細男・相撲(せいのお・すもう)「十番力士行司・支証」として参加したほか、「日使(ひのつかい)」「細男座」にも地本部員が分かれて参加した。沿道には多くの観光客が行列を見物する中、三条通りと一の鳥居近くに差し掛かると、各行列に参加している団体が紹介された。奈良地本では、「平城遷都1300年の最後に、長い歴史と伝統ある奈良を代表する行事で自衛隊奈良地方協力本部をPRすることができた」としている。


募集課長が大学で海自任務等を講義
山形地本
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 山形地本(本部長・小泉秀充事務官)は12月1日、山形大学人文学部からの依頼を受け、募集課長の浅野卓2海佐を講師として派遣した。
 山形大学への講師派遣は5年目となり、今年も基盤教育科目の中から「技術進歩と行政」を選択した1年生の54名が受講した。
 講義は、はじめに我が国と海洋について、その特性と海洋貿易の現状を説明し、続いて、海上自衛隊の組織、編成及び主要な任務や平時・有事における任務など広範囲な内容を図解により分かりやすく説明した。
 約1時間40分の講義は、途中にユーモアを交え、関心を引きつけながら行われ、学生達は終始メモを取りながら真剣に聞き入っていた。講義後の質疑応答では、「実家の近くに海上自衛隊の基地があったが今回の講義を聞いてどんな仕事をしているかよく分かり、身近に感じた」などの意見が寄せられた。
 山形地本は、「今後も講義への講師派遣を行い、山形大学との良好な関係を継続していくとともに自衛隊に対する理解促進と防衛基盤の拡充を図っていきたい」としている。


 高校生と合同コンサートを開催
兵庫地本
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 兵庫地本(本部長・西川公康1陸佐)は12月24日、神戸文化ホールで神戸ときめきクリスマスコンサートを開催した。このコンサートは「神戸の震災復興に活力を」との思いから平成9年に第1回を開催し、今年で14回目を迎えた。
 今回は初めてのクリスマスイブにコンサートを開催することとなり、陸自第3音楽隊、姫路駐屯地白鷺太鼓の他、地元の県立兵庫高等学校吹奏楽部をゲストに迎え実施し、冬の寒い時期にもかかわらず会場は、1844名の来場者で埋めつくされた。
 コンサートは4部構成で行われ、第1部では県立兵庫高等学校吹奏楽部47名による若さあふれる演奏を、第2部では姫路駐屯地白鷺太鼓による力強い太鼓演奏を披露した。第3部では、第3音楽隊がクリスマスソングをメインに演奏を実施して来場者を魅了した。第4部の高校生と隊員との総勢80名によるフルオーケストラ並みの大合同演奏は、フィナーレとして会場と一体感になって来場者を大いに魅了した。アンコールでは「歓喜の歌」として知られるベートーヴェン交響曲第9番アン・ディーフロイデで締めくくり、満場の拍手の中、コンサートの幕を下した。
 指揮者を務めた生徒の藤野さんからは「演奏終了後に来場者からの拍手喝采を頂いた時は、今まで緊張していた気持ちが一気に飛んでいき私自身が感動しました」、同じく吹奏楽部部長の鈴木さんからは「今回の合同演奏を通じて自衛隊の皆さんから色々なアドバイスを頂き、成長することが出来ました」とそれぞれ感想を話していた。また、来場者からは「とてもいいクリスマスになりました。来年も絶対に来ます」との期待の言葉が聞かれた。
 兵庫地本では、今後も本コンサートで新たな趣向を凝らして多くの来場者に感動を与えることができるコンサートにしたいとしている。


支援者らに感謝状
青森地本
強まる「連携と絆」
さらなる躍進誓う
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 青森地本(本部長・竹本三保1海佐)は12月5日、八戸市内の八戸グランドホテルで「平成22年度青森地方協力本部長感謝状贈呈式」を実施した。
 これは地本の業務に対して支援・協力している団体・個人に対し謝意を表するとともに、さらなる連携強化及び信頼関係の醸成を図ることを目的とするもの。式典には、「募集功労」「就職援護功労」「予備自衛官等功労」「一般功労」の各功労者(13団体、6個人)が出席、本部長から団体の代表者並びに個人に感謝状及び記念品を贈呈した。式典の最後に、本部長が「今後も地域の皆様と共に歩み、期待と信頼に応えられるよう、部員一丸となって任務に邁進する」と挨拶し、式を終了した。
 引き続き同ホテルにおいて「平成22年度青森地方協力本部感謝祭」(同OB会共催)が開催され、県・市町村関係者、学校、退職自衛官雇用企業、募集協力者、各協力団体等約200人が参加した。感謝祭では本部長以下7名の部員が青森県民の歌「青い森のメッセージ」を手話を交えて披露したほか、青森地本の年間活動状況を紹介したDVD放映、八戸陣太鼓の演奏、部員による「青森地本歌」「この国は」の歌など多彩なイベントが行われた。会場は、終始和やかな雰囲気の中、青森地本のさらなる躍進を誓い閉会した。


大空を飛ぶ体験搭乗!
企業と大阪地本を結ぶ
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 大阪地本(本部長・中野成典陸将補)は12月4日、八尾駐屯地で退職自衛官の雇用に協力している企業主等26社4団体の60名を招待し、UH—1ヘリの体験搭乗を実施した。
 この体験搭乗は、援護広報活動の一環として大阪地本が中部方面航空隊の支援を受けて毎年実施されているもので、体験搭乗や装備品展示を通して企業主等に隊員と接する機会を設けることで自衛隊に対する理解を一層深めてもらい、さらなる就職援護基盤の拡充に繋げることが目的だ。
 前日までの荒天とはうって変わって、当日は雲ひとつない晴天に恵まれた。待望の体験搭乗は、八尾駐屯地から堺・富田林を経由し八尾に戻る約15分間のフライトコース。参加者からは普段見ることの出来ない上空からの景色に、「仁徳天皇陵の形を上空からはっきり見ることが出来て感動した」「貴重な体験をした」と興奮気味に感想を話した。また、パイロットや整備士など現場で働く隊員の仕事ぶりを目の当たりにし、「自衛官の素晴らしい一面を、またひとつ新たに知ることが出来た」との感想も聞かれた。
 大阪地本では、この体験搭乗を契機として一層の雇用促進に繋げたいとしており、自衛官の雇用に興味を持っている企業の情報提供をよびかけている。


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